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トレンド・ラボ Report 05 オンライン予約サービスの今後の可能性について 余暇に対する意識と実態

本調査の背景と目的

  • 国民の生活の力点を見ると、ここ数年「レジャー・余暇生活」に重きを置く志向がみられます。
  • 近年の余暇活動に大きな変動はみられないものの、手軽な余暇活動には若干の伸びがみられています。さらに、旅行のスタイルに変化が現れており、団体旅行が減少、個人旅行や少人数旅行が増加しています。
  • 本調査では、『オンライン予約サービス利用動向調査』から、今後のオンライン予約サービスにおいて、利用者のニーズを把握し、オンライン予約サービスの利用拡大が可能かどうかについて検証しました。
  • そのうえで、オンライン予約サービスの今後に向けた提言まで行います。

調査実施概要

以下の通り、インターネットアンケートによる調査を実施しました。

アンケートの目的

「オンライン予約サービス」の利用実態調査、意識調査

アンケート実施期間

オンライン予約サービス利用動向調査 :2007年3月9日〜13日

アンケート方法

gooリサーチ・消費者モニターを対象としたインターネット調査

調査対象

10代〜60代以上の男女

回答数

6,403人


国民生活における「レジャー・余暇生活」の重要性

国民生活に関する世論調査では、ここ数年、生活の力点として「レジャー・余暇生活」を重要と考えている人が「所得・収入」をおさえて1番多いという結果がでました。

国民生活に関する世論調査から見る今後の生活の力点*1
国民生活に関する世論調査から見る今後の生活の力点
*1 出所:内閣府大臣官房政府広報室「国民生活に関する世論調査 平成19年7月」より作成
http://www8.cao.go.jp/survey/h19/h19-life/2-1.html

「レジャー・余暇活動」の具体的な内容

そこで、「レジャー・余暇活動」を具体的に見ると、「外食」や「国内旅行」、「ドライブ」等の余暇活動者数が国民の半数近くを占めるものの、ここ数年伸び悩みの傾向にあることがわかりました。

「レジャー・余暇活動」の具体的な内容
*1 出所:財団法人社会経済生産性本部『レジャー白書2007−余暇需要の変化と「ニューツーリズム」−』より作成
  • 一方で、「宝くじ」や「テレビゲーム」などの活動は、個人の興味を喚起することに成功しただけでなく、手軽に購入・行動ができることが、大幅な活動者数の増加につながったものと考えられます。

国内旅行のニーズ・スタイルの変化

余暇活動第2位に位置する国内旅行の状況を把握するため、旅行のスタイルに関する調査を見ると、年々「個人旅行」や「少人数旅行」は増加し、その反面「団体旅行」は減少する傾向にあることがわかりました。

国内旅行形態・ニーズの変化*1
国内旅行形態・ニーズの変化
*1 出所:日本観光協会 『観光の実態と志向(第25回 国民の観光に関する動向調査)』P.78 同行者の種類 より作成
  • 国内旅行が年々「個人旅行」や「少人数旅行」に移行していくことで、各個人が主導権を握り、主体的に旅行を選ぶようになりつつあると考えられます。
  • これに伴い、より一層旅行の選びやすさ、申込のしやすさが重要になっていると考えられます。

外食産業の市場規模の変化

同様に余暇活動第1位に位置する外食の状況を把握するため、外食産業市場規模調査を見ると、市場規模は年々減少傾向にあることがわかりました。

外食産業の市場規模(推計)*1
外食産業の市場規模(推計)
*1 出所:(財)外食産業総合調査研修センター「外食産業市場規模(平成16(2004年)〜平成18年(2006年))」より作成
http://www.gaishokusoken.jp/files/
  • 顧客の余暇活動が外食以外にも割かれつつある現状で、限られた外食の機会を店舗間で奪い合う状況にあります。
  • 今後は、顧客に選ばれる店舗を目指しつつ、確実に店舗予約ができ訪問できる仕組みが提供される必要があると考えられます。

トレンド・ラボ Report 05



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東京大学大学院
松野 泰也准教授

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