試合日程・結果

セコムに勝利!リーグ2位通過でプレーオフ進出決める

NTTコミュニケーションズ

19

VS

セコムラガッツ

15

12月27日、2008年度トップイーストリーグ11公式戦最終戦。NTTコミュニケーションズ シャイニングアークスは、セコムラガッツと対戦した。暫定2位と暫定4位の対決は最終戦にふさわしく、トップチャレンジ挑戦権を争う対決となった。昨季リーグ戦およびプレーオフで苦杯を喫した因縁の相手に接戦を強いられたが、シャイニングアークスが19-15の僅差で逃げきった。シャイニングアークスはリーグ2位が確定。来年1月4日のプレーオフに進出、リーグ3位の三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦する。

3本のペナルティゴールで確実に得点を重ねる前半

仕事納めの翌日という年末にもかかわらず、大勢のサポーターが詰めかけてくれた

仕事納めの翌日という年末にもかかわらず、
大勢のサポーターが詰めかけてくれた

NTTコミュニケーションズラグビー部として、創部から2度目となるリーグ最終戦。先週の釜石シーウェイブスRFCに勝利した結果、獲得勝ち点からプレーオフ進出を濃厚にしていたシャイニングアークス。仮にセコムに敗戦したとしても条件さえクリアすれば進出可能ではあったが、今季これまで積み上げてきたものを証明する又と無いチャンスであり、何がなんでも負けられない――。この日の試合は、単に順位争いだけに留まらない、シャイニングアークスにとって大きな意味を持つものであった。その舞台にふさわしい秩父宮ラグビー場には、昨季味わわされた悔しさを晴らすことを見届けるべくシャイニングアークスのサポーターが大勢詰めかけた。

先週の釜石戦同様、ペナルティゴールで得点を稼いだSO君島良夫

先週の釜石戦同様、ペナルティゴールで
得点を稼いだSO君島良夫

選手たちへ大声援が飛び交う中、セコムのキックオフで試合開始。3分、シャイニングアークスは自陣20m付近でオフサイドをとられる。セコムはペナルティゴールを選択し、それが成功して初得点を許す。だが9分にはセコムが逆にオフサイドを犯し、シャイニングアークスがペナルティゴールに成功、3-3の同点に。13分、No.8ブラッドリー・ミカの突破を皮切りに攻撃を展開し、敵陣22mライン付近でセコムの反則を引き出した。ゴールポスト正面ということもあり、手堅くペナルティゴールを選択。SO君島良夫が決め、リードを広げていった。ここで勢いに乗ってトライによる得点追加が期待されたシャイニングアークスだったが、なかなかセコムのディフェンスを切り崩すことができない。逆に、セコムが積極的に猛アタックをしかけてくる。22mラインを超えられ、ゴールラインを割り込もうとするセコムの猛攻を、低いタックルや2人がかりで食い止める。

自陣22m付近での攻防は実に見応えがあった

自陣22m付近での攻防は実に見応えがあった

我慢を強いられる状況の中、34分、セコムのオフサイド。ここ数試合キックの精度が上がっているSO君島が、この日3本目のペナルティゴールを成功させ、スコアは9-3。追うセコムは36分、シャイニングアークスの反則からペナルティゴールのチャンスを得たが、失敗。前半を9-3で折り返す。シャイニングアークスが集中力を切らすことなく、耐え抜いたという印象を受けた。

雌雄を決した後半21分のトライ

前半、頭部出血のため一時交代したCTBティム・レネヴェがこの試合唯一のトライを決める

前半、頭部出血のため一時交代した
CTBティム・レネヴェがこの試合唯一のトライを決める

前半は、接点の勝負および集散ではシャイニングアークスとセコムは、文字通り互角の戦いを展開していた。勝つにせよ敗れるにせよ、点数は僅差になることは容易に想像できた。運を含めた少ないチャンスを、どちらのチームがものにできるか。後半、最初にチャンスを手にしたのは、セコムだった。7分、じわじわと攻め込んだセコムは22mライン付近でのスクラムからサイド攻撃を展開。BKラインにFWが参加したセコムの素早いパス回しに対応しきれず、左隅に初トライを許してしまう。難しい角度だったが、ゴールも成功。9-10と、この試合初めてリードを許す。苦しい展開に応援席のボルテージも上がり、選手たちを力強くサポート。応援に後押しされ、13分にはペナルティゴールで再度逆転。さらに20分には5本目のペナルティゴールによる追加得点を狙ったものの、失敗。

個人技頼りではなく、チームが一丸となってつかんだ勝利

個人技頼りではなく、チームが一丸となって
つかんだ勝利

だが、このすぐ後、シャイニングアークスが、自力でチャンスをものにした。21分、セコムのドロップアウトで試合再開。シャイニングアークスの蹴った高いパントをセコムが受け損ねてノックオンし、弾んだボールをそのままキャッチしたCTBティム・レネヴェが密集を駆け抜け、値千金のトライ。ゴールも成功させ、19-10。このトライに、シャイニングアークスのサポーターはリーグ戦一番の大歓声をあげた。この勢いを持続したいところだったが、セコムも執念を見せる。何度も敵陣に入り込むも、その都度押し返されてしまう。また、FB栗原徹がキックで陣地を回復しようとするが、ダイレクトタッチでピンチになる場面も。それでも、前半同様しぶとくしのいでいたシャイニングアークスだったが、29分、セコムのWTB石橋秀基に左隅に飛び込まれてしまった。だが、ゴールには失敗し、19-15。
その後もセコムの激しい攻撃は続く。ロスタイムに入っても、終始セコムが22m付近を支配していたが、FW陣の奮起により簡単にボール供給をさせることがなく、追加得点を許さなかった。そして、13時42分。ノーサイドのホイッスルが鳴り、シャイニングアークスはセコムに苦戦しながらも勝利し、昨季の雪辱を果たした。同時に今季リーグ3位以内(8勝2敗)が確定し、1月4日のプレーオフ進出が決定した。結果だけ見れば、8勝2敗と昨季と同成績であるが、混沌を極めたリーグ戦を勝ち抜いた意義は大きい。

走力の高さが目立っていたLO細川智広は同僚や友人の言葉に笑顔を見せる

走力の高さが目立っていたLO細川智広は
同僚や友人の言葉に笑顔を見せる

サポーターのねぎらいの大声援を受け、誇らしげな表情を浮かべていた選手たち。しかし、このリーグ戦はあくまで通過点。加藤昭仁キャプテンが「今日で終わりなのではなく、これから始まる」と話すように、最終目的はトップリーグ昇格にほかならない。さらなる高みを目指して、ALL OUTを貫いてほしい。次戦は年明けの1月4日、三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦する。実力伯仲する相手だけに、サポーターの方々はぜひとも秩父宮ラグビー場に来場して、選手に普段以上の力が発揮できるよう、応援をお願いしたい。

山本和林監督のコメント

山本和林監督
本日の応援、まことにありがとうございました。ゲームプランとしては、ミスや反則をすることなくテリトリーを支配し、とにかくハードワークに徹するように伝えていましたが、選手たちは本当によくエネルギーを出し続けてくれました。流れがセコムさんに有利になる中でも、我慢できていましたので、こういう結果になったのだと思います。おかげさまでいい形で年を越せるわけですが、まだ目標までの道のりはあります。とにかくいい準備をしてプレーオフに臨みます。

シャノン・フレーザーヘッドコーチのコメント

シャノン・フレーザーコーチ

非常にいい試合でした。選手たちはとても自信を持ってグランドに立ち、プレーしてくれたように思います。特にセコムの選手を止めるタックルには力強さを感じました。プレーオフの対戦相手は三菱重工相模原ですが、リーグ戦の過程の中で積み上げてきたものをベースにしながら、戦っていきます。

加藤昭仁キャプテンのコメント

加藤昭仁キャプテン
セコムさんこそがリーグ戦での真のターゲットと考えており、とにかく勝つことにこだわってきましたので、うれしいです。プレーオフでは持てる力を出し尽くし、トップチャレンジまで進みます!

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