試合日程・結果

強豪相手を最後まで追い詰め、貴重な勝点1を獲得。

ShiningArcs

16

VS

東芝ブレイブルーパス

23

8月29日(金)、秩父宮ラグビー場。心配された雨も上がり、仕事帰りのファンの方々が続々と集まってくださりました。その数は、相手の東芝ブレイブルーパスファンの数を大きく上回り、試合中も大きな声援で選手たちを後押ししていただきました。

負けはしましたが、ファンに勇気と誇りを与えてくれた試合だったと思います。前半は本来強みであるはずのスクラムで終始圧倒されてペースをつかめませんでしたが、粘り強く耐えました。後半は、一時6-23まで離され、このまま反撃できないのかと思いきや、ラスト15分では攻め続け、もう一歩のところまで相手を追い詰めました。

19時30分、東芝ブレイブルーパスのキックオフで試合開始。そのキックをキャッチした、No.8 アマナキ・レレィマフィが猛然と前に走り出します。相手選手を何人か弾き飛ばして大きくゲイン。場内が沸きます。
1分、1stスクラムが訪れます。そして2分にも再びスクラム。自らの強みであるはずのスクラムで劣勢に立たされてしまいます。

■4分、ハーフウェイラインほぼ近くの相手反則に、ショットを選択。PGをSOエルトン・ヤンチースが狙いますが、惜しくも決まらず。
その後も多彩なアタックを仕掛けるシャイニングアークス。
◆しかし12分、自陣ゴール前20mでのオフサイドから相手にPGを決められ、0-3。
■14分、今度は敵陣25mでの相手のオーバー・ザ・トップの反則にPGを選択し成功。3-3。
◆19分、自陣25m、ここまで劣勢に立たされているスクラムで、コラプシングの反則を犯すと相手はPGを選択。これが成功し、3-6。
■22分、敵陣ゴール前での相手の反則に、SH西橋勇人が得意のクイックリスタートを行うと、相手がノット10mバックの反則。これをSOヤンチースが25mまで下がってPGを狙いますが失敗。

その後もスクラムでは劣勢に立たされますが、アタックでは多彩な展開で相手を混乱させ、ラインブレイクしてチャンスを作ります。ただし、ボールが滑るためかノックオンが多く、トライまで結び付けられません。
◆31分、相手のキックボールがインゴールに入りそうになるところで様子を見ていて止まってしまったため慌てたのかノックオン。自陣ゴール前5mでの相手ボールスクラムにコラプシングを繰り返し、認定トライを取られてしまいます。ゴールも決まり、3-13。
37分には、またも相手キックボールをノックオンしたところから攻められます。ゴール前20mでのセンタースクラムから左に振られ大外にトライされたかと思いましたが、レフリーは今シーズンから導入されたTMO(テレビマッチオフィシャル)を要求。場内の大型モニターでトライシーンが映し出されます。トライの前に相手選手の足がタッチライン外に出ていたことが確認され、ノートライ。そのまま耐え切り、前半終了。

シャイニングアークスボールで後半キックオフ。
●PR斉藤展士OUT、小野慎介IN。
◆2分、自陣35mでの相手アタックにオフサイドの反則を犯してしまいます。PGを決められ、3-16。
■しかし5分、今度は敵陣40mでのマイボールスクラムで相手がコラプシング。ショットを選択しPGが決まり、6-16。
●WTB鶴田諒が出血のため、一時退場。替わって羽野一志IN。トップリーグデビュー。
15分には、敵陣でのラインアウトを起点に展開し、トライ!と思われましたが、その前にスローフォワードの反則。また、後半になってからは、スクラムは改善されていきました。
●21分、LO杉浦直人OUT、アイザック・ロスIN。No.8アマナキ・レレィマフィOUT、栗原大介IN。FB沼尻大輝OUT、羽野一志IN。
◆23分、マイボールラインアウトをミスしてしまい、そこから攻撃を仕掛けられます。ブレイクダウンを連続支配され、最後はインゴール中央に走りこまれてトライ。6-23と突き放されてしまいます。

25分、相手のパントキックを取りにいったWTB友井川拓に相手選手が空中で危険なチャージ(※「タックル・イン・ジ・エアー」の反則)。このプレーでシンビンを取られ、10分間の退場。チャンスが訪れます。

●25分、SOエルトン・ヤンチースOUT、ブラッキン・カラウリアヘンリーIN。
■26分、BKのラインブレイクから攻め込んで相手ゴール前22m内に入り込みます。相手オーバー・ザ・トップの反則にSH西橋勇人がクイックリスタート。近場を繰り返し攻め続け、最後はSH西橋がトライ。CTB溝口裕哉のゴールは失敗。11-23。

●27分、HO三浦嶺OUT、須藤拓輝IN。PR上田竜太郎OUT、秋葉俊和IN。

33分過ぎに自陣からカウンターアタックで敵陣22m内に攻め込みます。敵陣ゴール前5mでのマイボールラインアウトから相手のお株を奪うモールでゴールライン真近まで押し込みます。スタンドから「押せー!!」の大歓声。しかし、相手にボールを奪われタッチへ。
■36分、そのマイボールラインアウトを起点にして展開し、最後はSOに入っていたブラッキン・カラウリアヘンリーがインゴールにダイブしてトライ。WTB鶴田諒のゴールは決まらず、16-23。1トライ1ゴール圏内に捉えます。

ここから攻めきれず、このまま16-23で敗戦。
しかし、7点差以内敗戦のボーナスポイント1を得ることができました。
プレースキックでは相手が3PG、2CGをすべて決めたのに対し、2PG、2CGを失敗。また強みとするスクラムでプレッシャーをかけられペースを掴めませんでした。この二つの要素は、課題として残りました。ただし、最後まで自分たちのアタッキングラグビーをやり抜いたことは大きな自信になったに違いありません。

一試合一試合成長してゆく新生シャイニングアークス。

第3節は、9月6日(土)、vs 豊田自動織機シャトズ戦@秩父宮ラグビー場。
ぜひまた、グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCのコメント

ロブ・ペニーHC

――今日の試合の感想を。

コンバンワ。勝てれば一番良かったのですが、選手もスタッフ陣も試合内容はとても誇りに思っています。相手の東芝さんはとてもFWが強いチームですが、ラインアウトやスクラムのセットピースに関しては、もっとうまく対応できたら良かったと思っています。今日の事前のゲームプランを簡単に説明すれば、ディフェンスの時間をできるだけ少なくして、スペースにアタックをして、ラインブレイク出来た時に、できるだけみんなでサポートしていくといったものです。東芝さんは前節で前年度のチャンピオンであるパナソニックに勝って、我々に勝てると思って試合に臨んできたと思いますが、それに対して、自分たちがどれくらいやれるのかを計るにはいいゲームだったと思います。自分たちは、先週よりも今週、今週よりも来週というように、常に上を目指して頑張っていきたいと思います。

――ロブHCがチームに合流してからの進化のスピードがすごく早いことに驚いていますが。

スタッフ全員でチームを良くしていこうということが顕著に出ていて、それがすごくいい結果につながっていると思います。また選手たち自身が、自分たちが目指すラグビーを楽しんでやってくれていますので、それがいい形で成功につながっていければいいと思っています。

――今日の試合は、敗れはしましたがとても誇りに思えました。

アリガトウゴザイマス。負けた試合でもファンの方々が最初から最後まで応援をし続けてくださって、終わった後にスタンディングオベーションで拍手をしてくださったことは、すごくありがたく思います。

溝口裕哉キャプテンのコメント

溝口裕哉キャプテン

――今日の試合の感想を。

新しいチームになって、東芝さんが相手でしたが、チャレンジしようということでは無く、しっかり勝ちに行こうと試合に臨みましたので、正直負けたことは悔しいです。ただ、東芝さんを相手にあそこまでできたことは、今後に向けて自信につながると思います。我々がやろうとしているラグビーは、東芝さん相手でもしっかりと通用したなという思いはあります。勝敗を分けたポイントは、プレースキックで相手がしっかり全て決めていたのに対して、我々が決めきれなかったことが一つ。もう一つは、セットピースで力負けしてしまったことだと思います。我々はまだ若いチームですので、今日はすごくいい勉強になりました。

――エルトン・ヤンチース選手が交替した後のキッカーは、誰がやると決まっていなかったのですか?

それは、自分たちでも実は危惧していたのですが(笑)。決めていなかったのでどうしようかと思いましたが、そこはキャプテンとして僕が入れてやろうと思い蹴りました。練習もまったくしていませんでしたので、すいません。佐藤春紀選手が交替で出ていれば、彼が蹴ったと思います。

上田竜太郎選手のコメント

上田竜太郎選手

――今日の試合の感想を。

相手のFWがすごく強くて、セットプレーで圧力がかかってくるのはわかっていました。そこでどうにか戦って五分以上に行けばチームを乗せることができるだろうと考えていました。ただ実際は、スクラムで受けてしまって、やろうとしていたことができませんでした。相手のFW一列は日本代表選手ですが、負けたくはなかったので勝つ気持ちで挑んだのですが、自分たちのスクラムを組むことができませんでした。

――試合前に、ロブ・ペニーHCからはどんな話が?

相手は接点にこだわってくるチームなので、そこで受けずにしっかり接点で勝負して、FWはセットピースでしっかり圧力をかけようと。勝つことを信じてやり抜こうと言われました。

――スクラムは、後半は改善されてきたと思いますが。

そうですね。ハーフタイムでしっかり話し合って後半は修正できてきましたので、得るものがすごくありました。

――スクラムでの認定トライは、PRとしてどう感じましたか。

試合に負ける以上に、屈辱ですね。すごく、悔しいです。

――後半途中で6-23まで離されましたが、そこから粘りました。

周りから見れば、我々のチームの方が勝つ可能性が低いと思われていたと思いますが、我々は、勝つ気でいました。ですから、離されても追いつこうという気持ちは、みんな持っていたと思います。1本認定トライを取られてはしまいましたが、後半はしっかり修正できたと思います。どのチームと当たっても、勝つ気でやっていきます。

――最後に、ファンの皆さんに向けてコメントを。

いつも応援していただき、ありがとうございます。どんな試合でも、会場にサポーターが相手よりも多く駆けつけてくれますので、それに応えられるように勝利という形で恩返しをしたいと思っています。今日の試合でもすごく声援が多くて力をもらいました。

羽野一志選手のコメント

羽野一志選手

――トップリーグ初出場でしたが。

大学時代までほとんどの試合をスタメンで出ていましたので、リザーブで途中から出る気持ちの作り方に戸惑いました。鶴田さんが怪我をして、急遽入ることになって緊張して、てんやわんやになりました。リザーブはいつ出るかわからないので、いい経験になったと思います。

――リザーブで出場するまで、ベンチで試合を見ていた感想を。

初めてトップリーグのメンバーに入って、相手は東芝だったので、正直すごいなあと思って見ていました。実際に自分がここでプレーするのかなあという、ふわふわした感じもありました。ハーフタイムに入って、BKコーチのリースさんから後半15分ぐらいから出すからと言われていましたので、気持ちを入れて準備していました。

――トップ2のチームと実際に当たってみた感想は?

トップリーグでやるということを意識しすぎずに自分のラグビーをやろうと思ってきました。ですから、「強いな」とかは特に思わず、自分のラグビーをやることに集中していました。

――セブンズ(※7人制ラグビー日本代表選手)をやっていてプラスになっている部分は?

同じグランドで少ない人数でプレーするのがセブンズですので、一人一人のスペースを大きく使えるという違いがセブンズにはあります。15人制では抜きにくいことはありますが、1対1の場面では強くなったと思っています。

――怪我でどのくらいブランクがありましたか?

去年の12月22日に怪我をして、7月ぐらいまでほとんどラグビーをやることができませんでした。コンタクトプレーができるようになってから、まだ一か月もたっていません。
今日の試合では、実戦が空いてしまったため、試合感覚が鈍って途中出場でも体が動かず、すごく疲れました。コンタクトプレーをしていなかったためですかね。試合感覚はどんどんやっていかないと戻らないと思いますので、セブンズもありますが、どんどん試合に出場していきたいと思います。

――最後に、ファンの皆さんに向けてコメントを。

セブンズ出場でチームを離れて、あいつどこ行った?となるかもしれないのですが、そこは大目に見ていただいて。出場できる時には全力でチームのために体を張りますので、ぜひ会場に足を運んでいただき、応援よろしくお願いします。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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