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専用線「ギガストリーム」
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ギガストリーム

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週刊ダイヤモンド 2007年11月17日号


ヒト、モノ、カネ+「コミュニケーション」の時代【第1回】 あなたの会社の足元は大丈夫?
ヒト、モノ、カネ+「コミュニケーション」の時代【第1回】
企業の生命線を徹底的に守る!BCP(事業継続計画)策定のカギとは?
地震や火災など万一の災害時、その被害を最小限に抑え、
社の基幹となる重要業務だけは存続させるための備え――
これが最近注目されているBCP(事業継続計画)だ。
近年、このBCPが策定されていることが企業取引の前提条件となってきた。
経営者は「ここだけは止めてはいけない」ポイントを認識し、そこに十分な対策をしなければ、
自社の存続が危ういということを自覚しなくてはならない。
今日、企業経営においてリスクマネジメント(危機管理)が重要な課題となっている。自社にどのようなリスクが潜んでいるか、そしてどのような対策を立てるかを明確にすることで、事業の生命線を徹底的に守らなくてはならないのだ。
その必要性は企業規模の大小を問わない。「ある大手メーカーから、BCP(事業継続計画)が策定されていない企業とは取引を控える」と通達された中小企業もある。
ICT(情報通信技術)の進展により、系列を超えたサプライチェーン・マネジメントが広がったことで企業間の連携が深まった。取引先の業務停止は、すなわち自社の危機につながる時代なのである。
BCPの策定では、情報システムが担う役割が大きい。ヒト・モノ・カネを含むビジネスの要素がほとんどすべてシステムに依存する現在、その足元を担うネットワークが脆弱では事業の継続など実現のしようがないはずだ。

ネットワークの見直しこそがBCP策定のカギ

NTTコミュニケーションズ・専用線プロダクトオーナー・ネットワークグランドデザイン室担当部長 岡村 聖司 氏BCP策定が企業存続の条件となるなか、その生命線を守るために、ネットワーク分野で導入が進んでいるのが専用線だ。専用線とはその名のとおり、拠点と拠点とを直接結ぶ自社専用の回線だ。
装置や設備を占有するため、障害やセキュリティ面のリスクをきわめて低く抑えることができるのが、特徴である。
昨年、日本で初の敷設から100周年を迎えた専用線。それは、100年前のネットワークのままという意味ではない。専用線の「安全」「止まらない」といった普遍的な価値が100年もの長いあいだ、社会の重要なインフラを支えてきた証しなのである。しかも、専用線は時代の要請に応え、通信回線の最先端技術が投入され、進化し続けてきた。
企業向けネットワークの開発・コンサルティングを行なっているNTTコミュニケーションズの岡村聖司氏は「専用線は、自動車レースの最高峰『F1』のように、通信サービスにおける最高速度と安全性の観点で、最先端技術の開発の場といえます。専用線で開発された成果の多くが、一般的に使われる共用型ネットワークなどにフィードバックされています」と語る。
そのような進化の証しとして、専用線は、金融、放送、航空管制、官公庁など、ミッションクリティカルな絶対に止めてはいけない分野を中心に採用されてきた。
BCP策定が急務となるなか、企業ネットワークには今まで以上に、安全と安心が求められている。そこで社会インフラとしての実績があり、信頼性の高い専用線の需要が高まってきた。銀行のATMや流通のPOSシステム、製造業の生産管理システムといった「ここだけは止めてはならない」ビジネスの生命線は、専用線以外では代替できないという結論に至った企業も多い。
銀行や流通に限らず、最近では多拠点で事業展開する企業は、特に重要な部分(データセンターと本社をつなぐ回線など)には専用線を活用する傾向にある。止めてはならない領域に、改めて専用線が注目されているというわけだ。

「ここだけは止められない」 企業の生命線に十分な対策を

企業にはそれぞれ、「ここだけは止められないという生命線がある」と岡村氏は語る。
「ネットワークが止まってもよいとおっしゃる経営者の方はいません。しかし、コストばかりを意識して、止まる確率に目をつぶってネットワークを選択されている方は、いらっしゃるかもしれません。止まる確率を低くすることに意識を持ち、もしもの時の事業リカバリーにどう 対処するかは、経営者の判断が必要となります。
どんな重要なデータが、どこに流れているのかを見きわめたうえで業務の優先順位をつける。その見きわめができるのは経営者だけなのです」
もはや「いつ起こるかわからない災害のために投資はできない」とは言っていられない。危機意識の浅薄さが企業の足元をすくう時代となった。
リスクを勘案したうえで、自社の生命線を守るため、重要ポイントには十分な対策をし、効果の高い適材適所の投資をすることが、経営者に求められているのである。

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