試合日程・結果

NTTダービーを制し、4位圏内に望みをつなぐ。

ShiningArcs

28

VS

NTTドコモレッドハリケーンズ

17

前節まで2勝2敗の五分に星を戻して、グループ5位につけていたシャイニングアークス。今節の相手は1stステージ4位以内争いを繰り広げるライバルでもあり、NTTダービーでもある、NTTドコモレッドハリケーンズ。雨が心配された近鉄花園ラグビー場ですが、曇り空から天気は回復していき、キックオフの時間を迎えるころには真夏のような暑さと湿度になっていました。両チームのファンが多数駆けつけてくださり、スタンドを黄色と赤に二分しています。

シャイニングアークスは、試合前のコイントスで勝った相手の陣地選択の結果、望み通りに前半バックスクリーンに向かう風下の陣地となる。12時、シャイニングアークス ボールでキックオフ。7分、敵陣35m付近のドコモのハンドの反則からPGを選択。キッカーは、SO君島良夫選手。いつもなら危なげなく決められる距離と角度だったが、惜しくも外してしまう。10分、連続攻撃から中央付近でFL山下弘資選手が縦に勝負。つぶれた後にボールを受けたFL小林訓也選手がラインブレイク。タックルを受けてもオフロードパスでFBブラッキン・カラウリア ヘンリー選手にパスし、スピードに乗って相手選手をステップで交わしゴールポスト真下にトライ。君島選手のゴールも成功して、7-0と先制。

その後も激しいブレイクダウン、スクラムやラインアウトのセットプレーで相手に圧力をかけていく。27分、敵陣15m付近の相手反則にNo.8トッド・クレバー選手がクイックスタート。ゴール前のラックサイドからSH鶴田諒選手がピックアップしたボールを抱え込んで自らインゴールへ飛び込んでトライ。ゴールも成功し14-0。

33分には、敵陣35m付近での連続攻撃から君島選手が、相手裏に絶妙のグラバーキックでボールを転がし、走りこんだCTB山下大悟選手がインゴールで拾い上げてトライ。ゴールも成功し、21-0。

しかし、38分、自陣ゴール前5mでのドコモボールラインアウトからモールで押され、ラックサイドを要注意選手のFLブルソー選手に飛び込まれてトライされてしまう。ゴールは決まらず、21-5。ここで前半終了。

後半開始。前半同様、スクラムとラインアウトで相手に圧力をかけていく。敵陣22m内で、前半最後のドコモのゴール前ラインアウトからのトライをお返しするようなアタックを続けるが、トライには至らず。8分、CTB山下大悟選手OUT、溝口裕哉選手IN。しかし、11分、ハーフウェイ手前のラインアウトからボールを持った鶴田選手が相手のギャップを見つけると、自ら猛烈に走り出す。左タッチライン際で相手を交わし、約50mを走りきってのトライ!G28-5。12分、PR山口泰生選手OUT、秋葉俊和選手IN。20分、LO木曽一選手OUT、石神勝選手IN。22分、PR斉藤展士選手OUT、小野慎介選手IN。23分、No.8トッド・クレバー選手OUT、アイザック・ロス選手IN。ロス選手がLOに入り、鶴谷選手がFL、山下選手がNo.8に入る。

セーフティ・リードを奪ったかに思えたが、このまま終わらないのがラグビー。70分間、ほとんど相手にラインブレイクされることなく鉄壁のディフェンスを見せてきたシャイニングアークスのディフェンスに綻びが出てしまう。こちらの油断なのか、相手の気迫なのか。試合後の会見で、最後の勝負どころで甘さが出た自チームに苦笑いし、また全てをかなぐり捨てて自陣からアタックをかけてきた相手をたたえた林監督。31分、36分とドコモの猛攻を受けトライを奪われ、28-17とされてしまう。もう1トライ相手に取られてしまえば、たとえ勝っても、相手に4トライ以上と7点差以内での負けのボーナスポイント2点が加算されてしまい、順位争いに影響が出てしまう。長く感じる、嫌な時間が流れる。

しかし、このまま守りきり、結果ボーナスポイントも加えた勝点5を獲得して4位に上昇したシャイニングアークス。次節は一週空いての九州電力戦。まだまだ「決勝戦」の戦いは続きます。皆さま、グランドで会いましょう。

林雅人監督のコメント

林雅人監督

2ndステージで上位グループに入るための4位争いに勝ち残るために、前節のトヨタ自動車戦に引き続きまだ崖っぷちの状態で、とにかく勝ちたい、可能であればボーナスポイントを獲りたいと願って試合に臨みました。前節では、この試合が事実上の決勝戦であると選手を鼓舞して試合の準備をしてきましたが、まだ崖っぷちの状態には変わりなく決勝戦は続くと言って(笑)、とにかく体を張ろう、もしこの試合が生涯最後の試合になっても悔いの残らないプレーをしよう、今日の試合に出られないメンバーのためにも戦おうと、前節同様、事前にジャージ渡し式を行いました。ゲームプランとしては、前節のトヨタ自動車戦と同様にボールを大きく展開していこうとしたことには変わりありませんでしたが、多少メンバーをアタック力のある選手構成としました。そして風下にも関わらず3トライを獲って、21-5で前半を折り返せたのは良かったです。また終始自分たちの強みであるセットプレーで相手に圧力をかけることができました。結果として望み通り勝点5を獲得できました。選手たちは、体を張ってアグレッシブに戦ってくれました。ただ最後の10分間は、チームの若さが出て相手に飲まれてしまい、意を決して自陣からアタックを仕掛けてきた相手に2トライを許してしまいました。それほど力の差は無かったということですね。次節までに一週空きますが、練習試合のサントリー戦がありますので、そこでまた今回試合に出られなかった選手たちがメンバー入りをかけてチャレンジし、チームの夢を叶える現時点でのベスト23人を選んで九州電力戦に臨みたいと思っています。

友井川拓選手のコメント

友井川拓選手

ほんとに多くのファンの皆さまが駆けつけてくださり、ここ近鉄花園ラグビー場で試合をできたことを幸せに思います。そして、ファンの皆さまとチームメイトの前でしっかり勝利できたことを嬉しく思っております。FWがフィジカルで前に出てくれたので、トライを重ねることができました。最後まで息の抜けない試合でしたが、しっかり勝点5を取れたので、次につなげることができました。相手の反則での選択では、君島選手のキックが入ると考えた場面ではPGの選択をしましたが、基本的に相手が一番嫌だろうと思うプレーを選択しました。(最後の10分間で相手に2本トライを奪われる猛攻を受けてしまいましたが)常に気持ちを引き締めていこうという話はみんなから出ていたのですが、軽いプレーが続いたり、足が止まってリアクションが遅くなってしまったりしてしまいました。

小林訓也選手のコメント(本日のマン・オブ・ザ・マッチ)

小林訓也選手

今日は、暑かったですね。ボールがスリッピーになるようなことはなかったですけど。相手のブルソー選手との対決は楽しみにしていました。前半の最後にブルソー選手に一本トライを獲られたのは残念でしたが、それ以外ではブレイクダウンである程度いいオーバーができていたので、最後の10分以外は楽しくプレーできました。斉藤選手を中心にFW8人でスクラムを頑張ってくれるので、チームの勢いも上がってくるのでいいですね。(1本トライを獲り損ねましたが)あそこは、足を出すか手で取るか迷ったのですが、足を出したら、足がついて行かなかったですね(笑)。マン・オブ・ザ・マッチをいただきましたが、自分としてはブレイクダウンもディフェンスもそれほどよく無かったと思います。でも、ありがたいです。

斉藤展士選手のコメント

斉藤展士選手

スクラムの組み方の新しいルールにも大分対処できるようになりました。緒戦では、敵ボールは押せるのにマイボールを確保できないことがあったのですが、そこを改善しようと、ちょっと勉強しました。今まではヒットしてそのまま押し込めたのですが、今はヒットしたあとの駆け引きの方が大事になりましたので、そこをどうするかということを改良しました。詳しくは企業秘密ですけど(笑)。いろんな海外や国内の他チームの試合、そして自分たちのチーム映像をたくさん見て、けっこう勉強しましたね。過去の試合を振り返っても、うちのチームはいいスクラムを組むといいゲームになるし、悪いスクラムを組むとどうしようも無いゲームになっていくので、FWみんながスクラムの意識をしっかり持ってやっていくようにしています。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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