試合日程・結果

キックと激しいディフェンスを徹底し、雨中の勝利を掴む!

ShiningArcs

19

VS

神戸製鋼コベルコスティーラーズ

10

11月19日(土)秩父宮ラグビー場。天気予想通り激しい雨と横殴りの風が吹きすさぶ。第2節以降、3試合続けての雨の試合となる。悪天候にも関わらず、3639人の観客が詰めかけてくれた。シャイニングアークスにとって、今シーズン初めての関東圏での試合となるが、たくさんのファンの方々が詰めかけてくれた。

12時、神戸製鋼ボールでキックオフ。序盤は、激しい雨のためスリッピーなボールやグランドコンディションによるミスを自陣で犯さないために、両チームでのキック合戦になる。序盤はテリトリーでやや劣勢に展開。しかし、この日のシャイニングアークスは無理に自陣からボールをつなぎにいかず、SH鶴田選手のハイパント、SOクレイグ・ウィング選手のロングキック、FB栗原選手の敵陣深くのタッチに蹴りだすキックなどで、効果的にエリアを奪っていく。そして、前節のサントリー戦で見せた激しく前に出るディフェンスは健在である。そのためか、神戸製鋼がペナルティを犯していく。

20分、敵陣30m中央付近での相手オフサイドにより、栗原選手がPGを狙い成功。3-0。その後も、お互いにエリアマネージメントを意識した戦いが続く。

24分、ペナルティを得たシャイニングアークス。難しい位置から栗原選手のPG成功。6-0。

キックと激しいディフェンスで徐々にゲームを支配し始める。27分、シャイニングアークス陣でのペナルティに相手はPGを狙わずタッチへ蹴りだしトライを狙いに来る。しかしここは凌ぐ。31分、シャイニングアークス陣でのペナルティに相手が今度はPGを狙い、成功。6-3。

シャイニングアークスはセットプレーが安定しており、そこで相手のチャンスも潰している。前半終わり近く、敵陣ゴール前で激しく攻め続けフェーズを重ねるが得点に至らず、前半終了。

後半、シャイニングアークスボールでキックオフ。3分、敵陣での相手オフサイドの反則から栗原選手がPGを狙い成功。9-3。前半からのキックによるエリアマネージメントが効果的に続く。攻められると、栗原選手が敵陣深くのタッチに蹴りだし陣地を奪い返したり、あるいは鶴田選手がコントロールよくハイパントでしかける。11分、WTB沼尻選手OUT→佐藤選手IN。

15分、栗原選手がこの日4本目のPGを決め、12-3。ワントライ・ワンゴール以上にリードを広げる。18分、HO種本選手OUT→濱田選手IN。PR斉藤選手OUT→山口選手IN。24分、相手が自陣から繋いでいったところをNo.8フォトゥ選手がターンオーバー。そのボールを受けたSH鶴田選手が力強いランで抜け出し、ラックに。そこからWTB友井川選手→SOクレイグ・ウィング選手→LOアイザック・ロス選手→CTB JPネル選手と繋ぎトライ! 栗原選手のゴールも決まり、19-3と突き放す。

30分、LO石神選手OUT→馬屋原選手IN。

この後神戸製鋼にゴール前まで攻めこまれ、耐えていたが、34分、反則の連続により鶴田選手シンビン。35分にも、危険なタックルによりクレイグ・ウィング選手がシンビン。13人対15人となってしまい、トライを奪われる。ゴールも決まり、19-10。 WTB佐藤選手OUT→SH西村選手IN。リスタートキックを相手がタッチにこぼし、マイボールから敵陣で落ち着いてフェーズを重ね、そのまま試合終了を告げるホーンが鳴る。ノーサイド。勝利を飾る。

作戦通りに、選手全員の意思が統一され、激しいディフェンスをやり抜いた。またセットプレーも安定しており(ラインアウトは成功率100%)、終始試合をリードして進めた。神戸製鋼にボーナスポイント1を与えなかったのも、最終的に効いてくるかもしれない。

「MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)」には、4本のPGと1本のGを全て成功させた、FB栗原 徹選手が選ばれた。

大沼照幸監督のコメント

大沼照幸監督

こういう悪天候の、強い雨が降っているコンディションでは、タイトな試合になることを予想していました。先週のサントリー戦でもディフェンスが機能していましたので、今日の試合もしっかり前に出るディフェンスをするということと、あとはラック、ブレイクダウンでしっかりとプレッシャーをかけることにフォーカスしました。そして作戦通りに、選手たちはフォーカスしたことをしっかりと守ってすばらしいディフェンスをしてくれたと思っています。もともとディフェンスでリズムを掴んでいくチームなのですが、ヤマハ戦で大量失点して、自分たちのディフェンスをしようと取り組んできたことが成果に現れたと思います。FWがセットプレーをがんばってくれましたし、密集でもすごくファイトしてくれました。また栗原選手や鶴田選手のキックも効果的に決まりました。ただ、特に後半ペナルティが多かったので、そこは修正していきます。強敵との試合が続きますが、一試合ごとに「ONE FIGHT!」を実践してレベルアップしていきたいと考えております。

林雅人ヘッドコーチのコメント

林雅人ヘッドコーチ

我々はチャレンジャーですので、2つのことにだけフォーカスして今日の試合を戦いました。その2つとは、低いタックルと自陣22mからハーフウェイラインまでのゾーンのコントロールです。ディフェンスで詰めていくことと、1stタックルにフォーカスしました。そのため、今日の出場選手は、タックルができる選手という基準で選んでいます。また今のラグビーでは、自陣22mからハーフウェイラインまでのゾーンをコントロールできればゲームを支配出来ると考えています。ですから、そのゾーンでのゲームの創り方を練習でひたすらやってきました。今日は雨でしたので、そのエリアをキックで支配しようと戦略を立てました。鶴田のハイパントも良かったですね。やっぱり雨の日にハイパントをやられると嫌なものです。後半入ってからしばらくの間、相手のSOが一次攻撃からハイパントを上げてきていたのですが、あの時間帯は嫌でしたね。栗原と沼尻がぶつかったり、そういうことが起こるんですね。ただ、点差がありましたので、相手がボールを廻してきたので助かりました。最後、シンビンで二人退場になり、選手が13人になってしまいましたが、20年コーチをやってきて初めてですね(笑)。あの時間帯で良かったです。

友井川拓キャプテンのコメント

友井川拓キャプテン

大沼監督のコメントにもありましたが、この悪天候の中、大勢のサポーターの方に来ていただいて、選手の背中を押してくださったことを非常にうれしく思います。今日のゲームは、雨のためにお互いミスが多くなる中で、ブレイクダウンやセットプレーでFWがしっかり戦ってくれたことが勝因だと思います。本当にうちのFWが頼もしく思えましたし、今日はFWの勝利だと思います。昨年はキック中心のチーム戦略でやってきましたが、ディフェンスはしっかりできているという自信はありました。やはり今年も前に出るディフェンスというところは、強みだと思います。チャレンジャーとしてひたむきにディフェンスで前に出ることが、結果として勝ちに繋がったと思います。先週のサントリーさんとの試合に、ディフェンスでプレッシャーをかけ続けられたことも、自信になっています。

栗原徹選手(本日のマン・オブ・ザ・マッチ)のコメント

栗原徹選手

神戸製鋼さんは、去年戦ったチームの中で一番うまくやられてしまったという印象があります。肩透かしを喰らったというか。今日はボールを動かしていくのが上手な相手ですから、雨も僕らの味方になってくれた部分もありますが、チャレンジすることだけ考えてやった結果が勝利に繋がったと思います。また選手・スタッフ含めてみんなが一つになれている実感がすごくあります。チームのためにカラダを張ってハードワークをしようという「一体感」がありますね。

試合では、最初の10分に全力で激しくファイトすることをチームで共通認識しています。チームとしてまだ80分を計算することができないので、最初の10分で残りの70分の方向性が決まってしまうと思っています。ですから、最初の10分をみんなでプライドを持って100%力を出して、仮に最後へばってしまってもポジティブな結果と捉えたいです。

ディフェンスに関しては、去年のベースがありますので特別なことをしているわけではありません。今年はそこにプラスして、ボールを持ったら各自が判断してしっかりアタックしていこうと、それぞれがリアクションしていこうと、コーチングを受けて練習しています。その部分で少しは進化できているかと思います。

*試合写真は、公式facebookページにも多数掲載しています。

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