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トレンド・ラボ Report 04 インターネットを介した「医療サービス」の今後の可能性を探る 病院・診療に対する意識

本調査の背景と目的

  • 1999年以降、病院への外来患者数は下降傾向にあります。
  • 病院における診療に対する満足度は一定水準にあるものの、「待ち時間」に対する不満は多く、健康診断などの予防医療に関しては「時間が取れない」「めんどう」ということを理由に、受診しない人も増えています。
  • 本調査では、インターネットによる『医療サービス利用動向調査』から、今後の医療サービスにおいて、インターネットによる情報提供が有効かどうかについて検証しました。
  • そのうえで、インターネットを介した「医療サービス」の今後に向けた提言まで行います。

調査実施概要

以下の通り、インターネットアンケートによる調査を実施しました。

アンケートの目的

インターネットを介した「医療サービス」の利用実態調査、利用している病院に対する意識調査

アンケート実施期間

医療サービス利用動向調査 :2007/3/9〜13

アンケート方法

gooリサーチ・消費者モニターを対象としたインターネット調査

調査対象

10代〜60代以上の男女

回答数

6,527人
10代:938人、20代:1,087人、30代:1,094人、
40代:1,088人、50代:1,091人、60代以上:1,229人


病院患者数の推移

厚生労働省による近年の病院患者数の推移に関する調査では、「在院患者」数は1990年以降、約140万人でほぼ横ばい傾向にあるのに対して、「外来患者」数は、1999年の約180万人をピークに減少傾向にあります。

1日平均患者数の年次推移*1
1日平均患者数の年次推移
*1 出所:厚生労働省大臣官房統計情報部「国民生活調査」2005年より作成
  • 患者全体の数が減少傾向にないと考えると、昨今、病院を利用しない患者が増えつつあるものと考えられます。

病院・診療に対する満足度

そこで患者数減少の背景を探るべく、病院・診療に対する満足度調査を見ると、「医師との対話」や「受けている診療・治療内容」に対して、半数以上の人が満足している一方、「診療などの費用」や「待ち時間」に対して満足と回答する人は1/4以下にとどまることが分かりました。

病院・診療に対する項目別満足度(外来)*1(満足と答えた人数の割合のみ掲載)
病院・診療に対する項目別満足度(外来)(満足と答えた人数の割合のみ掲載)
*1 出所:厚生労働省大臣官房統計情報部「受療行動調査の概要」2006年より作成
  • このことから、昨今の患者数減少の背景には、「待ち時間」や「費用」に対する不満が あるのではないかと考えられます。

病院を利用しない理由

また、予防医療を目的とした健康診断や人間ドックを受けなかった理由に関する調査では、費用面もさることながら、特に25〜54歳の方の「時間がとれなかったから」という理由が目立つ結果となりました。

年齢階級別にみた健診や人間ドックを受けなかった理由の割合(20歳以上・複数回答)*1
年齢階級別にみた健診や人間ドックを受けなかった理由の割合(20歳以上・複数回答)
*1 出所:厚生労働省大臣官房統計情報部「国民生活調査」2004年より作成
  • 特に、現役労働世代の忙しさが病院離れの一因となってるのではないかと考えられます。
  • そこで、忙しい人に役立つ効率的・効果的な情報提供の仕組みを作ることで、今後の満足度向上につながるのではないかと考えられます。

トレンド・ラボ Report 04