試合日程・結果

好アタック見せるもカウンターで失点かさむ。

ShiningArcs

19

VS

神戸製鋼コベルコスティーラーズ

54

12月27日(土)、2014年最後の試合となったトップリーグ2ndステージ第5節。シャイニングアークスは、全天候型の神戸・ノエビアスタジアムで、神戸製鋼とのアウェーゲームを戦いました。

■開始早々、自陣深い位置からの低いキックが相手選手の体に当たって、いきなりのピンチ。一度はインゴールでSH西橋勇人がトライを阻止しますが、1stスクラムとなった5mスクラムでコラプシングを取られ、再度のスクラムから前半7分に神戸製鋼がトライ。G0-7

■続けて13分にも、神戸製鋼のトライ。G0-14

◆前半17分、相手のパスが乱れたところへLOアイザック・ロスが詰めて相手の反則を誘い、敵陣中央でのスクラムに。SH西橋が右へ自ら運んで、外から走り込んできたFB羽野一志にパス。羽野が正面にコースを見出し、走り抜けてトライ。G×5-14

■前半21分、神戸製鋼が追加トライ。G5-21

シャイニングアークスも20分台には攻勢に。FL山下弘資の突破力を生かしながら、フィールドを左右いっぱいに使った得意のアタック。神戸製鋼が反則を犯すと、ショットでもタッチキック(ラインアウト)でもなく、スクラムを選択。このスクラムを成功させてトライのチャンスを広げますが、この後にモールアンプレーアブルの反則を取られてチャンス実らず。

■前半36分、神戸製鋼が4本目のトライ。G5-28

このリスタートキックを神戸製鋼がノックオン。敵陣深く進攻していきますが、パスが乱れてターンオーバーされ、前半終了。神戸製鋼のプレッシャーの強さに、なかなかチャンスを得点につなげることができません。


●後半0分、PR斉藤展士OUT、小野慎介IN。SOブラッキン・カラウリアヘンリーOUT、エルトン・ヤンチースIN。

後半は開始早々、チャンス到来。相手のキックをキャッチし、自陣からボールをつないで、勢いよく敵陣22mライン内へ進攻します。FB羽野の腕を裏返して放ったパスやNo.8栗原大介の突破力など、見る人を興奮させる好アタックでしたが、最後はスローフォワード。またしても好機をものにできません。

■後半8分、敵陣浅い位置でアタック中にノックオン。こぼれたボールが相手に入ると、一気に走られて神戸製鋼のトライ。G5-35

■後半12分、敵陣でアタック中、ワンバウンドになったパスを敵味方で競ってノックオン。ボールが神戸製鋼に渡るとタックルを再三かわされて大きくゲインされ、最後は大外を走られてトライに。G×5-40

◆後半17分、敵陣22mライン内のラインアウトをキープすると、FB羽野がいいアングルで入ってゲイン。相手が反則を犯し、敵陣ゴール前でラインアウトのチャンス。LOロスがこぼれ球をカバーし、ぶ厚いディフェンスを連続ターンでかわして後半19分、トライを奪いました。G12-35

後半20分台、自陣10mライン付近から敵陣22mライン手前までFB羽野がボールを運び、一時は相手ゴールライン上まで攻め込むものの、やはり取りきれずにターンオーバー。ここから自陣でのプレーが続きます。

●後半24分、FL山下OUT、八藤後裕太IN。WTB小泉将OUT、溝口裕哉IN、PR上田竜太郎OUT、秋葉俊和IN。HO須藤拓輝OUT、種本直人IN。LOロスOUT、トッド・クレバーIN。

■後半31分、ようやく攻勢に転じ、WTB鶴谷知憲がタッチライン際を駆け上がって敵陣へ。ワイドにボールを回して敵陣22mラインを越えますが、相手プレッシャーを受けてボールがこぼれ、ターンオーバー。後半32分、神戸製鋼がこのカウンター攻撃を実らせてトライ。G12-47

●後半33分、SH西橋OUT、西村渉IN。

◆点差は大きく開いてしまいましたが、なおも得意のワイド攻撃で闘志を見せるシャイニングアークス。敵陣10mライン付近でのラインアウトを起点にFB羽野やWTB友井川拓が大きくゲインし、PR秋葉俊和が前へ出てダウンボール。このラックから大外までボールを回すと後半36分、No.8クレバーが豪快に駆けて、タッチラインぎりぎりに体を残すトライ。角度のあるゴールもSOヤンチースが決めました。19-47

■残り時間がわずかとなり、逆転は望めない点差ながら、4トライによる勝ち点1を狙いたい場面。自陣インゴールからボールを回していきましたが、最後はターンオーバーされて逆に神戸製鋼のトライに。G19-54

残念ながら連敗の長いトンネルを抜けることはできませんでしたが、次節は新年1月3日、秩父宮ラグビー場でサントリーと対戦します。また気持ちを新たに強豪にぶつかっていきますので、温かいご声援、よろしくお願いします!
グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCのコメント

ロブ・ペニーHC

――今日の試合の感想を。

神戸製鋼のフィジカルはとても強く、特にモールは素晴らしかったです。そこに対応しきれませんでした。ただ、われわれにも良い点はいくつかあったので、そこは残して今後につなげていきたいです。2ndステージに入って言い続けていることですが、この経験は必ず成長の糧になるはずです。コーチ陣としては、選手の成長を助けていきたいと思っています。

スタンドを黄色のジャージが彩っているのを、グラウンドから見ました。神戸まで足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。サポーターの皆様にいつも以上の試合を見せることができなくて、申し訳なく思っています。

――アマナキ・レレイマフィのケガの状態は?

腰の脱臼骨折で入院しており、復帰のメドは立っていません。ただ、リハビリにはしっかり取り組んでいます。

栗原大介ゲームキャプテンのコメント

栗原大介ゲームキャプテン

――今日の試合の感想を。

コンタクトで相手に圧倒されて、こちらのチャンスは簡単につぶされ、逆に相手には簡単に点を取られてしまい、大量失点につながりました。ブレイクダウンの質を高めて自分たちの得点能力を上げるとともに、ディフェンスではタックルの精度を上げなければいけません。タックルは毎試合、同じこと(失敗)をしている気がするので、自分たちで発破をかけてやっていくしかないと思います。

今日はこの神戸の地に(千葉県に本拠地を持つ)シャイニングアークスのファンがたくさん来てくださっていたので、その皆さんに「ありがとうございます」と伝えたいです。

――神戸製鋼のコンタクトは予想以上のものでしたか?

接点だけでいえば、神戸製鋼のレベルは、自分たちがこれまで対戦してきたチームより一つ上という印象です。僕らはタックルやブレイクダウンに関して、もう一つ、ハードワークしないといけないと感じました。今日のような、全部前に出られるような展開はあってはならないと思うので。チャンスメイクできたら、それを確実に生かさないといけません。コンタクトで受けていたことは確かですが、今日のような試合になるほどの(実力の)差はないと自分では思っています。

羽野一志選手のコメント

羽野一志選手

――セブンズ日本代表として世界各地を転戦していますが、今回はいつ、チームに合流を?

約2週間前です。前節のパナソニック戦の前に。

――トップリーグでは初先発となりましたが、調子はすごく良さそうでしたね。

そうですね。久々の15人制の試合でしたけど、リザーブよりは先発のほうが慣れているので。トライも取れたし、久しぶりにしてはよくやったんじゃないかと思います。

――ナイストライでした。あのシーンを振り返ってもらえますか?

西橋さんが(外へ)流れてきて、僕がタイミングよくクロスに入って、パスをもらって前を向いたら「あ、空いてるわ」という感じでした。西橋さんとのコンビネーションが良かったかなと思います。

――チームとしては、タックルが決まらない場面が目立ったように思います。

1本目が高かったですね。大きい相手に高くタックルしても、差し込まれるだけなんで。今日はアタックでゴール前まで行っても、そこでミスして、70mぐらい返されてしまうことが何回もあったので。タックルに限らずミスは少なくして、最後まで取りきれるようにならないといけないですね。

――敵陣深くまでボールを運べていたのに、取りきれない場面が多かったのは、相手のプレッシャーが強かったからですか?

それもありますが、サポートの人数やフォーム、アタックラインの深さなど、いろんな要素が絡んでいると思います。アタックしていて「押せ押せ」な雰囲気はあったんですが……。それでトライまで行けばいいんですが、(トライを取る前までで)出し切っちゃって、ミスで相手にボールが渡るともう対応できないような感じがありましたね。

――次節はサントリーとの対戦です。どう戦いますか?

僕個人としては今日みたいにボールをもらって積極的にアタックしていきたいです。チームとしては、みんなやるべきことは分かっていると思うので、最後までミスなくトライを取りきれるように。僕らは、相手からすれば格下のチームで、1つミスをすれば、それがそのまま相手のトライになってしまったりしますからね。

僕自身、今日は久しぶりの15人制、楽しんでやろうという気持ちで入って、結果がああ(個人としては大活躍)だったので、やっぱりラグビー、楽しんでやったほうがいいと思いました。元気を出して、もっとチャレンジャーな感じで、下から盛り上げていきたいと思います。

須藤拓輝選手のコメント

須藤拓輝選手

――今日の試合を振り返って。

2ndステージは、ここまでチームとして1勝もできていないので、とにかく勝ちが欲しかったんですが、結果が伴わず、残念な試合でした。

――前半26分ごろ、敵陣で相手反則の場面、スクラムを選択しましたね。

(グラウンドの)外からは「キック(PGを選べ)」という声もあったんですが、それまでスクラムを組んでいて、僕らには「イケるな」という手ごたえがあったので、フォワードのほうから「スクラムで」という意見が出ました。

今日は全体にセットプレーは悲観すべき内容ではなかったように思います。ただ、フィールドプレーで相手のプレッシャーをすごく受けてしまったので、そこは修正が必要だと感じました。

――須藤選手はここまで、2ndステージ全試合に出場しています。厳しい戦いのなかで感じている手ごたえや課題は?

今、レギュラーで出られていないのは、フィールドでの存在感(が大きくないこと)だと思います。アタックもディフェンスももっとできるんじゃないかという意味で、出られていないと思うので、今シーズン最後は(先発で)出られるように、来シーズンにつながるプレーができるように、頑張っていきたいですね。

――「全試合出場している」ではなく「先発出場できていない」という意識なんですね。

僕は短い時間でインパクトあるプレーをする選手ではないので、リザーブで出てもしょうがないというか。スタメンで長い時間出て初めて評価されるかされないかという選手だと思っているので、そこはこだわっていきたいです。

――次節はサントリー戦です。どんなプレーをしたいですか?

マッチアップする青木佑輔選手や3番の畠山健介選手は早稲田大学の先輩ですし、リザーブの垣永真之介選手も早大の同期なので、対戦できるのが楽しみです。

短期に悪いところを全部修正することは難しいので、1stステージでは出来ていたのに、2ndステージに相手のプレッシャーを受けて出来なくなっているプレーを中心に、しっかり修正して臨みたいです。

負けが込んできて、チームの雰囲気も正直、決して明るいものではないですが、そんななかでも、ここからどう打開しようかとみんなが考えています。練習もどんどん良いものになってきているので、次は試合でその成果を見せたいと思います。

――サポーターにメッセージをお願いします。

毎回遠いところまで見に来ていただいて、今日のような年末にも応援していただいて、それなのに良い結果が出せず、申し訳なく思っています。僕らとしては、自分たちのために、それからサポーターの皆さんのためにも、一分一秒あきらめることなく、プレーしていきます。次の試合に向けて万全の準備をして頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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