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専用線「ギガストリーム」
特集記事

ギガストリーム

@IT

@IT 2005年2月4日掲載より一部転用

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ギガストリーム 社会の信頼を支えるインフラソリューション
新時代が求めるネットワークインフラの条件は
これまでの専用線のイメージが払拭されようとしている。リーズナブルな料金の新世代の専用線が登場したことによって、「使いたいのはやまやまだが、コストが見合わない」という時代は過ぎた。では、専用線の品質の実力とコストの低下について見てみよう。

金融機関を中心に専用線回帰の流れが起きている

 企業向けの高品質・高信頼ネットワークの代名詞とも言われていた専用線だが、本格的なインターネット時代を迎え企業ネットワークのIP化が進むにつれ、より低コストのVPNなど、広域イーサネット系(以下、広域イーサなど)のサービスにその座を奪われていくようになった。だが、ここに来て「専用線に回帰する動きがある」と最近のトレンドを語るのは金融ジャーナリストの野澤澄人氏。野澤氏によると、「あるメガバンクが自社ネットワークの一部を広域イーサなどから新世代の専用線に戻し始めている」と明かす。その理由を語る際のポイントは2つ。専用線がもつ「高品質・高信頼」と「コストの低廉化」にある。

個人情報保護法対策のための回線の要件は?

 まず、セキュリティの高さという面で、専用線は群を抜いている。ユーザー間でネットワーク機器を共有する広域イーサなどの場合、設定ミスによる混線やハッキングへの恐怖が残る。この点専用線は、前述のようにエンドtoエンドで1対1の接続環境を実現しているのでその心配はない。「個人情報保護法案の施行を前にネットワークのセキュリティ面もしっかりと考慮する必要がある」(野澤氏)と注意を喚起する。

イメージ図 エンドtoエンドで1対1の接続環境を実現する専用線

イメージ図 エンドtoエンドで1対1の接続環境を実現する専用線


 NPO日本ネットワークセキュリティ協会被害調査WGの調査では、個人情報漏洩事故の1件あたりの想定平均損害賠償額を、2億4036万円としている。情報が漏洩した場合の損害賠償の額は氏名や住所などの基本データか、どの程度センシティブな情報なのかという 「情報の機密度」と、漏洩した情報がどのような形で悪用されたかという「侵害の態様」で決まるという。

まさに、野澤氏が明かすメガバンクの専用線回帰は、この高い信頼性と品質を追い求めた結果と見ることができる。

光ファイバ技術などの技術革新でリーズナブルになった専用線

 ただ、「いくら信頼性や品質が高くてもコストが高くては使えない」というのが企業ユーザーの本音であり、かつて専用線から広域イーサなどに多くの企業が乗り換えた理由でもある。だが、最近、専用線市場に“コストダウン”という変化が起きている。それは、従来の専用線が持っていた高品質・高信頼というメリットはそのままに、リーズナブルな料金を実現した新世代の専用線が登場したからだ。

 新世代の専用線登場の背景には、ネットワーク技術における技術革新がある。特に光ファイバ網をこれまで以上に有効に使うことのできる波長多重伝送技術が急激に発達したことやダークファイバを利用した直収アクセスの普及などが専用線のコストダウンの背景にある。「金融機関のようにネットワークに高い信頼性を求める企業がこのような新世代専用サービスに目を付けた」(野澤氏)というのが専用線回帰の真相だ。

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