試合日程・結果

トップリーグ開幕戦初勝利!新生シャイニングアークスの門出を飾る。

ShiningArcs

25

VS

宗像サニックスブルース

11

8月23日(土)、秩父宮ラグビー場。例年よりも一週間ほど早く開幕を迎えました。雨が心配されましたが、曇り空で涼しく絶好のラグビー日和。トップリーグ昇格以来、まだ一度も開幕戦を勝利で終えたことの無いシャイニングアークス。2ステージ制に変わって、スタートダッシュが上位グループに入るための大きな鍵となるため、どうしても勝っておきたい試合です。また、昨シーズンから大きく体制を変革し、新たな挑戦を仕掛けたチームにとって、真価を問われる一戦ともなりました。

HO三浦嶺、FL杉浦直人、SH西橋勇人、SOエルトン・ヤンチース、CTB諸葛彬の5選手がスタメンでトップリーグ初出場。またリザーブでも、HO須藤 拓輝、No.8アマナキ・レレィ・マフィ、WTB鶴谷知憲の3選手がこの日トップリーグデビューを果たすというフレッシュなメンバー構成となりました。

16時40分、宗像サニックスブルースボールでキックオフ。お互いに速いテンポでボールをつないで展開していきます。
■5分、敵陣ゴール前20m付近で相手がオフサイドの反則。ショットを選択し、SOエルトン・ヤンチースが落ち着いて決めます。3-0。
◆8分、今度は逆に相手にPGを決められて3-3の同点。
●9分、LO石神勝 OUT、鶴谷昌隆 IN。
試合の入りでは、両チームとも硬さがあり、ハンドリングエラーなどのミスが目立ちます。ただ、シャイニングアークスはゲインラインを意識して、前に攻める意識がチーム全体に感じられます。セットプレーでは、ラインアウトに乱れがありますが、スクラムでは常に安定して相手にプレッシャーをかけています。
■27分、敵陣22m内で攻め続けている中で、相手の反則にSH西橋勇人がレフリーの笛と同時にクイックスタート。ノット10mバックの反則になってしまうため、相手はタックルに行けず、自らインゴールに持ち込んでトライ。SOヤンチースのゴールも決まり、10-3。
ここから得点は動かず、前半終了。ディフェンスに関しては、終始安定してディフェンスラインを保ち、危なげなく相手のアタックを防いでいました。

シャイニングアークスボールで後半キックオフ。
◆3分、スクラムでコラプシングの反則を取られてしまい、相手がPGを選択し、成功。10-6。
◆更に8分、自陣右サイドを相手外国人選手のフィジカルの強さで、人数に勝ってタックルに行っても突破されてしまいトライを奪われます。10-11と逆転。更に12分、シャイニングアークスの反則に相手がPGを狙いますが失敗。後半の入りから流れが相手に傾いています。
■しかし15分、自陣ゴール前で攻められている中、CTB諸葛彬がブレイクダウンで倒れた相手に激しくジャッカルを仕掛けると相手がボールを離さずノットリリースザボールの反則。これをSH西橋がクイックスタートし、自らボールを持って前に敢然と走り出します。あわてて後退する相手の裏に大きく空いたスペースに強めのグラウンダーキック。これを相手選手と走り競り勝ったWTB鶴田諒がうまくバウンドをキャッチし、そのままインゴール中央にトライ。ゴールも成功し、15-11と再逆転。

●17分、HO三浦嶺OUT、須藤拓輝IN。LOアイザック・ロスOUT、アマナキ・レレィ・マフィIN。
●21分、PR上田竜太郎OUT、秋葉俊和IN。PR小野慎介OUT、斉藤展士IN。直後のスクラムから相手を大きく押し込んでいきます。
■28分、敵陣ゴール前5mでのマイボールスクラムを押し込んで相手にプレッシャーをかけたところで、No.8アマナキ・レレィ・マフィが、スクラム最後方からピック・アンド・ゴーで相手選手二人をはじき飛ばしてトライ。ゴールは決まらず、22-11。

●32分、WTB友井川拓OUT、小泉将IN。
■34分、敵陣25m付近でのマイボールスクラムで相手がコラプシングの反則。PGを選択し成功。25-11。
●36分、SH西橋勇人OUT、鶴谷知憲IN。SOエルトン・ヤンチースOUT、ブラッキン・カラウリア・ヘンリーIN。
得点は、このまま動かず、フルタイム。トップリーグ昇格以来、初の開幕戦勝利を収めることができました。マン・オブ・ザ・マッチは、WTB鶴田諒選手に輝きました。

次戦は、強豪・東芝ブレイブ・ルーパス。この時期に対戦できることは、チャンスでもあります。ぜひ、新生シャイニングアークスの戦いぶりをその目で、生で、ご覧ください。

グランドで会いましょう。

ロブ・ペニーHCのコメント

ロブ・ペニーHC

――まず初めに、今日の試合の感想を。

第一節で勝利することをミッションにして、今日の試合に挑みました。今日勝てたことは、とても価値があることだったと思います。ただ、これからトップリーグで戦っていくためには、もっともっとハードワークを続けていかなくてはならないと感じています。チームの強みであるスクラムをとてもいい形で出せました。緊張してしまってミスが多かった時間帯もありました。ハードワークをした結果、緊張感が高まりミスが多くなってしまったと思いますので、それに関しては悪く感じてはいません。コーチとしては、選手にモチベーションを持って欲しいと思っています。若い選手が多いですので、理解度を高めていくことが重要だと思っています。

――今日の試合のゲームプランは?

特にゲームプランというものは作っていません。簡単に言えば、相手を端から端まで振って、空いたところを縦につくということです。

――友井川選手、鶴田選手とSHの経験者が3人いるというユニークな選手構成で他にもユーティリティプレイヤーの起用が多かったですが、その意図は?

ベストの選手を選んだつもりが、たまたま複数のポジションをカバーできる選手が多かったというだけです。自分はまだこの選手たちと長い時間を過ごせていませんので、チームをよく知っているコーチ陣から助けをもらいました。選手選考に関しては、オープン戦を通して、スキルが高くコンスタントに出せる選手を選んでいます。これからパフォーマンスが上がっていく選手がいれば、もちろん入れ替えはしていきます。

――日本の選手の印象は?

とてもスキルが高い選手が揃っていると思います。常に新しいことを取り入れていこうという姿勢がとても高いと思います。それはニュージーランドでもアイルランドでも変わりはありません。またラグビーのいい面は、絆が生まれた時点でいいパフォーマンスが生まれるということです。そのことも、日本でも世界でも共通なことだと感じています。

――ディフェンスがとても良かったと思いますが、どういう指示を?

ディフェンス面に関しては、かなり強調して指導していた部分でしたので、それが成功してうれしく思っています。去年までのチームではディフェンスが売りだと聞いていたのですが、トライをたくさん取られていましたし、うまくいっていないことがたくさん見受けられましたので、細かいところからどんどん変えていって今の結果につながっていっていると思います。ただ今日はまだ初戦で完璧では無いところもたくさんありますので、一つ一つ成長していきたいと思います。もっとよくなっていく自信があります。

――次節の東芝戦に向けて。

次戦に向けては、まったく違った準備が必要だと思います。昨シーズンのトップ2のチームですので、100%の準備では足りなくて、150%の準備が必要です。ファンの皆さまをがっかりさせることは絶対できませんので、少しでもいいパフォーマンスを出せるように、一週間という短い期間ですが最高の準備をして試合に臨みます。それと、今日の試合ではファンの方々の声援が鳥肌が立つぐらい選手を後押ししてくれたことも、ぜひ言っておきたいことです。

鶴田諒ゲームキャプテンのコメント

鶴田諒ゲームキャプテン

――まず初めに、今日の試合の感想を。

まず初めに、NTTの歴史として開幕戦初勝利できて本当にうれしく思っています。ゲーム内容としては、前半は自分たちのやろうとしている展開するラグビーが、サニックスさんの前に出るディフェンスにつかまってしまって、なかなかうまくいきませんでした。ですが、とにかく敵陣でプレーしようと確認してやっていたらだんだん落ち着いてきて、自分たちのラグビーをすることができたかなと思っています。特にディフェンスでは我慢してしっかり守ることができたと思います。ただ、ここぞというところでまだミスも多いので、次の東芝戦ではフィジカルでも負けないようにします。

――後半の再逆転するトライを振り返っていただけますか。

あそこはほとんど全員がキックでタッチに出そうという意識でいたと思うのですが、SHの西橋はすごく強気なプレーをするので、僕も反応して走ることができました。すごくいい判断のキックでしたので、僕はただそれを追うだけでした。あそこでトライを獲れてチームとしても自分としても、すごくホッとしました。ちょうどNTTコムのファンの方々が集まっているバックスタンドの前でしたので、すごい歓声が聞こえながら走っていました。ちょうど自分の上司も来てくれていましたので、いいところを見せなくてはいけないと、いつもより早く走れました(笑)。

――後半開始から、サニックスから攻めこまれる時間帯になってしまいましたが。

あの時間帯は受けに回ってしまって食い込まれてしまいましたが、我慢して外に外にと追い出すディフェンスをしていて、一人目がしっかりタックルして二人目がジャッカルしてといういい形でペナルティをもらえることができました。

――ウィングにポジションが変わったのはいつから?

今年の春のオープン戦の途中で、チーム的にウィングの怪我人が多くて起用される機会があってやるようになりました。走り方も変えなくてはいけないので難しいのですが、SHではボールに多く触れる楽しさがありますし、ウィングでは1対1の場面がすごく楽しいです。今日のように、ボールを追いかけて抜いた時は、快感があります。どちらが楽しいかは、ちょっと言えません。

――今日のゲームでは、ミスも多かったと思いますが。

確かに汗でボールが滑ったためのミスもありましたが、前半は特に浮き足だってしまい、相手の激しいプレッシャーに負けてしまってミスが多かったと思います。

SOエルトン・ヤンチース選手のコメント

エルトン・ヤンチース選手

――初出場、初勝利おめでとうございます。

アリガトウ。

――今日の試合の印象は?

とてもタフな試合でした。特に前半はアタックの場面で想像以上のプレッシャーを受けてしまって自分たちのシェイプを作ることができませんでした。ただ、リードして前半を追われたことは良かったです。
ハーフタイムに選手たちで「ラインスピードをもっと上げよう」とか「しっかりシェイプを作っていこう」とか、いろんな話をして改善の糸口が見つかり、後半のいい結果につながったと思います。

――初戦ということで、チームは緊張していましたか?

自分はそうでもなかったのですが、周りの選手たちはすごく緊張していたように思えます。そのためか、前半はやりたいことが全然できなくてミスがたくさん起こってしまいました。後半に入ってからは、緊張も解けて結果もついてきたと思います。

――自分自身のパフォーマンスはどうでしたか?

個人的には、NTTのジャージを着て初戦で勝てたことが本当にうれしいです。前半に簡単なミスがたくさん起こってしまったことは自分の責任でもあると思っています。後半に入ってから自分たちのラグビーをやれるようになって、結果がついてきたことは、自分のパフォーマンスに対してもうれしく思っています。

――ファンの人たちにメッセージを。

まず、盛大な声援をいただいて本当にありがとうございました。その声援のおかげで勝ちにつながったと思っています。次節ではさらにタフな相手との試合になりますので、より大きな声援をお願いします。初戦を終えて肩の力も抜けましたので、これから一週間最高の準備をして、最高のパフォーマンスをお見せしたいと思っています。

SH西橋勇人選手のコメント

西橋勇人選手

――初出場おめでとうございます。

はい、単純に楽しかったです。それとうれしかったです。秩父宮に立つのが一年ちょっとぶりで、すごく緊張していました。グランドにエスコートキッズと一緒に並んだ時には、足が震えていました。隣に鶴谷昌隆がいたのですが、「ちょっと足震えている」と伝えました。後半ラスト20分ぐらいからようやく落ち着けました。

――昨シーズンは出場のチャンスがありませんでしたが。

自分に足りない部分がたくさんあったと思いますので。そこで自分にベクトルを向けながら1年間やってきたことが今やっと芽が出てきたのでしっかりと花を咲かせるように頑張ります。ロブ・ペニーHCとリースBKコーチは、非常にフレンドリーでネガティブなことを言わないで楽しくラグビーをさせてくれています。決まったことをやるのではなく、自分で考えて判断することがすごく楽しいです。

――西橋選手らしい隙を突いたプレーも随所に見られましたが。

はい、それは常に練習中から狙っています。今日はいい方向に出せたと思います。

――北海道合宿でもヤンチース選手と積極的にコミュニケーションを取っていましたが。

僕は、高校の時も大学の時も、SOとは特にコミュニケーションを取るようにしています。ピッチャーとキャッチャーの関係みたいなものですから。たまたま昨日見ていたテレビ番組で、プロ野球のキャッチャーの方がピッチャーとコミュニケーションを取るようになってから成績も伸びたという話をされていて共感できるところがありました。ヤンチース選手は外国人選手なので、何を言っているか常に聞き取れるように日頃からトークして、しゃべり方のくせとかを聞き取れるように意識して会話しています。

――最後にファンの人たちにメッセージを。

昨シーズンは一試合も出場できませんでしたが、今シーズンは出続けられるように頑張ります。次節の相手である東芝さんに関しては、僕は初めてのトップリーグですので良くわからないのですが、自分らしくプレーしてそれがいい結果につながればいいなと思います。1stステージでは、あと2回ここ秩父宮での試合がありますので、ぜひ応援にいらしてください。シャイニングアークスの更なる進化を観ていただきたいと思います。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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