試合日程・結果

後半攻め込むも、王者の壁を破れず。

ShiningArcs

7

VS

サントリーサンゴリアス

38

12月15日(土)、秩父宮ラグビー場。心配された雨は、それほどでも無い。対する相手は、王者サントリー。今シーズン無敗で突き進み、圧倒的な攻撃力を見せつけている。また林雅人監督、山下大悟選手などサントリー出身のチームメイトも数名おり、因縁のあるチームともいえる。なんにせよ、現時点で日本最高峰のラグビーを展開するチームであることは間違いない。約一か月のウィンドウマンスを挟んで後半戦開始以来2試合を終え、ディフェンスの乱れを見せていたシャイニングアークスがどう立ち治せるか。

13時、シャイニングアークスボールでキックオフ。敵陣深い位置に蹴り込む。キャッチポイントへの追い込みが激しい。たまらず相手はタッチキックへ。だが、マイボールラインアウトが決まらない。結局この日は終始、このマイボールラインアウトで苦しむことになってしまう。そのため攻めても、逆に相手のアタックを受けてしまう展開が続く。だが、素早く前に出るタックルで凌ぐシャイニングアークス。後半節が始まって以来できていなかった「ロー・ファースト・タックル」が戻ってきた。しかし、如何せんマイボールラインアウトがことごとく相手ボールになってしまう。7分、自陣22m内で攻められている展開から、ゴール前5m付近で相手10番小野選手がパスダミーで交わし、自らトライ。ゴールも決まり、0-7。その後も反則が多く、ペースを掴めないシャイニングアークス。11分、ダニー・ロッソウ選手に鋭く低くタックルに入ったHO種本直人選手の頭が相手の膝にぶつかり負傷。白隆尚選手に交代。16分、自陣で攻撃を受けていたところでの早くもこの日5つめの反則に相手がショットを選択。PGが決まり、0-10。更に26分にも同じくPGを決められ、0-13。雨のためか、PGで着実に得点を重ねていくサントリー。低く前に出るタックルが戻ってきたシャイニングアークスではあるが、反則の多さとラインアウトの悪さでゲームを組み立てられないのがもどかしい。33分にもPGを決められ、0-16。それまで相手の攻撃に耐えていたが35分、自陣ゴール前で連続攻撃を受け、展開され最後は余られてトライ。ゴールは不成功で0-21。そして、前半を終わる。

後半節が始まっての前2試合に比べて、低いタックルはできている。しかし、反則の多さとラインアウトの不成功で攻撃の糸口をつかめない。そこにサントリーがPG 3本を含め着実に得点を重ねてきた。

サントリーボールで後半開始。4分、自陣10m付近で相手の連続攻撃を受けている時に、No.8トッド・クレバー選手がノーボールタックルを受けて倒れた隙のギャップを突かれトライを許す。G0-28。PR秋葉俊和選手OUT、山口泰生選手IN。敵陣に攻め込むシャイニングアークス。連続アタックを繰り返す。トライの予感。9分、敵陣ゴール前のラックからHO白隆尚選手が拾い上げトライ。SO君島良夫選手のゴールも決まり、7-28。ここから流れはシャイニングアークスに傾く。敵陣に攻め込み連続トライを予感させる。しかし、攻めているところでターンオーバーされてしまい、一気にカウンターアタックを受け逆にトライを奪われてしまう。G×7-33。18分、FL笠原歩選手OUT、栗原大介選手IN。後半になると、相手反則の場合ラインアウトでは無くクイックスタートを選択し、攻撃のテンポを掴み出すシャイニングアークス。No.8トッド・クレバー選手の突破などで何度か敵陣ゴール前まで攻め込むが、ミスも目立ちトライを奪うことが出来ない。LO木曽一選手、SH鶴田諒選手、CTBアレサナ・ツイランギ選手OUT、アイザック・ロス選手、岡健二選手、マット・サンダーズ選手IN。73分、ターンオーバーから掴んだチャンスに流れがシャイニングアークスに傾く。CTB山下大悟選手のビッグゲインなどでゴール寸前まで攻め込む。しかし77分、逆に相手のカウンターアタックを受け、一気に攻め込まれるが、ゴールライン前寸前でFB沼尻大輝選手が足元にタックルをし、倒れた相手がノックオン。トライを防ぐ。しかし、試合終了を告げるホーンが鳴った後、マイボールスクラムからボールを奪われトライ。G×7-38。ここで、ノーサイド。

後半はペナルティをひとつに抑え、残り30分は互角の戦いをした。ただ、その中でもう1本、2本のトライを獲り切ることが出来なかった。しかし、ラインアウトの失敗やパスミスなどもあったが、低く突き刺さるタックルは戻ってきたように思える。残り2試合。オールアウトするしかない。次節は、12月22日、場所は同じく秩父宮ラグビー場での対近鉄戦。応援よろしくお願いします。グランドで会いましょう。

林雅人監督のコメント

林雅人監督

王者サントリーを相手に、低いタックルをすることにフォーカスしていました。ウィンドウマンスを終えて、この2試合タックルの成功率が低かったために自分たちの持ち味が出せなかったので、今日は勝ち負けというよりも自分たちのラグビーをやろうということで試合に臨みました。自分たちの持っているものは急に失われるはずは無いので、この1週間は低いタックルをすることにフォーカスして練習してきました。

後半節に入って調子が悪いのは、現象としては、外のディフェンダーが中に入っていくようになってしまって、昔の形に戻ってしまったところが有ります。ただこの1カ月で勢いが無くなったというようには考えません。勢いがあるとか無いとかは人が作った考えであって、現実的には前半節と比べてタックルの成功率が下がっています。

今日のゲームの後半では、選手たちが腹をくくって前に出て行ったので良かったと思います。前半アタックが十分に出来ませんでした。後半は、前半の点差が21点だったこと、レフェリーがディフェンスの反則を多くとる傾向だったことで、キックは使わず、ペナルティもクイックタップからボールを持って攻めようと、ハーフタイムに選手たちと話しました。後半は選手たちも手ごたえを感じていると思います。

ただ今日試合をしてみて、選手たちは自分たちのスキル不足を痛感したと思います。相手は代表選手を大勢要するチームですので、実際に対戦して選手自身がスキル不足を実感した試合でもあったと思います。熱量のところで勝負という前に、パスやラインアウトのミス、反則といった部分で自分たちのゲームを作れませんでした。後半は、普通にやっても負けてしまうので、異常なラグビーをしようということで、エリアを気にせずボールを持ってアタックしました。またPKからは取れないラインアウトを諦め、ランに替え、選手たちはボールを持って、勇気を持ってプレーできたように思えます。残り2試合に向けて、日々スキルを磨いて臨みます。

友井川拓キャプテンのコメント

友井川拓キャプテン

この雨の寒い中、来てくれた多くのファンの皆さまに勝ち星を見せられなくて申し訳ありませんでした。セットプレーとタックルが本来我々の強みであったわけですが、そこが後半節に入ってぶれてしまいました。そこからアタックができない、ディフェンスで受けてしまうという悪循環に嵌ってしまっていました。今日の試合に対してはチャレンジしていこうと臨みましたが、スキル不足でペースが掴めずに、前半は特にずーっとディフェンスに回ってしまいました。ただディフェンス面では、前の2試合よりも良かったと思っています。そこはプラスに考えて残り2戦に向けて頑張っていきます。

笠原歩選手のコメント

笠原歩選手

Bチームから上がって試合に出ることが出来ましたが、負けてしまったので悔しいですね。ディフェンスに関しては、低いタックルをしようということに一点集中していましたので、それはある程度できたかなとは思います。セットプレーに関しては、相手も力を入れてきたと思いますので苦戦はしました。今日はミスを気にしないで、アグレッシブに行こうと試合に臨みました。これからも試合に出られる機会があるなら、もっとひたむきにタックルとディフェンスにフォーカスしてやっていきたいと思います。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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