試合日程・結果

逆転勝利で開幕戦を飾る

NTTコミュニケーションズ

27

VS

秋田ノーザンブレッツ

22

9月7日、2008年度トップイースト11が開幕した。NTTコミュニケーションズ シャイニングアークスは、秋田・男鹿総合運動公園陸上競技場で秋田ノーザンブレッツと対戦。前半はまさかのノースコア、後半も反撃するや追加得点を奪われ、あわやと思わせたが27-22のスコアで辛勝した。文字通り薄氷の勝利ながら、開幕戦を飾った。

ミス連発でまさかの前半ノースコア

前半はノーザンブレッツの出足の早いタックルの前に悩まされる

前半はノーザンブレッツの
出足の早いタックルの前に悩まされる

昨季はプレーオフで敗れ、あと一歩のところでトップリーグ昇格の夢が絶たれたシャイニングアークス。あの時の悔しさと「今季こそは必ず!」の誓いを胸に抱きながら、春から過酷なトレーニングに耐え抜いてきた選手にとっては、この日の開幕戦は待ち遠しかったに違いない。同時に、その思いはシャイニングアークスサポーターも一緒で、NTT東日本秋田支店等のご当地のNTT関係者や遠路はるばる首都圏 からも多くのサポーターが詰め掛けた。

公式戦初出場となったCTB磯田金吾と地元出身のWTB安田武彦

公式戦初出場となったCTB磯田金吾と
地元出身のWTB安田武彦

定刻よりやや遅れて12時2分、シャイニングアークスのキックオフでゲーム開始。8分、反則からPGを許す。続けざまに10分、自陣10mから展開をしていったところ、インターセプトされてゴール真下に初トライを許してしまう。初戦の緊張だろうか、それとも深い芝に足を取られてしまうのか、集散が悪い。それ以上に目立ったのがハンドリングミスだ。シャイニングアークスが敵陣まで攻め込んでも、ノックオンやスローフォワード、さらにはレイトチャージでプレーが中断する場面が目立った。そして、25分には自陣10mという位置からWTB河津周平が相手を抜こうと軽く蹴り出したボールをチャージキャッチされ、そのままゴール中央へトライを決められる。シャイニングアークス、まさかのノースコア……。嫌なムードが流れる。

後半、4トライの猛攻で溜飲を下げる

アウェーの苦手意識を払拭させようと、「NTT」コールで選手たちを盛り立てるサポーター

アウェーの苦手意識を払拭させようと、
「NTT」コールで選手たちを盛り立てるサポーター

昨季までのシャイニングアークスであれば、前半で優位に立てれば勢いを持続させられるが、思うように展開できないでいると後半はメンタル面、フィジカル面双方で悪影響を見せていた。しかし「こういう厳しい状況だからこそ感情に流されずに冷静でいられた」(山本和林監督)というように、昨季の経験と厳しいオフシーズンを過ごしたことでタフになった選手たちの顔には、焦りの色は浮かんでいないように思えた。

後半37分、LOサイモン・リビングストーンはハンドオフでタックルをかわし、そのままゴールへ

後半37分、LOサイモン・リビングストーンは
ハンドオフでタックルをかわし、そのままゴールへ

そして、ようやくシャイニングアークスが反撃開始。後半4分、ノーザンブレッツのノックオンオフサイドからペナルティキックのチャンスを得て、敵陣ゴール前でのラインアウト→モールというシャイニングアークス得意のパターンから左隅に初トライ。その5分後には、№8ダレン・マーフィーがラックから抜け出してトライを重ね、SO君島良夫もゴール成功。これで点差は5点、だが焦りのあまり、途中出場したばかりのLOサイモン・リビングストーンがわずか2分でシンビンという事態に陥り、30分ノーザンブレッツに追加トライを許してしまう。
よもや開幕戦敗戦という悪夢がよぎったが、34分敵陣ゴール前でのラック展開からWTB河津が飛び込み、続けて37分にはグラウンドに戻ったLOサイモンがラインに参加し、汚名返上とばかりにこの日4本目のトライを決めた。ロスタイムの43分、SO君島のペナルティゴールも成功し、27-22でシャイニングアークスがわずか5点差で辛勝した。
 手に汗握る試合で見応えこそあったが、攻撃・防御ともに「シャイニングアークスらしさ」はまだまだだった。次戦9月14日の日本航空戦に期待したい。

山本監督のコメント

まずは皆様の応援のおかげで、開幕戦を白星でスタートできました。ありがとうございます。それにしても、公式戦というのは難しいものだと痛感しています。前半はノーザンブレッツが仕掛けた落とし穴にはまってしまい、抜け出すまでに時間がかかりました。ただ、ここまでチームとしての力は高めてきましたし、最後は自分たちのペースで戦えたことはよかったと思っています。

シャノン・フレーザーヘッドコーチのコメント

今日から長いシーズンが始まるわけですが、これからコーチとしてやらねばいけない仕事があるなと思わせたゲーム展開でした。前半、力を出し切れない選手たちは、悔しさを感じていたようです。ヘッドコーチとしては言葉をかけるべきだったかもしれませんが、特に何もコメントはせず、選手たちに任せました。彼ら自身が気持ちを切り替えたことで、後半はアグレッシブな気持ちで戦えたようです。とはいえ、今日の勝利は、コーチはもちろん、選手たちも満足がいくものではありません。次の戦いではさらに成長し、シーズンの最後には、必ず目標を達成したいと思います。

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