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インターネットに接続する機器には、必ずアドレスが割り当てられています。コンピュータ機器に限らず、携帯電話や音楽プレーヤ、ゲーム機器など、インターネットに接続されるアイテムであれば、必ず個別のアドレスIP、(=インターネットプロトコル)アドレスが付与されます。個別の機器を特定し、インターネット上を飛び交う様々な情報を正しく振り分けるため、電話番号や、住所と同じ役割と考えるとわかりやすいでしょう。
これまで、IPアドレスを付与するしくみはIPv4(インターネットプロトコル・バージョン4)という方式でした。IPv4は約43億個のアドレスを、それぞれの機器に割り当てることが可能です。43億というと相当多いように思えますが、実はそうでもありません。世界人口が70億人を突破した現在、コンピュータ機器だけでなく、携帯電話やゲーム機など様々なアイテムがインターネットに接続。今後はIT家電なども接続されることが想定され、ひとりで何個もIPアドレスを持つようになっています。こうしたインターネットの発展につれて、IPアドレスの枯渇が問題になっています。

従来のIPv4では、新しい利用者やインターネットサービスプロバイダ(ISP)に割り当てるアドレスがなくなってしまいます。IPv4のアドレスがなくなると、新しいコンピュータやネット接続機器はインターネットに接続できなくなります。すでに2011年2月にIPアドレスをグローバルに管理するIANA(Internet Assigned Numbers Authority)の在庫が枯渇、4月にはアジア太平洋地域の RIR (地域インターネットレジストリ)である APNIC においても在庫がなくなり、アジア太平洋地域は「IPv4アドレス枯渇」の 状態となりました。いまはまだISP等が保有している在庫に頼っていますが、新しいシステムへの移行が切実な問題になってきています。
このようなIPアドレスの枯渇への対策として、短期的には分配済のIPv4アドレスを効率的に再配布することなどが考えられますが、根本的な解決にはなりません。長期的な視点においては、ほぼ無限にIPアドレスを生成できるIPv6への移行が必要となっているのです。
NTTコミュニケーションズでは早くからこのIPアドレスの枯渇問題に対応し、新世代のIPアドレス開発に取り組んできました。1996年、NTT研究所が運用開始した世界規模のIPv6ネットワークの研究実績を継承し、2001年に世界に先駆けた本格的なIPv6インターネット接続サービスの提供を開始。2003年には国内および国際ネットワークにおけるバックボーンのIPv6/IPv4デュアルスタック化を完了し、IPv6ネットワークの品質をIPv4と同等のレベルまで高めています。現在では、企業、サービス事業者、研究機関に加え個人のお客さままでを対象としたさまざまなIPv6ネットワークサービスを提供し、ご利用いただいています。
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