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2004年4月26日 日経新聞掲載
全国展開の生花店チェーンとして、業界トップクラスの日比谷花壇。そのショッピングサイトである「hibiyakadan.com」には、「母の日」などのアクセスが集中する期間、Webサーバの負荷を軽減しながら、快適なオンラインショッピングサイトを実現するという課題がありました。わたしたちは、インターネット上に配置された数多くの配信サーバを通じ、アクセスに応じて最適にコンテンツ配信を行う「Broadband CDN powered by Akamai」を提供。サーバや回線などの増強をせずに高速なコンテンツ配信を可能にし、かつどんなにアクセスが集中してもビジネスチャンスを確実に生かせるEC環境を実現しました。いつでも快適なショッピング環境が、贈る人の心を大切にする日比谷花壇の信頼性向上に寄与しています。
 全国的に生花店チェーンを展開する日比谷花壇では、「花と緑のポータルサイト」を兼ねたECサイトとして「hibiyakadan.com」を開設しています。年間2,600万ページビュー、260万人以上が訪れる同サイトでは、コンテンツ配信サービスを導入し、快適なサイトアクセスとオンラインショッピング環境を実現しています。そして、コンテンツ配信サービスを利用することによって、入学・卒業シーズンや「母の日」「ホワイトデー」などの記念日に、花束などのギフトでアクセスが集中する時期にも、Webサイトのレスポンスを低下させることなく、確実にすべての来訪者に対応できるECサイトを構築しました。

サイトアクセスが季節により大きく変動
販売機会の損失を防ぐために

 日比谷花壇の運営するECサイト「hibiyakadan.com」は、オンラインショップとしてはもちろんのこと、リアルの店舗紹介、ブライダル関連の情報提供など、「花と緑のポータルサイト」として展開。さらに、法人企業向けにフラワーギフトのアフィリエイト・プログラムとして、「コーブランドパートナーシッププログラム」と呼ばれるサービスを提供している。これは、パートナー企業が展開する様々なキャンペーンのバックグラウンドで、生花を販売する仕組みを提供するものだ。
 このように生花のオンライン販売に注力した結果、「hibiyakadan.com」の売り上げは、毎年対前年比150〜200%の高い成長率を遂げており、同様にサイト来訪者も大幅に拡大している。加えて、同サイトでは、季節によって爆発的にアクセスが集中する特徴がある。
 具体的には、母の日、3〜4月の歓送迎会のシーズン、クリスマス、ホワイトデーといった記念日に対する需要が中心となる。オンラインで注文し、贈ることができる手軽さから、年々需要は増え続けているのだ。
 日比谷花壇では、このようなアクセスの集中に対して、サーバをクラスタリング(複数のコンピュータを相互に接続し、全体で1台のコンピュータであるかのように振舞わせる技術)構成にするなど、システムの増強と信頼性を確保する冗長化を行ってきた。しかし、インターネットやブロードバンドの急速な普及によって拡大するサイト来訪者とアクセスの急増に対して、快適なサイトの表示ができないといった、来訪者にとってストレスを生むようなことが度々生じていたという。そこで、日比谷花壇では、コーブランドパートナーシッププログラムによる販売チャネルの拡大とともに、増加し続けるサイトアクセスに対応し、販売機会を確実に生かすためコンテンツ配信サービスの導入に踏み切った。
 日比谷花壇 B to C事業本部 EC事業部 B to C営業グループ グループリーダーの武田紀世彦氏は「実際、過去には母の日ギフトの大量アクセスが殺到し、サイトのパフォーマンスが不安定になったこともありました。生花は季節的、時期的な要因に左右される商品であるため、当社におけるEC売り上げも短期間に集中します。アクセスの集中によって、Webサイトがダウンすれば、大幅な損失が生じます。また、同時にWebサイトにアクセスできなくなることにより、潜在顧客に対しての販売機会の逸失も生じます」と、抜本的な改善は急を要する課題であったことを語る。

信頼性を重視してNTTコミュニケーションズを選択
ECサイトではさらなる効果を発揮

 日比谷花壇では、サイトのレスポンスの向上と販売ロスを未然に防ぐにあたり、コンテンツ配信サービス事業者の信頼性を重視。NTTコミュニケーションズは、グローバルにIPネットワークを展開していることと、その提供するコンテンツ配信サービス「Broadband CDN powered by Akamai」には、コンテンツ配信業界ナンバーワンの実績を誇るアカマイのCDN(コンテンツ配信)技術が採用されていることが決め手となった。
 日比谷花壇 情報戦略本部 webビジネス戦略管理グループ グループリーダーの塩野将弘氏は「自社のシステムを拡張する計画も検討しましたが、アクセスの増加に対して常にキャッチアップしていくことは難しく、また季節変動が激しいため、集中時にあわせて広帯域の回線を用意することはコスト面でも負担が大きすぎました。いくつかのコンテンツ配信サービスを検討した結果、信頼性を最重要ポイントとして選択しました」とNTTコミュニケーションズのコンテンツ配信サービスを選択した理由を語る。
 日比谷花壇は、ブロードバンドCDNを導入した結果、母の日の直前をはじめとする繁忙期のアクセスの集中に対しても確実に対処できるサイトの構築に成功。また、パートナーサイトが実施する各種の販促キャンペーンにより恒常的にアクセス数も増加するようになっているが、その影響も一切受けないほど、安定したサイト運営が実現した。
 塩野氏は「アクセスが大幅に増加しているにも関わらず、サイト表示の遅さなどに関する問い合わせが大きく減少したのも驚きです。特に昨今のブロードバンドの普及により、お客さまのレスポンスに対する評価はより厳しくなっていますので」と続ける。

動画やFlashなどを活用した
さらなるリッチコンテンツの充実を

 日比谷花壇では、他社の商品との差別化を図るため、花やアレンジメントのクオリティ、そしてバリエーションという点に重きを置いている。そのため、Webサイトにおいても、画像などもハイクオリティなものを活用したいという思いがあった。
 だが、ハイクオリティな画像を使用すれば、サーバにかかる負荷が増大し、レスポンスは低下する。実際に同社では、自社システムで運営している際には、1ページあたりの総データ量の上限を50KBに定めていたという。CDNの導入により、こうした制限から解放されたのも大きなポイントとして評価されている。
 武田氏は「CDNの導入によって、ページ制作に関する制限がある程度取り払われたことで、販促活動に積極的にWebサイトを活用できるようになりました。更新頻度も向上し、お客さまに対するサービス向上も実現しています」と、集客面でも効果が出ていることを語る。
 「hibiyakadan.com」は、今後、生花販売やリアルの店舗紹介に加えて、日比谷花壇グループ全体のポータルサイトとして、サービスを充実させる予定を立てている。
 塩野氏は「スクールにおける講義内容のプロモーションビデオのほか、花の育て方などを映像やFlashなど、動画を用いて配信することで、花を贈られた人も楽しめるような、より付加価値の高いコンテンツの充実も視野に入れています。これらのコンテンツの充実によって、オンラインショッピングの敷居を下げ、『インターネットで花を贈るのはhibiyakadan.comで』というイメージを定着させていきたいと考えています」と将来計画を語る。
 ギフト商品である生花販売のECサイトは、旅行商品販売や本の販売、そして電化製品販売などと並び、大変競争が激しいと言われる。そうした中で、新規の顧客を開拓しリピーターを増やすためには徹底したサービスの充実が欠かせない。日比谷花壇は、ギフトを贈る方の気持ちを大切にしたサイト運営を通じて、ビジネスチャンスを確実に生かすために、今後もNTTコミュニケーションズのコンテンツ配信サービスを活用したオンラインビジネスに積極的に取り組んでいく。

hibiyakadan.com…圧倒的な品揃えと専門店としての技術・知識・センスを打ち出したハイ・バリュー・フラワーショップとして季節や用途に応じたギフトメニューを展開。信頼のオンラインショッピングとお花を楽しむライフスタイルをご提案します。
「Broadband CDN Powered by Akamai」
世界のCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)市場でトップシェアを持つ米国アカマイ・テクノロジー社のCDN技術とNTTコミュニケーションズの国内外最大級のバックボーンネットワークを融合することで生まれた日本最大級のブロードバンド対応コンテンツ配信サービスです。このサービスを活用することで、自社の回線やサーバ等の設備を増強することなく、低コストで、全世界からの大量のアクセスに対応することが可能となります。