平成14年1月31日


全銀協認証局の金融機関向け電子証明書発行サービスの開始について


 NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、このたび全国銀行協会(略称:全銀協)から全銀協認証局システムを受注し、ICキャッシュカードを発行する金融機関向けに、その正当性を証明する公開鍵電子証明書の発行サービスを、本年2月1日から開始します。
 システム開発は、NTTグループ(NTT Com、NTTデータ、NTTソフトウェア)共同で実施しました。

 今後、全国の金融機関が発行するICキャッシュカードは、「全銀協ICキャッシュカード標準仕様」(平成13年3月制定)に基づき、接触型ICカードの国際デファクト標準であるEMV標準(*1)が採用され、またセキュリティ確保の観点から公開鍵暗号方式(*2)が用いられます。
 このたびNTT Comが受託した全銀協認証局は、このICカード仕様に合致した公開鍵電子証明書を生成できる機能を有しており、各金融機関の公開鍵およびATMの公開鍵の正当性を証明するための電子証明書を発行するものです。
 ICキャッシュカードには、全銀協認証局の発行した当該金融機関の公開鍵電子証明書などが搭載され、ATMその他ICカード用端末との処理をセキュアに実施します(別紙参照)。

 今後、ネットワークやICカードにおけるセキュリティ確保の観点から、認証局がますます重要なものとなってきます。
 NTT Comはセキュリティ技術とICカード技術を核に、今回の金融分野における全銀協認証局のサービスを皮切りに、公的分野対応を含む認証局事業を積極的に展開していく計画です。


*1 EMV標準
 Europay International、MasterCard International、Visa Internationalの共同制定による金融取引用ICカード関連標準。
*2 公開鍵暗号方式
 電子文書を暗号化する際に使用する鍵と、暗号文を復号する際に使用する鍵とが異なる暗号方式。公開鍵暗号方式にはどちらか一方の鍵からもう一方の鍵を算出することが非常に困難であるという性質と、二つの鍵は1対1対応であって、どちらか一方の鍵で暗号化したデータはもう一方の鍵でのみ復号化可能であるという性質とがある。


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