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企業情報トップ > キッズ(子ども向け)コーナー NTT Com for KIDS > 国際電話のつながるしくみ「日本-ロシア海底ケーブル」の巻

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キッズ(子ども向け)コーナー NTT Com for KIDS

NTT Com ワールドキッズ

  • 日露光海底ケーブル完成まで
  • 海底ケーブルとは
  • 10ヶ月で完成できたのは奇跡!
  • ケーブルの長さ570km?
  • 相次ぐ船の故障
  • マイナス20℃の中、海面には湯気

相次ぐ船の故障

限られた時間の中、トラブル発生!

海底ケーブルの工事で最初の難関は、敷設船ふせつせんと呼ばれる、ケーブルを設置するための船の確保だ。ケーブルタンク(ケーブルを入れたタンク)を持つ特殊とくしゅな船だから手配が難しいんだ。幸い、NTTコムグループで、海底ケーブルの設置などを専門に行っているNTTワールドエンジニアリングマリン株式会社(以下「NTT-WEマリン」)の保有する敷設船ふせつせん「すばる」を、確保することができたので作業が順調に進んだよ。
その「すばる」が最初に向かった先は、ケーブルの製造工場がある北九州。ケーブルを船にのせて北海道に行き、いよいよケーブルを海底に設置する工事が開始されたんだ。

  • 敷設船「すばる」全長:124m、横:21m、総トン数:9,557トン

ケーブルが海底に設置される北海道西岸はホッケやカニなどの豊かな漁場だから、漁業への影響えいきょうと通信への影響えいきょうけるためケーブルを全区間の地下にめて設置することにしたんだ。
埋設機まいせつき ※1 と呼ばれるケーブルを海の中の地下にめて設置する機械を使って、船の動きでみぞを作りながらケーブルを設置していくと、一定の方向に流れる海水の運動によって、ケーブルは自然に地下にまっていくんだ。
その後、工事は比較的ひかくてき順調に進んだよ。もちろん、工事に油断は禁物だ。途中とちゅうで地形によりケーブルのブリッジができている個所を発見し、このままだと切断されるおそれがあるため30kmほど巻きもどしてもう一度海底にケーブルを設置する作業をやり直しをしたこともあったんだよ。

ケーブル設置の前段階で、ケーブルタンクからケーブルを引き出しているところ

いよいよロシアの排他的経済水域はいたてきけいざいすいいき ※2 に入る工事にかかるべく、北九州から北海道へ向かう航行中にスクリューの調子が悪くなり、スピードが出なくなってしまったんだ。さらに、工事の途中とちゅう埋設機まいせつきこわれてしまったのにはびっくり!なんとその埋設機まいせつきは世界に数台しかないイギリス製で、急きょ、イギリスから技術者を派遣はけんしてもらったんだ。
函館はこだてのドック ※3 でスクリューと埋設機まいせつきの修理にそれぞれ1週間ずつ、計2週間かかったんだよ。ぎりぎりのスケジュールで工事をしようとしたから、機械や人員に無理が生じてしまったんだ。

※1.ケーブルを海の底にめるためのみぞるのに使う機械のこと。
※2. ある国が、自分の国の周りの海について経済的な権利を持っている範囲のこと。自分の国の沿岸から200カイリ(1カイリ=およそ1.8km)内の海については、その国が漁業などに対する決まりをもうけているんだ。
※3.船の修理などを行う場所のこと。
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