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株式会社TSUTAYA
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DVDやCD、ゲームソフトをはじめとした多様なエンターテインメントコンテンツを、全国の加盟店を通じてレンタル・販売する、「TSUTAYA」のフランチャイズ(FC)本部、株式会社TSUTAYAは、商品ラインアップの充実と積極的な出店による成長戦略を推進してきた。そして現在、TSUTAYAは全国1,303店舗※、2,157万人※の会員獲得へと大きな成長を遂げている。この成長に貢献したのが、加盟店への「6つのサポート」だ。(※いずれも2007年9月末現在)
情報システムを統括する、株式会社TSUTAYA 取締役 CIO 釜田 雅彦氏は、「FC本部としては、加盟店様の属する地域により多くの店舗を出店していただき、いつでも、どこでも、だれでも、便利に“カルチュア”(文化)が利用できる環境を整備したいと考えています。そのために当社は、会員サービスの充実による集客に加えて、加盟店様がビジネスを効果的に展開できる仕組みを提供することで、全国の店舗運営を支援しています」と強調する。
同社は、商品供給、売り場作り、店舗運営、販売促進、教育、出店という6つのサービスで加盟店様のビジネスを支援している。これらの支援に欠かせないのが、ネットワークを利用したシステムだ。同社は、「POSシステム」をはじめ、「発注代行システム」や「TSUTAYA NAVI」といった様々なシステムを加盟店様に提供している。
発注代行システムとは、FC本部が加盟店に代わってレンタル用商品を発注するシステムだ。ネットワークを通じて収集したTSUTAYA全店の「POS」データを元に、DVDやCDなどのコンテンツ利用履歴を分析して無駄なく商品を調達でき、商品発注に伴う店舗での商品管理等の業務を軽減できる利点がある。
「TSUTAYA NAVI」は、FC本部と店舗とで情報を共有するシステムだ。メールや新商品情報の配信をはじめ、ある店舗で好評だった売り場の棚割りの写真を掲載して他店のノウハウを共有する機能や、「POS」データを元にした地域ごとの顧客動向や売上を地図上で確認して、加盟店様が販売促進や売り場作り、さらに出店の参考にする「エリアマーケティングシステム」といった機能などが提供されている。

「TSUTAYA NAVI」などのインフラであるネットワークは、2001年にNTTコミュニケーションズの「Arcstar IP-VPN ACCA DSLタイプ」および「ディジタルアクセス 128」で構築されたもの。このネットワークには、導入時はディジタルアクセスだった従来のネットワークを、順次Arcstar IP-VPN ACCA DSLタイプに切り替えて、同社の成長を支えられるネットワークへと強化してきた。
Arcstar IP-VPNを導入した理由についてグループIT統括室 グループIT管理チーム チームリーダー 田中 啓史氏は、「導入当時、すでに1,000店舗を超えていたため、ブロードバンドに対応した経済的なアクセス回線が豊富に用意されていることと、それが全国の店舗に導入できる唯一のキャリア、サービスであることを評価しました」と振り返る。
また、IT本部 IT推進室 室長 橋爪 健氏は、「当社のネットワークは、2,000万名以上の会員様の個人情報をやり取りしてサービスを提供する、世界的に類を見ない大規模なものです。そのため、極めて高いレベルのセキュリティが求められます。Arcstar IP-VPNとアッカの企業向けADSLサービスを組み合わせれば、アクセス回線までエンド・ツー・エンドで高いセキュリティが確保できることも導入の決め手でした」と説明する。
しかし、システムの役割が大きくなるとともに、ネットワークの帯域不足が懸念されるようになった。IT本部 IT推進室 ユーザーサポートチーム 丸山 和伸氏は、「TSUTAYA NAVIで提供する機能が増え、加盟店様がシステムを積極的に利用するようになったために、ネットワークでやり取りするデータ量が飛躍的に増加した結果、アクセス回線の帯域が圧迫され、TSUTAYA NAVIのレスポンスが低下していました。エンターテインメント業界では、テキストだけではなく映像などの大容量データを、高いセキュリティでやり取りすることが一般的であるため、ネットワークの強化は早急な課題でした」と説明する。
アクセス回線の帯域不足は、「TSUTAYA NAVI」を中心とする店舗アプリケーションの将来の機能拡張にも不安をもたらした。釜田氏は、「例えば、TSUTAYA NAVIとは別の新しい店舗アプリケーションとして、POP広告などの店頭ツールを画像データで配信し、店舗でプリントして活用したり、新作DVDやCDのプロモーションビデオをネットワーク経由で配信するなどのアイデアを検討していましたが、従来のネットワーク環境では帯域不足が原因で不可能でした」と続ける。
さらに、TSUTAYAのネットワークは、複数の店舗を出店する加盟企業が、加盟企業と店舗とをつなぐイントラネットとしても利用している。そのため、加盟企業システムの利用による予想外の帯域の消費が、「TSUTAYA NAVI」や「POS」に影響を与える恐れがあった。


同社は、ネットワークの強化に伴い、ネットワーク全体の見直しも検討した。そして、再検討の結果、引き続きArcstar IP-VPNが選ばれ、アクセス回線にはアッカの企業向け光アクセスサービスが新たに導入された。
田中氏は、「Arcstar IP-VPNには、導入から現在までの運用実績に裏付けられた高い信頼性があります。また、NTTコミュニケーションズのサポートにもこれまでの経験を踏まえた一日の長がありました。今回も、加盟店様へのACCA光アクセスサービス導入の説明や諸手続き、機器の選定と調達、スケジュール管理、開通工事までといった地道な作業を、全てNTTコミュニケーションズがワンストップで対応してくれたお陰で、短期間でアクセス回線を強化できました」と評価する。
さらに橋爪氏は、「光アクセスサービスは、回線の距離による帯域の劣化がないため、店舗の立地に関係なく高速なネットワークが構築できるという利点があり、アクセス回線の強化に最適でした。しかも、アッカの光アクセスサービスは、従来も当社が導入していたACCA ADSLサービスと同様に、法人サービスを謳う信頼性と安心感があります」と評価する。
セキュリティの強化に対しては、以前から採用していたArcstar IP-VPNのオプションサービスである「VPN間フィルタリング機能」と、ネットワーク内のセグメント化を実施することで解決。また、VPN間フィルタリング機能を用いることで、Arcstar IP-VPN内に加盟企業ごとに個別のVPNが構築でき、ウイルスの蔓延が食い止められるだけではなく、外部からイントラネット内の情報へアクセスできないようにした。
TSUTAYAの大規模なネットワークにおいて、帯域とセキュリティの強化が、コストの追加負担なしで実現できたことも大きな成果だった。釜田氏は、「ネットワークを通じて提供するシステムや情報は、加盟店様のビジネスを支援することが目的であり、負担を伴ってはいけません。NTTコミュニケーションズの多大な協力によって、コスト負担を抑えられ、店舗での作業負担もなく、ネットワークを強化することができました」と評価する。
同社は今後、特定地域内に多店舗展開するドミナント戦略をいっそう推進することで、全国3,000店舗、1店舗あたり4万人の商圏の形成を目指す。釜田氏は、「今後もネットワークには、会員様および加盟店様の増加への対応が引き続き求められます。さらに、より高度な活用も検討しています。例えば、加盟店様がレンタル商品をネットワークからダウンロードしてDVDやCDにコピーする仕組みがあれば、商品の調達コストを最適化でき、収益性の高い店舗の開発が期待できます。こうした要望に現在のネットワークが継続して対応できるよう、NTTコミュニケーションズのサポートを期待しています」と強く語る。
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