試合日程・結果

手痛い逆転負けを喫するも、攻守に手応え

ShiningArcs

20

VS

NECグリーンロケッツ

33

2013年9月6日(金)、トップリーグ第2節 vs NECグリーンロケッツ戦。前節に続く秩父宮ラグビー場での金曜ナイター。開幕戦では蒸し暑さが残っていましたが、一週間後の今日は涼しさに秋の気配を感じます。また多くのシャイニングアークスファンがグランドに集まってくれました。開幕のサントリーサンゴリアス戦から、先発メンバーを9人入れ替えて臨んだ今日の試合。出場メンバーに関して林監督は、こう語っていました。「サントリーは、チャンピオンチームですので、普通にやったら勝てない。ですから、ディフェンスとセットプレーに特化したメンバーで組みました。今日の試合は、ディフェンスもアタックもオールマイティなメンバーで組みました」。

19時、NECボールでキックオフ。開始早々に自陣22m内に攻め込まれるが集中したディフェンスで凌ぐシャイニングアークス。6分、敵陣20m付近でのマイボールラインアウトから、大きく展開する。そして7分、敵陣35m付近からのマイボールラインアウトを起点に、FL小林訓也選手がラインブレイクし、フォローしていたNo.8栗原大介選手が中央左の相手のギャップを抜け出し先制トライ。SO君島良夫選手のゴールも決まり、7-0。

13分、自陣裏側ゴール前に蹴られたパントキックを巡る攻防で、FB沼尻大輝選手が負傷。替わって小川優輔選手が入る。

先週の開幕戦では乱れも見えたスクラムは、安定して優位に組んでいる。またラインアウトでもスチールを奪うなど相手にプレッシャーを与え、FW戦を優位に進める。20分、フェーズを重ねた連続攻撃から、君島選手がドロップゴールを狙うが失敗。25分、自陣30m付近でノットロールアウェーの反則を犯してしまい、相手はショットを選択。これが決まって、7-3。

33分、今度は逆に敵陣20m付近の相手ノットロールアウェーの反則にショットを選択。君島選手が危なげなく決め、10-3。しかし、前半終了間際の37分、自陣10m付近の相手ボールスクラムを起点にトライを許してしまう。G10-10。ここで前半を終える。

後半開始。WTBアレサナ・ツイランギ選手OUT、ブラッキン・カラウリア ヘンリー選手IN。ブラッキン選手がFBに、小川選手がWTBに。4分、自陣40m付近でのシャイニングアークスのハンドの反則に相手はショットを選択。これが決まって10-13と逆転される。そして8分にも、自陣ゴール前のスクラムからのラックサイドを突かれてトライ。G×10-18。

LOジェイソン・イートン選手OUT、アイザック・ロス選手IN。LO石神勝選手OUT、木曽一選手IN。

14分、敵陣に入ってアタックをかける中、30m付近でボールを持った君島選手が相手裏側のスペースにふわりと絶妙のショートパントキック。これを拾ったCTBマット・サンダーズ選手が中央にトライ。G17-18と1点差に詰め寄る。さらに18分、敵陣ハーフウェー手前で相手の犯した反則にショットを選択。君島選手が40mの長い距離を狙うが、ゴールバー手前で落ちてしまい惜しくも届かず。シャイニングアークスの勢いは続き、24分、敵陣30m付近のスクラムでの相手コラプシングの反則にショットを狙い成功。20-18と再びリードする。

しかし26分、ハーフウェーを越えたあたりで攻めていた相手が左サイド裏側にキックパスを仕掛ける。猛然と走り込むNECナドロ選手。そして、追走する小川選手。ゴール手前で一度は小川選手が取りかけたが体格に勝るナドロ選手が押さえ込んでトライ。ゴールは決まらなかったが、20-23と逆転されてしまう。

PR山口泰生選手OUT、秋葉俊和選手IN。

36分、自陣ゴール前20m付近でオーバーザトップの手痛い反則を犯してしまうシャイニングアークス。ショットを選択した相手がこれを決め、20-26と差を広げられる。残り4分。だが、ワントライ&ワンゴールでの逆転範囲内。しかし、スクラムが乱れコラプシングを取られるなど、相手陣でのアタックに持ち込めない。38分、自陣40m付近での相手ボールラインアウトをターンオーバーしたが、そのパスをインターセプトされトライ。ゴールも決まり20-33。ここで万事窮す。ノーサイド。

勝ってもおかしく無い内容の試合を落としてしまいました。しかしNECは、前節の神戸製鋼戦でも26-28の接戦を繰り広げた強豪。サントリー、NECと格上チームに連敗を喫してしまいましたが、調子は上向いているように思えます。まだまだリーグは始まったばかり。次は、宮城での試合になりますが、会場やtwitter、facebookでも応援よろしくお願いします。

林雅人監督のコメント

林雅人監督

――今日のゲームの感想を。

1stステージでトップ4に入らなければ上位に行けないので、NECさんには勝たなければいけないという心構えで試合に臨みました。ゲームの入りは良かったと思います。ディフェンスもきちっと元に戻して機能していましたし、課題のラインブレイクも小林訓也選手が抜け出してトライしたり、練習してきたショートパントでトライしたりと良かったと思いますね。ただ結果が全てを表しますので、現状で力の差があったということだと思います。残り試合はまだまだありますので、自力でできることを全てやってポイントを取れるだけ取っていくだけです。

――1戦目と大幅にメンバーを入れ替えましたが。

1戦目は、チャンピオンチームにチャレンジをするわけですので、普通のことをやっていたら勝つのはほぼ難しいと考えていました。自分たちの強みであるディフェンスとセットプレーで制圧したいという意図でメンバーを選びました。普通の戦いをやろうと思って普通にメンバーを選んだらもっと点差がついていたんじゃないかと思います。今日の試合は、全方位的といいますか、アタックもディフェンスもスクラムもラインアウトもオールマイティに力が出せるメンバーを選びました。サントリー戦は、ブレイクダウンもラインディフェンスも、人数なんてどうでもいいからとにかく前に出ろという指示をしました。今日の試合では去年までのディフェンスに戻してきちっと戦えば、多分手が届くであろうと考えました。それと、NECの前がかりのディフェンスに対して、二つ目のトライのようにショートパントで裏をついてトライを奪うことは狙っていました。

――セットプレーは安定していましたね。

ラインアウトは途中ちょっと不安定になりましたが、後半きちっとまとまりましたし、特に相手ボールのラインアウトではプレッシャーをかけることができたと思います。

――ラインブレイクが少なかったことに関して。

ずっと続く課題ですね。形やボールキャリアとのいろんな兼ね合いがありますので。我々には1対1で相手を圧倒して必ず一人二人と交わせる問答無用のランナーはいませんので、トレーニングは継続してやっていますが、突然良くなるということはありませんね。NECは後ろが薄かったので、トライを奪ったショートパント攻撃のようなことを多用していこうと準備していました。

――相手も、キックを多用してきましたが。

我々がトップリーグで一番キックを多く使うチームなのですが、NECとやるときは、NECの方が我々よりもキックを多く使ってくるのですね。ビッグゲインができるボールキャリアがいないチームは、やはり敵陣からスタートしないといけないと思いますし、セットプレーも強みとしていますので、キックを有効に使っていくのが今の我々のチーム戦術です。今日のゲームでは、相手の田村選手にキックを有効に使われてしまい、キックで優位に進めることができませんでした。もっとキックをうまく使いたかったところですね。

――相手の最後の2本のトライはアンラッキーな部分もありましたが。

20-18であと13分というところまで行って、ナドロ選手にトライを取られ、最後の一本はまあしょうがないと思いますが。昨シーズンのワイルドカードの時は全く歯が立たなかったのに比べれば、力関係は縮まっていると思います。第1節が昨シーズンのチャンピオンのサントリーで、今日の相手も上位チームですので、もちろん両ゲームとも勝つ気で戦いましたが、この連敗がそれほどひどい結果というわけでは無いと思います。短期決戦になって、1stステージでトップ4になんとか入ろうと争う我々のようなチームには重荷に感じますが、昨シーズンまでのように1ステージ制であればチームパフォーマンスは良くなってきていますし、悲観することは無いわけです。リーグの運営システムに惑わされることなく、やれることをやっていきます。

友井川拓キャプテンのコメント

友井川拓キャプテンのコメント

勝てなかったことはすごく残念です。アタックのフェーズを重ねることはできたのですが、もっと前に前にと出られないとなかなかチャンスはできないですね。ラインブレイクであったり、ラインの裏に出て行くプレーが少なかったです。ただ、勝敗を分けた要因はアンラッキーな部分もあったと思います。先週よりもいいゲームができたと思っていますので、下を向かずに次のゲームに向けてまたいい準備をしていきます。

木曽一選手のコメント

木曽一選手

今日の結果は、残念の一言ですね。スクラムは斎藤選手を中心に毎試合後ミーティングして修正していますし、ラインアウトも読みが当たっていましたので、特に相手ボールのラインアウトを何回か奪うことができました。セットプレーでは相手にプレッシャーを与え、優位に進めることができたと思います。ただそれを生かしきるところまでは行けませんでした。サントリー戦に比べれば今日の方が内容は良かったですし、自分たちがやろうとしていたことをいくつか出せましたので、明日の練習から次戦に向けてまた頑張っていきます。
今シーズン、コーチ兼任となって非常に立場的には難しい部分もあるのですが、選手目線だから言える意見をスタッフに伝えたり、選手としてやりながら若手にアドバイスしたりとかやっています。今までもやっていましたので、自分としてはそんなに違和感はありません。選手とスタッフのつなぎ役だと思ってやっています。次節の豊田自動織機戦は、チームメイトだったマーク・ジェラード選手もいて、それも楽しみですのでいい準備をしていきます。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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