III.経営成績

 以上のような事業展開の結果、音声伝送収入は、厳しい市場環境の中で各種サービスの提供や販売施策の強化などにより増加、またデータ通信収入についてはより低廉なIP系サービスに移行する傾向にあり減少する一方で、IP系収入は堅調な伸びを示しています。
 依然として厳しい競争状況を反映して、営業収益については前年同期に比べ増加したものの、経常損益については前年同期に比べ減少しました。

 具体的な営業成果などについては、以下のとおりです。

1.音声伝送収入(IP系除く)
 音声伝送収入(IP系除く)は、固定電話市場の縮小やIP電話の普及などによる競争の激化の影響により、引き続き厳しい市場環境にあります。しかしながら国内電話については、「PL@TINUM LINE(プラチナ・ライン)」などの提供や、お客さまニーズを先取りした多彩なパッケージソリューションの提案により、収入の維持・増加に努めました。また、国際電話については、活発な営業活動などによるシェアの向上を通じた収入の増加に努めました。
 この結果、IP系サービスを除く音声伝送サービスにおける営業収益は2,365億円(前年同期比165億円増 7.5%増)となりました。

2.IP系収入
 IP系収入は、IP系サービスへのお客さまの強いニーズを背景に順調に伸びています。特にOCNについては、「Bフレッツ」とのワンストップサービス「OCN 光 with フレッツ」などのブロードバンド対応プランの積極的な販売や、セキュリティ、コンテンツなどアプリケーションの充実により、契約数は2005年10月22日をもちまして500万加入を突破しました。
 この結果、IP系サービスにおける営業収益は1,500億円(前年同期比159億円増 11.9%増)となりました。

3.データ通信収入(IP系除く)
 データ通信収入(IP系除く)は、より低廉なIP-VPNやインターネットを利用したVPNサービスなどに移行する傾向にあることから減少しています。しかしながら、品質や信頼性、セキュリティを重要視するお客さまからの根強いニーズもあることから、シンプルかつ信頼性の高いサービスの提供を通じ、収入の維持に努めました。
 この結果、データ通信サービス(IP系除く)における営業収益は、915億円(前年同期比198億円減 17.8%減)となりました。

4.ソリューション収入
 ソリューション収入は、データセンターやセキュリティサービス、マネジドサービス(監視・運用サービス)など、お客さまの設備やシステムに対してトータルソリューションを提供する高付加価値サービスを積極的に展開してきたことから、順調に伸びています。
 この結果、ソリューション事業における営業収益は、538億円(前年同期比93億円増 20.9%増)となりました。

5.その他収入
 その他収入は、主に設備賃貸や商品販売代行などによるもので、これによる営業収益は159億円(前年同期比5億円増 3.8%増)となりました。

 以上の営業活動の結果、当中間期の営業収益は5,478億円(前年同期比224億円増 4.3%増)、営業利益は343億円(前年同期比135億円減 28.3%減)、経常利益は380億円(前年同期比87億円減 18.6%減)となりました。また、NTT Investment Singapore Pte. Ltd.清算に伴う中間分配益223億円を特別利益に計上し、NTT USA, Inc.の関係会社株式評価損164億円、ジェイサット株式会社の関係会社株式評価損159億円、NTT EUROPE LTD. の関係会社株式評価損53億円を特別損失に計上したことにより、中間純利益は28億円(前年同期比248億円減 89.8%減)となりました。

※「FOMA/フォーマ」はNTTドコモの登録商標です。
 

戻る