試合日程・結果

強敵を逆転勝ちで下し、念願のベスト8入り確定。

ShiningArcs

29

VS

ヤマハ発動機ジュビロ

26

10月12日(日)、富山県総合運動公園陸上競技場。トップリーグ第6節 vs ヤマハ発動機ジュビロ戦。対するヤマハには、相手が現体制になってからは一度も勝つことができていません。また前日に行われた試合でクボタスピアーズが敗れた為、この試合に勝利すれば2ndステージでの上位8チームグループ入りが確定します。大一番。否が応でも期待が高まります。

ここ富山の地においてはシャイニングアークス初の試合になりますが、遠方にも関わらず、今日もたくさんのファンの方々がグランドに足を運んでいただき、いつも通り、スタンドを黄色に染めてくださいました。

13時、秋晴れの絶好のコンディションの中、ヤマハボールのキックオフで試合開始。

◆前半4分、シャイニングアークスの犯した反則からヤマハはPGを狙わずタッチに蹴りだします。自陣ゴール前10m付近でのヤマハボールラインアウト。ここからモールを形成されて押し込まれトライ。ゴールも成功し、0-7。

前半7分、敵陣約40mからSOエルトン・ヤンチースがPGを狙いますが不成功。

◆逆に前半11分、一本目のトライとまったく同じように自陣ゴール前での相手ボールラインアウトからのモール攻撃でトライを奪われてしまいます。G0-14。

相手の強力FWを生かしたセットプレーから連続トライを奪われ、ここまではボール支配でも完璧にヤマハの狙い通りの展開になってしまっています。

■前半16分、敵陣25m付近での相手反則からショットを選択。SOヤンチースのPGが決まり、3-14。

前半20分、FL山下弘資が反則で10分間の退場。数的不利になって相手のアタックを受ける時間帯が続きますが、規律を保ってディフェンスします。しかし、ヤマハはセットプレーだけでは無く、アタックの展開でもミスなく粘り強く繋ぎ続けます。

◆27分、ついにラインブレイクされてしまい、トライ。G3-21。

しかし、ここで勝負をあきらめず崩れないのが、今シーズンのシャイニングアークス。反撃開始です。

■前半32分、敵陣22m付近でのマイボールラインアウト。サインプレーでNo.8アマナキ・レレィ・マフィが突っ込みこじ開けます。そこから内に展開し、CTB諸葛彬がビッグゲイン。最後は大外のWTB友井川拓がトライ。SOヤンチースのゴールも決まり、10-21。

■前半37分、敵陣25m付近でのマイボールラインアウト。大きく投げたボールから今度は外に展開。最後は、LO杉浦直人がトライ。G×15-21。

ここから得点は動かず、前半終了。スクラムやラインアウトからのモールでは相手の狙い通りにやられてしまいましたが、アタックではスペースを掴むことができていました。また、気候が涼しくなり、お互いにハンドリングエラーが少なく、見ごたえのある締まった前半でした。


シャイニングアークスボールで後半キックオフ。

◆後半3分、相手ボールラインアウトから展開され、フェーズを重ねられてトライ。G×15-26。

しかし、ここから試合の流れはシャイニングアークスに傾いていきます。5分、連続アタックから敵陣ゴール前にグラバーキック。これをキャッチすればトライと思われたところを相手選手がノーボールタックルで止めにかかり、シンビンで10分間の退場。

■後半7分、敵陣ゴール前5mでのマイボールラインアウトからFL山下が抜け出しトライ。G22-26。

ここからも流れはシャイニングアークスへ。アタックの時間が多くなります。

●後半20分、HO三浦嶺OUT、須藤拓輝IN。PR小野慎介OUT、斉藤展士IN。

●後半22分、PR上田竜太郎OUT、秋葉俊和IN。No.8アマナキ・レレィ・マフィOUT、アイザック・ロスIN。

●後半25分、SOエルトン・ヤンチースOUT、川本祐輝IN。FB沼尻大輝OUT、ブラッキン・カラウリアヘンリーIN。

■後半27分、相手FBの蹴ったボールを自陣25m付近でFBカラウリアヘンリーがキャッチ。そこからキックせずに自ら駆け上がり展開していきます。ミスなく繋ぎ続け、最後はこの日LOでの出場となった栗原大介がトライ。G29-26.ついに逆転。

続く後半29分には、PR秋葉俊和が大きく抜け出しゴール前まで展開して持ち込んで試合を決めるトライかと思いきや、寸前でノックオン。

ここからの時間が、非常に長く感じられました。

●後半33分、FL小林訓也OUT、金正奎IN。WTB鶴田諒OUT、小泉将IN。

じりじりと時間は流れていきます。後半37分では、自陣40mでのマイボールラインアウトになり、このまま試合を終わらせることができるかと思いましたが、ボールは相手の手に渡ってしまいます。第4節のクボタ戦、第5節のNEC戦を思い起こさせるラストワンプレー勝負。規律を乱さず、タイトにディフェンスするシャイニングアークス。そして、こぼれたボールをタッチに蹴りだし、フルタイム。

29-26での勝利。マン・オブ・ザ・マッチにはこの日LOという慣れないポジションに入った、栗原大介選手が選ばれました。これで2ndステージ上位8チームグループ入りが確定。ロブ・ペニーHCがいつもコメントしているように、実戦の中での試合ごとにチームの成長が実感できました。1stステージ最終節はチャンピオンチームのパナソニックが相手です。失うものは、何もありません。群馬での試合開催になりますが、できますれば、グランドで会いましょう。共に戦い、共に喜びを。

ロブ・ペニーHCのコメント

ロブ・ペニーHC

――今日の試合の感想を。

とてもタフなゲームでした。とても素晴らしいチームを相手に、プレッシャーがかかっている中でこのような結果を残すことができて、とてもうれしく思っています。キャプテンを始め、選手たちを誇りに思います。ヤマハはゲーム開始から約60分間とても良くボールを回し、セットピースもとても強かったです。ただ我々は少ないチャンスをものにすることができました。これからも自信をもって戦っていきたいと思います。

――勝因は?

まず奥野S&Cコーチがチーム全体のフィジカルを上げてくれたので、80分間闘い抜く力が付きました。次にディフェンスがとても効果的にできたことが良かったと思います。改善点は今もたくさんありますが、毎週毎週ディフェンス面は良くなってきていると思います。ラインブレイクされる場面やミスタックルによって劣勢になる場面もありましたが、ディフェンスシステム自体はとても良く機能していると感じています。アタックの面では、後半最後の30分間は、とても良い形で攻撃をつなげることができたと思っています。スペースが外側にできてきて、そこをうまくつくことができました。そして、選手それぞれがチームメイトのことをしっかり信頼してゲームに挑めたことが勝利につながったと思っています。

――前の試合から間隔が空きましたが、練習でフォーカスしていたことは?

まずインテンシティをしっかり上げて、アタック・ディフェンスとも正確に戦っていくことに集中してきました。

――試合前に選手たちにはどういうメッセージを?

まず第一に、勝てるという自信を持って試合に挑んで欲しいと伝えました。ゲームの中で劣勢になったとしても、何が起こっても、とにかくポジティブに挑んでいって欲しいと。

――今シーズンの今までのゲームデータを見ると、反則がかなり減っていますが。

去年と比べれば減っていますが、自分たちが求めているものよりはまだ多いですね。ゲームの中でここを越えたらペナルティになるという線引きがうまくできているし、ゲームの理解が上がって来ているからだと思います。

――ハーフタイムで、相手のセットピースに対する指示は?

ヤマハはとてもモールが強いチームなので、それに対してどういうディフェンスをしていくべきかというコメントはもちろん残しました。前半は自陣ゴール前でモールを作られてしまいましたが、後半はそれが無かったので、自分たちに有利にゲームを進められました。

――1stステージ最終節のパナソニック戦に向けて。

自分たちがやろうとしているラグビーというものは、簡単に間違ったことはしないということを大事にしています。特に質が高いパナソニックのようなチームに対しては、自分たちがどういう風にやるべきかうまく感じ取っていかなければ、自分たちが恥ずかしいゲームになってしまいます。そこをどう組み立てていくかを大事にしたいと思っています。いつも遠くまでもファンの方々が足を運んでいただいて、スタンドが黄色に染まっているのをとてもうれしく思っています。いいパフォーマンスをお見せしますので、また応援よろしくお願いします。

溝口裕哉キャプテンのコメント

溝口裕哉キャプテン

――今日の試合の感想を。

まず、勝つことができて本当に良かったです。最初に連続でトライを獲られてしまいましたが、この一週間ずっとあきらめずにやるということにフォーカスしてやってきましたので、それがしっかりできました。最後まで選手たちの間から「絶対にあきらめるな」というコールが出ていましたので、最後の最後まであきらめずにタックルに行きました。試合の入りの方では規律を守れない場面もあったのですが、試合の中で修正して最後は規律を守れたことが相手のミスにつながって、試合を終わらせることができました。今日はディフェンスがすごく良かったと思います。自分たちのディフェンスをしっかりやることができれば、ベスト8に行くことができると信じて練習からやってきましたので、それができて良かったです。ベスト8入りは決まりましたが、これから格上のチームと戦っていくことになりますので、勝ち切ることを意識してやっていきたいと思います。

栗原大介選手のコメント(本日のマン・オブ・ザ・マッチ)

栗原大介選手

――マン・オブ・ザ・マッチ、おめでとうございます。

ありがとうございます!めっちゃ、うれしいです。

――試合前に話していたことは?

昨日のミーティングでも、どういうことをやっていくかをみんなで話し合って意志の疎通を図り、同じ方向を向いてやろうと確認していました。

――今回4番で初スタメンでしたが。

今年はチームで戦うという意識が大きいので、バックアップであったりとかリザーブであったりした時も、自分のやるべきことを考えてやってきました。4番は大学時代以来やっていませんので、ラインアウトの動きを覚えたり、今週はすごく大変でした(笑)。

――そのラインアウトが、かなり多彩になったように感じましたが。

そうですね。ラインアウトからのオプションをかなり増やして、それがいい方向に行ったと思います。準備してきたことがしっかり結果につながりました。

――ハーフタイムは、どんな話をしていましたか?

ボールを持っていれば全然前に出られるし、問題無いという話をしていました。できるだけ自分たちがボールを持っている時間を長くすることと、ノーペナルティということを意識合わせしました。前半、ペナルティを取られてからモールでやられて、そこから全部流れが悪くなっていたので、そこだけはきちんと守ろうと話し合いました。

――今日も最後の時間帯、よく我慢しましたね。

実際出ていると、キツイですね。今まで見ていてもハラハラしていましたが、やっているとほんとキツイです。

――次のパナソニック戦に向けて。

更に上を目指して、ボーナスポイントも獲れるように頑張ります。

川本祐輝選手のコメント

川本祐輝選手

――試合に臨むにあたっては?

今日はリザーブだったので何分から出るのかわからなかったのですが、出たらしっかり自分の役割を果たそうと考えていました。それが結果に結びついたので、ホッとしています。

――ベンチの中では、試合をどう見ていましたか?

相手はFWが強くてセットプレーを圧倒してくるチームだということはわかっていたのですが、そこで劣勢になってしまい最初は流れが悪かったのですが、前半のうちにしっかり攻めて、6点差まで追いついて折り返すことができました。チームの中でもボールを持って攻めればトライを獲れるので、しっかり我慢してやろうと話し合っていました。

――両チームともミスが少なく好ゲームでした。

そうですね。それだけに後半は我慢比べになりましたね。どっちがミスするかという感じになったのですが、ちょっとのところで僕たちの方に流れが傾いてくれて良かったです。

――クボタ戦、NEC戦、そして今日の試合と、最後のワンプレー勝負が続いていますが。

若いチームなので、失敗も成功も経験してもう一つ上の段階に進もうとしています。チーム状況としては、すごくいいと思います。

――今Bチームもすごくいい状態だし、チーム全体の底上げができているように思いますが。

そうですね。今本当にAとBの差はほとんど無いと思います。それだけに、今試合に出ていないメンバーが少しでも多くトップリーグの試合に出ることができればいいと思っています。今日メンバーに選んでいただいたので、Bチームで一緒に頑張ってきた選手のためにも、しっかり恥ずかしくないプレーをしようと思い、試合に臨みました。

――今日まで公式戦に出られずに、思うところがあったのでは。

試合に出られなくて悔しい思いをしてきましたが、そこは栗原コーチとしっかりコミュニケーションを取って、腐らずにやることをやって出場の機会に備えていました。やっと僕のトップリーグが始まりました。

――ここまでヤンチース選手のプレーはどう感じていましたか?

エルトンのプレーを見ていて思うのは、アタックでもディフェンスでも自信を持ってやっているなということです。思い切りがあるというか、中途半端なプレーが少ないですね。彼のプレーを見ていて、自分も自信を持って思い切りのいい判断をしていこうと思っています。

――川本選手の出場を待っていたファンの人たちへ。

長らくお待たせしました(笑)。前半節もまだ一試合ありますし、後半節もまだ7試合ありますので、応援してくださっている皆さんと一緒に戦っていきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします。

金正奎選手のコメント

金正奎選手

――トップリーグ初出場おめでとうございます。

ここまでの出られなかった期間は、自分の中でも考えさせられたというか、すごく勉強になりました。人としてしっかり幅を持つことができるようになったかなと今思います。ただ何で出られないかということを毎日考えていました。ただそこをロブHCに訊けばちゃんと答えてくれますのでダメなところを一つ一つ改善していってサテライトの試合でもパフォーマンスを残せましたので、こうしてメンバーに選ばれたと思っています。

――ヘッドコーチからは、どういうアドバイスがありましたか?

フランカーとしては、タックルの正確性とブレイクダウンでの激しさをもう少し出してほしいとアドバイスを受けました。まだチームにちゃんと馴染めていないということと、自分自身まだ努力が足りていないということが正直あったと感じていましたので、一から自分を見直しました。それで、精神的な強さにもつながったと思いますので、良かったと思います。

――Bチームもいいパフォーマンスを見せていましたね。

強いチームは、AもBも差が無く、逆にBの方が強いと言わせるぐらいが強いチームのあるべき姿だと思います。お互いにいい刺激を与え合って、今日のヤマハ戦の勝利につながっていると思います。この初キャップを得たことによって、更に自分自身で努力するきっかけをまたもらえた気がします。また一からしっかり鍛え上げて、次節のパナソニック戦にも出られるようにしっかり頑張ります。

西橋勇人選手のコメント

西橋勇人選手

――誕生日おめでとう!

ありがとうございます。今日の試合に勝てば、2ndステージを上位グループに入れますので、何としてもチームみんなで勝ちを獲りに行こうと戦いました。その結果勝つことができましたので、良かったです。

――立ち上がりにモールから連続トライを奪われてしまいましたが、崩れませんでしたね。

単純にペナルティを与えてキックでゴール前のラインアウトからのモールでしたので、トライを獲られた後のインゴールで、絶対にペナルティをしないようにと皆で話して修正できました。あとは、ブレイクダウンの見極めを後半はしっかりできたと思います。

――相手はセットプレーだけでなく、展開も良かったですね。

そうですね。非常に速いテンポで展開してきましたが、我々も早いテンポで展開するチームなので、そういった面では似たような相手とできていたのでケアできました。

――西橋選手のトライをこのところ見せてもらっていませんが。

いやー、実は気にしているんですよ(笑)。もらえる位置にはいると思うのですが、もうちょっと声を出して自分からもらいに行きます!どんどん積極的にトライを狙いながらも勝利につなげていきます。応援よろしくお願いします。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

ページトップへ