法人のお客さま総合 > ICT Vision > 「日本品質」ライブラリ > 未来を拓くICTソリューション > 岩手医科大学による「バーチャルスライドを利用したコンサルテーションシステム」
未来を拓くICTソリューション Vol.16
岩手医科大学による
「バーチャルスライドを利用したコンサルテーションシステム」
注目キーワード:遠隔医療
ネットワークインフラの拡充が進んだおかげで、「バーチャルスライドを利用したコンサルテーションシステム」はすでに性能面で一定の品質を確保できており、大きな不満はないという。システムの本格的普及に向けては、政府による費用面での支援やテレパソロジーの保険診療化など、制度面での課題解決が待たれることになる。
それでも、症例数の増加に伴う大容量データの保管や、画像の再利用を含めた運用管理、バックアップやセキュリティへの対応など、今後検討すべきことは多い。また、情報通信基盤のさらなる進化も求められることになるだろう。さらに岩手医科大学では、県内の医療機関を統括する大規模な情報センター構想を進めており、引き続きNTTコミュニケーションズには、ICTソリューションパートナーとしての貢献が望まれている。もちろん、その先に見据えるのは、日本国内の医療ネットワークの形成である。
「バーチャルスライドを利用したコンサルテーションシステム」はもちろん、岩手医科大学が抱く情報センター構想の狙いは、医療サービス全体の底上げにある。そのために、医療機関の連携を強化すると同時に、そこで共有された正しい情報を、患者や地域住民に対してタイムリーに提供することを目指している。
病気は人を待ってはくれない。これは、動かしがたい真実である。しかし、すべての人が安全で質の高い医療を受ける権利を有していながら、その権利を十分に享受できない人たちもいる。この現実の改善にICTが貢献できるとしたら、可能性を探る価値は十分にありそうだ。“いつでも、どこでも、誰でも”が高度医療を受けられる社会を目指す岩手医科大学の取り組みは、来るべきユビキタス社会が、利用者の視点で設計され(User-oriented)、世代や地域を超えて人に優しく(Universal)、個の活力を生む(Unique)ものであることを予感させてくれる。
NTTコミュニケーションズは引き続き、ICTソリューションパートナーとして、医療におけるICT活用をサポートしていく。
医師と患者が距離を隔てたところでインターネットなどの通信技術を用いて診療を行なう行為。