試合日程・結果

練習試合 第2戦 vs NECグリーンロケッツ

ShiningArcs

12

VS

NECグリーンロケッツ

38

2010年5月29日、季節外れの肌寒さを感じさせる曇り空のコンディションの下、2010年オープン戦・第2戦vsNECグリーンロケッツがNEC我孫子グランド行われた。相手は、昨シーズン日本選手権ベスト4のトップリーグ強豪。昨シーズンまでは「胸を借りる」立場であったが、今シーズンからは凌ぎを削るライバルチームである。この試合の意義を、大沼監督は「トップリーグのチームとメンタル面で対等に戦うこと」と語る。ShiningAcsのメンバーは若手や新加入選手も多く、ファンにとっても楽しみな一戦である。

試合前の円陣で、この日ゲームキャプテンを務めるCTB栗原 徹選手がメンバーに語りかける。「勝ちにいきながら、しっかり楽しもう。自分たちの実力を見せつけてやろう」。そしてシャノンHCが、「今、これから変えられるのは気持ちだけ。メンタル面で負けないように」と締めて選手をグランドに送り出した。
13時キックオフ。試合開始2分、NECの攻撃。ハーフウェイライン付近からターンオーバーされパスを繋がれると、右タッチライン際を抜かれファーストトライを奪われてしまう。コンバージョンも決まり、0-7。続く7分にも自陣ゴールライン近くでの相手ボールラインアウトからモールを形成され、そのままトライを奪われる。0-14。
決して個々のフィジカルやスピードで劣っているわけではないように見える。しかし、ちょっとした緩みやミスを得点に結び付けられてしまう。ようやく落ち着きを取り戻したShiningArcsは、ここから反撃に出始める。12分。敵陣22メートルライン付近でボールを持ったFBマーク・ジェラード選手が猛然と相手に突っ込んでいく。豪快なステップで三人、四人と置き去りにしてオフロードパスをFL小峰徹也選手に繋ぎ、最後はHB西村 渉が中央にトライ。マーク選手の見せたワールドクラスのプレーにグランドがどよめく。惜しくもマーク選手のコンバージョンは決まらなかったが、5-14とする。続いて22分。ハーフウェイライン手前で相手のパスコースにタイミング良く飛び出したWTB河津周平がインターセプト。そのままタッチライン際を駆け抜け、独走トライ。コンバージョンも決まり、12-14。しかし29分、またしても相手ボールラインアウトからのモール攻撃でトライを許してしまう。12-21。そして、前半終了。

ハーフタイム。選手たちの表情からは、「やれる」という自信と手応えが感じられる。FWとBKのグループに分かれて意見を交わす。FW陣では、「気持ちの面で焦るな。パニックになるな」「同じトップリーグのチーム。勝てない相手ではない」と指示が出る。BK陣では、栗原選手から「無駄なペナルティはやめよう」、マーク選手から「我々がどういうプレーができるのか考えよう。やられているときは自分たちのミスからだ」などと修正点が挙げられる。そして、シャノンHCが「Simplicity & Unity. 後半更に一段上げよう。最初の10分を大切に!」と言って選手を送り出した。
後半開始。しかし、逆に立ち上がり32秒、3分と相手に連続トライを許してしまう。12-33。ShiningArcsも敵陣ゴールライン間際まで何度か攻め込むが、もう一歩のところで反則を犯して相手ボールになってしまい、得点に至らない。逆に27分。またしても自陣ゴール前での相手ボールラインアウトからモールで運ばれ、トライを奪われてしまう。その後、双方得点は動かず、12-38でノーサイド。
試合後、シャノンHCが選手に語る。「良いプレーもたくさんあったが、スコアの通り、負けは負け。詳しいことは、試合のテープを見てからフィードバックするので受け入れてほしい」。
大沼監督も、手応えと課題とを冷静に受け止めていた。「試合前にフォーカスしていたメンタル面は、しっかりしたものを見せてもらえたと思います。モールディフェンスや試合の立ち上がりなど、今日見えた課題にこれから対応していきます」。
敗戦してしまったが、見所の多かった試合である。選手たちは良いプレーもたびたび見せてくれたし、メンタル面でも決して臆することなく戦った。しかし、自分たちのミスから相手に得点を奪われ、自らのチャンスをつぶしてしまったことなど反省点も多い。また昨シーズンまでもそうであったが、試合立ち上がりの悪さは、今シーズントップリーグを戦っていく上でぜひとも修正してもらいたい。
第3戦は、6月12日。対するは、サントリーサンゴリアス。今のところ関東でのオープン戦はこれが最後となる。再びアウェーでの試合となるが、ぜひ多くのファンの方々に応援に駆け付けていただきたい。

ページトップへ