平成17年3月31日
(報道発表資料)
東邦薬品株式会社
NTTコミュニケーションズ株式会社


医薬業界の電子化を促進する
「重要情報管理サービス」提供に向けた協力について


 東邦薬品株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:松谷高顕、以下東邦薬品)とNTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木正誠、略称:NTT Com)は、医療機関、調剤薬局向けの情報セキュリティ対策サービス提供で協力します。具体的には、電子カルテや患者薬歴情報などの電子データを、紛失・漏えいの危険なく長期に渡り保管することが可能となる「重要情報管理サービス」の提供に向け、平成17年5月1日より実証実験を行います。


1.協力の背景
 従来、医療機関や調剤薬局は、カルテや調剤情報、薬歴などの患者の個人情報を一定期間書類の形で保管するよう義務付けられていましたが、平成17年4月1日施行の「e-文書法」により、電子データで保管することが認められるようになります。しかし一方で、これらの個人情報は「個人情報保護法」の対象となる情報であるため、電子保管にあたっては紛失や漏えいのリスクを低減するための対策を施すことが求められます。
 東邦薬品とNTT Comは、こうした個人情報を、紛失、漏えい、破壊の危険なく長期に渡り保管することが可能になる「重要情報管理サービス」の提供に向け、共同で実証実験を行います。NTT Comが独自開発した「秘密分散システム」をベースに、東邦薬品が新たに開発する医薬業界向けの情報管理システムを組み合わせることで、医療機関や調剤薬局が、既存の情報システムに大きな変更を加えることなく、重要情報の長期保管を安全に実施できるよう、低コストで信頼性の高いサービスの実現を目指します。


2.実証実験の概要
目 的 「重要情報管理サービス」提供に向けた、アプリケーションソフトの動作確認、ユーザインターフェースの検証など
実施期間 平成17年5月1日〜平成17年6月30日
実施内容 調剤薬局の協力を受け、「重要情報管理サービス」のフィールド試験を実施

※「重要情報管理サービス」の概要については別紙参照


3.両社の役割
東邦薬品 「重要情報管理サービス」の開発、提供
NTT Com 「重要情報管理サービス」に対する、「秘密分散システム」を始めとした情報セキュリティ技術の提供および各種ネットワークサービス、重要情報保管用のデータセンタの提供


4.今後の展開
 東邦薬品とNTT Comは、「重要情報管理サービス」に留まらず、ウィルス対策、不正アクセス対策など、医薬業界向けの各種情報セキュリティ対策サービスの開発・提供で協力していきます。両社のノウハウを活かし、高い操作性に加え、低コストで信頼性の高いサービスを提供していくことで、医薬業界の電子化に貢献していきます。

「秘密分散システム」
 NTT Comが独自に開発した、情報の分散保管システム。秘密分散法を用い、情報を、ひとつでは意味をなさない3つのデータに分散し、そのうちの2つから元の情報に復元する。3つのデータのうち2つが揃わないと復元不可能なため、ひとつを紛失しても情報漏えいとはならない。


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