試合日程・結果

我慢の連続で苦戦強いられるも辛勝

NTTコミュニケーションズ

33

VS

日本航空

22

9月14日、2008年度トップイーストリーグ11公式戦第2戦、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークスは日本航空ラグビー部(JAL WINGS)と対戦した。昨年、大勝したチームを相手に、一時はあと1トライで逆転されるまでに追い詰められてしまった。結果的には開幕戦同様、勝利を収めたもののまたもやチームの課題が浮き彫りになった試合だった。

集散もよく、順調にトライを重ねたが……

先制トライを決めたLO馬屋原誠

先制トライを決めたLO馬屋原誠

試合会場である群馬・高崎浜川陸上競技場周辺の気温は29℃。セミの鳴き声も聞こえてくるなど、9月中旬とは思えない天気だったこの日。昨季も同様に蒸し暑い中でのゲームでシャイニングアークスは12本のトライを奪いJAL WINGSに圧勝したが、前半に関して言えば、その記憶を思い出させるようなゲーム展開ができていた。

前半34分にはPR石田健がトライ

前半34分にはPR石田健がトライ

9分、敵陣ゴール前でのJAL WINGSが反則、ディフェンスラインの間隙を突く形でSH中山浩司→LO馬屋原誠へと素早くボールを回し、そのままトライ。20分には、敵陣でのマイボールスクラムからNo.8ダレン・マーフィーのサイドアタックを基点として切れ目なく展開、WTB河津周平がゴール右隅に飛び込んだ。さらに、CTBティム・レネヴェの突破を中心に波状攻撃、最後にPR石田健がゴール真下にトライ。このまま前半終了かと思われたが、ロスタイムの42分、こぼれたボールをうまく処理できずに、JAL WINGSにトライを奪われてしまった。

後半、流れの悪さを修正しきれず

CTBティム・レネヴェは後半トライを決め、ディフェンスでも活躍

CTBティム・レネヴェは後半トライを決め、
ディフェンスでも活躍

先週の開幕戦と比べると、たしかに集散は良くなっている。ラックをターンオーバーし、攻撃的なタックルで攻守逆転もできていた。しかし、前半ロスタイムの失点のように、集中力を欠きがちな場面での失点は、開幕戦でも見受けられただけに気にかかった。その悪い予感は的中してしまう。後半開始早々の2分、スクラムからスピード展開されゴール真下にトライされ。ゴールも決められてしまう。スピードに乗っているとはいえ、タックルでしとめられなかったのが痛かった。以後、シャイニングアークスは、オーバー・ザ・トップやオフサイドなどの反則を犯してしまい、約25分間、自陣での戦いを強いられた。キックで陣地を回復して流れを修正しようとするも、新ルール(22mライン外から22m内にボールを持ちこみ、ボールをキックし直接タッチとなった場合、ダイレクトタッチとなり蹴った地点に戻されてしまう)によって、さらなるピンチとなった。しかし、JAL WINGSがミスを重ね、トライを許さなかった。

後半から出場、トライを決めたLOブラッドリー・ミカのパワフルなラン

後半から出場、トライを決めた
LOブラッドリー・ミカのパワフルなラン

ようやくシャイニングアークスに流れが傾き始め、敵陣でゲームを展開できたのは27分過ぎ。34分、JAL WINGSのハンドリングミスでこぼれたボールをCTBティムがトライに成功。しかし、38分にはJAL WINGSに後半2本目のトライを奪われ、6点差にまで追い詰められてしまう。ミスの許されない状況の中、ロスタイムの44分、敵陣5m前での反則から途中出場したLOブラッドリー・ミカが賢明な判断をしてそのまま突進、追加トライに成功し、シャイニングアークスは33-22で逃げ切った。
スクラムの不安定さなど、この試合を通じて浮き彫りになった課題を、次戦の栗田工業戦でどこまで修正できるか。シャイニングアークスの奮起に期待したい。

山本監督のコメント

山本監督
今日は自分の役割を果たし、反則を犯さないということをテーマに事前に、掲げていましたが、ミスとエラーが続出した試合でした。加えて、もう少しエリアを意識した戦い方をしなければいけないですね。チームとしてボールを獲得し展開できる段階までには到達しているのですが、どのエリアで戦っているかをもっと強く意識しながらゲームを展開していかなければだめですね。次戦、頑張ります。

加藤昭仁キャプテンのコメント

加藤昭仁キャプテン
序盤はいい流れで戦えていたのですが、途中から相手のペースに巻き込まれてしまうようになってしまったのが修正点として挙げられます。自陣に入ってからのペナルティは即得点につながっていくので、どうしても減らしていかなければいけないです。ただ、後半、最後まで気持ちは切れずにロスタイムでトライできたのは良かったのではないでしょうか。次の栗田工業戦では、80分一貫してシャイニングアークスのペースで戦えるようにもっていきたいと思います。

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