試合日程・結果

安定したディフェンスで相手にトライを与えず、勝利。

ShiningArcs

30

VS

豊田自動織機シャトルズ

6

9月6日(土)、秩父宮ラグビー場。夏の蒸し暑さがぶり返し、試合前は小雨が少しぱらつく状態でしたが、キックオフの時間には雨も上がりました。共に1勝1敗でこの試合を迎えた両チーム。相手の豊田自動織機シャトルズには、トップリーグでのこれまでの対戦成績で1勝2敗と負け越しています。言うまでも無く、2ndステージで上位グループに入るためには重要な一戦です。また、できればトライを四つ以上奪ってボーナスポイントも加算したいところです。

16時40分、シャイニングアークスボールでキックオフ。テンポよくボールを展開していきます。
■前半4分、相手オフサイドの反則にショットを選択。約30mの距離のPGをSOエルトン・ヤンチースが落ち着いて決め、3-0とリードすると、◆相手も8分にPGを決め、3-3の同点。この試合のシャイニングアークスもグランドを端から端まで使って大きくボールを動かし、スペースを見つけると縦に突破を図ります。
■前半10分、敵陣ゴール前のラインアウトモールで相手を押し込み、モール最後方のHO三浦嶺からボールを受け取ったSH西橋勇人がサイドアタックで潜り込んでトライ。G×8-3。
スクラムは安定していますが、ラインアウトは相手に研究されているのか乱れが出ます。またノックオンが多く、トライを取り切れません。しかし、ブレイクダウンでは少ない人数で集散が早く、相手に攻撃の糸口を与えません。
■前半26分にPGを決め11-3とリードを広げます。28分にもPGを狙いますが、これは失敗。
◆逆に前半32分、相手に約50mのPGを決められ、11-6。
■しかし、このリスタートキックを奪うと右サイドにカウンターアタック。ボールを切らさず、No.8アマナキ・レレィマフィが相手をものともせずに縦に大きくゲイン。そこから休まずSH西橋→SOヤンチース→CTB溝口裕哉→HO三浦へと展開し、最後は大外のWTB友井川拓がトライ。今シーズンのシャイニングアークスを象徴するかのようなグランドを大きく使った見事な速攻の展開で、ノーホイッスルトライ! G18-6。そのまま得点は動かず、前半終了。

前半は、ほとんどの時間をアタックに費やし、敵陣で展開していました。しかし、ハンドリングエラーが多く、またラインアウトを相手に奪われ、惜しい場面が幾つかありました。ただブレイクダウンでは常に二人目が相手よりも早く、安定したディフェンスでラインブレイクを許さずに、危なげない試合運びで終えました。

後半になると、相手は選手を交代してSOにマーク・ジェラードを投入。彼のロングキックでエリアを奪われ、自陣で攻められる時間帯が多くなります。10分過ぎには自陣ゴール前で連続攻撃を受けますが、これを落ち着いて耐えます。その後、SOヤンチース選手のキックなどで徐々に敵陣での展開に持ち込みます。
■後半18分、敵陣ゴール前22mでのスクラムからFWが狭いエリアで連続攻撃を仕掛けます。ゴール前のラックから近場を攻め続け、最後はLO鶴谷昌隆がトライ。G×23-6。

●後半20分、PR上田竜太郎OUT、秋葉俊和IN。PR小野慎介OUT、斉藤展士IN。No.8アマナキ・レレィマフィOUT、アイザック・ロスIN。WTB友井川拓OUT、小泉将IN。

●後半27分、HO三浦嶺OUT、須藤拓輝IN。LO馬屋原誠OUT、杉浦直人IN。SOエルトン・ヤンチースOUT、ブラッキン・カラウリアヘンリーIN。SH西橋勇人OUT、佐藤晴紀IN。

■そして後半31分、替わって入ったWTB小泉が相手選手数人を振り切って大きくゲイン。CTB溝口の絶妙なパスを受けたCTB諸葛彬が抜け出してトライ。本日4本目のトライとなり、ボーナスポイント1も獲得します。FB沼尻大輝のゴールも成功。30-6。後半はこのまま相手を無得点で抑え、フルタイム。2勝1敗の勝点10で、グループ2位につけました。

なお本日のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は、開幕から3試合連続のトライを決めたSH西橋勇人選手です。

次節は9月14日、クボタスピアーズ戦となります。水戸での試合となりますが、どうぞ新生シャイニングアークスの試合を見届けてください。グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCのコメント

ロブ・ペニーHC

――今日の試合の感想を。

とてもパフォーマンスが良かったと思います。しっかりボールを動かして、相手のアタックに強くプレッシャーをかけて止めることができました。

――今のチームの状態は?

馬屋原選手や斉藤選手などのチームの経験豊富なベテランたちと若手の溝口選手、鶴谷昌隆選手など、すべての選手が融合して、お互いに切磋琢磨して自分たちのポテンシャルを上げようとどんどん成長していっています。それがいい結果につながっていると思います。

――今日マン・オブ・ザ・マッチを取った西橋選手に関して。

今チームがやろうとしていることを一番理解している選手の一人だと思います。

――短い期間にどうやってチームを変革したのですか?

まず、BKコーチのリースが4月に私のいたアイルランドにやって来まして、彼とアタックの戦術の打ち合わせをしました。それをチームに伝えて、コーチングスタッフが選手たちに落とし込んでいきました。そしてリースが5月にチームに合流して、更に精度を上げていきました。いつも完璧なラグビーをすることは難しいですので、常に完璧を目指しながら日々努力していきたいと考えております。
若手の選手たちの活躍が目立ちますが、その選手たちを含め、チームの選手全員が自分たちのやろうとしていることをしっかり吸収して、それをパフォーマンスにつなげてくれていることが、大きくチームの力になっています。

溝口裕哉キャプテンのコメント

溝口裕哉キャプテン

――今日の試合の感想を。

今日の試合には、自分たちがやってきたことをしっかり出そうと思って臨みました。また先週の試合では、トライを奪えるシーンで獲り切れませんでしたので、今週はトライを獲りきろうとやってきて、できました。そしてそれが、ボーナスポイントまで取れたことにつながったと思います。

――具体的には、どういうところが良かったですか?

ほとんどのスターターがロングゲイン出来ていたことが良かったと思います。それで、チームに勢いが出ました。それと、少しやられはしましたが、セットピースでFWが頑張ってくれましたので、BKがしっかりゲインすることができました。

――後半の立ち上がりは、少し停滞しましたが。

勝ちに行こうとする気持ちが強く、ちょっと硬さがあったかもしれないですね。その緊張が解けてからは、良かったんじゃないかなと思います。

馬屋原誠選手のコメント

馬屋原誠選手

――今シーズン公式戦初出場でしたが。

ありがとうございます。出場のチャンスを待っていました。先週のサテライト三菱重工戦でのパフォーマンスを見ていただいたのですかね。ありがたいですね。

――大分メンバーも変わりましたが。

そうですね。みんなめちゃくちゃ頼もしいですよ。ベテランとしては、カッカしないように、みんなをなだめるだけですね(笑)。みんなが気分よくできるように、試合中にレフリーとコミュニケーション取ったりだとか。

――今日はラインアウトにちょっと苦しんでいましたが。

相手のカンコウスキー選手のリアクションがすごく良かったですね。僕も久しぶりにどうしようかと思って迷ってしまいました。修正しなければいけませんね。

――結果としては、ボーナスポイントまで取れました。

はい、とりあえず最高の結果でした。チームが一つの方向を目指しているところが、強くなった理由だと思います。誰が出ても同じラグビーをできていると思います。

――最年長記録まで狙ってほしいですが。

歳ですか?歳は関係ないです。ただの記号です(笑)。

友井川拓選手のコメント

友井川拓選手

――開幕からずっと体のキレがいいですね。

はい、調子はいいと思います。去年はシーズン本番前に怪我をしてしまって体が重かったのですが、今年はしっかりトレーニングできていますし怪我もありませんから、自分自身では調子いいと感じています。ようやく今日トライも獲れましたのでうれしいです。

――今日の試合を振り返って。

前半は、ミスが多かったですね。ノックオンが多かったのは、ボールが滑ることもあったのですが、ちょっと焦りすぎというか、トライを取り急ぐところがあったと思います。もうちょっと落ち着いてフェーズを重ねていっても良かったと思います。ミスが多い中でも4トライ獲れたことは大きいですね。ただこれから強いチームと当たってくれば、チャンスもそれほど来ないと思いますので、少ないチャンスをもっともっと得点につなげていかないと厳しくなってきます。

――アタックに関しては、昨シーズンまでとは全く変わりましたね。

ボールが動くようになりましたね。SH西橋とかが思いっきりよくアタックしてくれて、それが形になっているので、すごくいいことだと思います。

――キャプテンを退いてみて、変わりましたか?変わりませんか?

一選手として取り組むことには変わりはありません。ただ、気持ち的に楽になった部分はどこかであるかもしれませんね。

――溝口選手とは、キャプテンの役割などについて話すことは?

今のチーム状態は勢いがあるので別に問題は無いと思いますが、勢いが無くなった時にどうするかですよね。そこはやっぱりミゾと話していきたいと思いますし、ミゾの考えもあると思いますし。でも、今は言葉にすごく力があって、試合でも体を張って引っ張ってくれていますので、申し分無いと思います。

――先週の東芝戦の1ポイントと今日の1ポイントが、最後に効いてくるかもしれませんね。

そうですね、昨シーズン1stステージを4勝3敗で終えながら、上のグループに行けませんでしたので。ボーナスポイントを取れているのは大きいと思いますね。

――今日の試合もディフェンスがすごく良かったと思いますが。

ディフェンスはロブが来て整備してくれて、大分良くなりました。今日の前半なんかは、中のプレーヤーがしっかり仕事をしてくれていますので、外にいて相手のアタックは全く怖くなかったですね。自分たちの自信にもなっています。

――ステージ後半に厳しい相手が待っていますが。

星勘定はできませんので、次のクボタさんに勝つことだけをまず考えて、その先はその時が来たら考えればいいだけの話だと思います。今は流れがいいので、このいい流れを失わないように練習でも盛り上げながらやっていきたいと思います。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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