試合日程・結果

春季オープン戦 第4戦-VS NTTドコモレッドハリケーンズ観戦記

2009年7月4日、NTT千葉総合運動場グランド。心配された天気も持ち直し、梅雨らしい蒸し暑い午後を迎えた。この日の対戦は、春季オープン戦という位置づけのみならず、伝統ある「第33回NTTラグビー全国大会」のメイン試合として組まれた一戦でもある。対する相手のNTTドコモレッドハリケーンズは、ShiningArcsと同様に来季のトップリーグ昇格を確実に視野に入れて、今季大型補強を行ってきた。ちなみにヘッドコーチはオールドラグビーファンにはおなじみのかつての名選手、マコーミック氏である。昨年の同大会では、14-46のスコアでShiningArcsは敗戦を喫している。2年連続で負けるわけにはいかない。またトップイーストリーグのレギュラーシーズン終了後にチャレンジマッチで対戦する可能性もある相手である。いわば、「NTTダービー」の様相を呈している。

試合前に円陣を組んだ選手たちに向ってシャノンヘッドコーチは、こう声をかけて選手たちを送り出した。「チームのために、仲間のために、NTTのために、全員で一丸となってプレーしよう。グッドラック!」
そして、14時30分キックオフ。グランドは、前日の雨の影響でところどころぬかるみスリッピーである。だが、開始早々から激しいフィジカルを見せるShiningArcsは試合を優位に進めていく。そして、前半7分、NO.8ダレン・マーフィーが得意の力強い突破を行い、それをつないでCTBティム・レネヴェがゴール左隅にトライ。そのままペースを握ったShiningArcsは、前半22分にもゴール前でのモールの押し込みから展開し、WTB河津周平がゴール右隅にトライ。10-0と点差を広げる。
しかし、その後アタックしながらも相手にボールを与えてしまったり、ターンオーバーされる場面が続き、試合は徐々に相手のペースになっていく。そして、前半35分、ドコモレッドハリケーンズにファーストトライを許してしまう。その後もペースをつかみきれないまま前半を10-7で終わる。

ハーフタイム。コーチ陣から指示が与えられる。「個人としてのタックルはいいけれど、ユニットとしてバックアップできていない」「モールをすぐ止めないでもう一回頑張って!」「ターンオーバーされていることと、ボールのハンドリングが良くない。65%は敵陣で攻めているのだから、もっと我慢強く!」「後半最初の10分で決めろ!」

しかし、後半に入ってもペースをつかみきれない。チャンスを掴んだと思ったらターンオーバーされ、もどかしい展開が続く。スリッピーなグランドとボールの影響があるのだろうが、それは相手チームも一緒だ。後半10分にはドコモレッドハリケーンズにトライを決められてしまい、10-14と逆転される。その後もアタックを仕掛けては、相手にボールを与えてしまうという自滅的な試合運びが続く。インジュアリータイムに入り、グランドに足を運んだファンにもあきらめの気持ちが芽生えてきた頃、敵陣10mライン付近からWTB友井川 拓が抜け出して左タッチライン際に突破を図り、ShiningArcsファンの目の前を突き進みそのままインゴールを中央まで走り抜け、胸のすくようなトライ!SO君島良夫のコンバージョンゴールも成功し、17-14と逆転。試合は、そのままノーサイド。実に薄氷を踏むような勝利だった。

大手を振って喜べない勝利ではある。チームがユニットとしての機能を構築している段階であったためか、課題が残る試合であった。しかし、最後まで選手が諦めないで勝利を奪い取った意味は大きい。この勝利への執念をぜひレギュラーシーズンへ繋げて欲しいものである。
チームは、この試合で春季オープン戦日程を終える。このあと、8月の北海道夏合宿を経て次に我々の前に姿を現す試合は、いよいよ9月のトップイーストリーグ開幕戦である。今シーズンのShiningArcsに更なる応援をお願いします。

シャノン・ヘッドコーチのコメント

シャノン・ヘッドコーチ

今日の試合は、トップリーグに昇格するためにも、最後まであきらめないで戦い勝利を収めたことは良かった。しかし、65%の時間帯を敵陣でプレーしながら、アタックしてはボールを相手に与えてしまったことは反省すべき点である。スリッピーなグランドではあったが、その原因はビデオを見て詳しく分析する。NTTの大会でNo.1になれたことは誇りに思っている。これからもShiningArcsに期待してください。

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