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キーマンズネット 2006年9月29日掲載分より転載 |
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![]() ユニアデックス株式会社 ITファシリティ事業グループ ネットワークファシリティ事業部長 川瀬章夫氏 |
「お客様は自分たちに必要なネットワークのイメージを明確に持っていないことが多いのが実情。だからこそわれわれネットワークのプロは、お客様の業務やデータの重要性まで考慮した最適なネットワーク形態を提案しなければならない」 こう語るのは、ユニアデックス株式会社ITファシリティ事業グループ ネットワークファシリティ事業部長の川瀬章夫氏(以下、川瀬氏)。 確かにIP-VPNや広域イーサネットなど、様々な新しいネットワークサービスが登場する中、顧客企業は専用線を過去のサービスととらえ、VPNしか選択肢として考えていないケースが多い。しかしその一方で、顧客企業からは、重要なデータを扱うアプリケーションやリアルタイムアプリケーションを利用したいという理由から、低遅延やゼロ障害といった高い要望をあたりまえのように提示されることが増えているという。 |
| 顧客から言われた通りにネットワークを構築するというのは真に顧客のためにならない。顧客企業サイドでは気づかない問題点や課題を補ってこそ「提案」であり、最適な提案ができることこそネットワークインテグレーターの存在意義といっても過言でないだろう。 「お客様サイドのご要望だからといって『ここはVPN、ここは専用線』というように、あらかじめ決め込むことはしません。データや業務の重要性を鑑み、絶対に切れてはいけないところは専用線、リスクをある程度許容できるところはコスト重視で安価なネットワークサービスを…というようにお客様の真の要望とRFPの要求のバランスをとって提案している」(川瀬氏)というユニアデックスのポリシーには、ネットワークのプロとしての自負が強く感じられる。 現状では、顧客企業からの要望に「専用線」が組み込まれていることは、かなり意識の高い顧客に限られているという。しかし、 ●基幹系など「止まることが許されない」システム ●遅延を許さない高度なリアルタイムアプリケーション は、ビジネスシーンで普通に使われるものであるため、「低遅延」「ゼロ障害」の要求はあたりまえのものとなった。企業システムや業務を円滑に動かすためには、ネットワークというインフラ部分で、低遅延やゼロ障害を念頭におかねばならないのだが、顧客はネットワークがそこまでの重要性を持っているということには気づいていることは稀で、さらに追い討ちをかけるように「低コストの両立」といった要望も突きつけてくる。 「だからこそ“止まることの許されない領域”への課題をしっかり整理し、コスト面まで考慮したうえで、必要な領域には専用線を軸としたネットワーク構築を積極的に提案しているのです」と川瀬氏は強調する。では、今なぜ専用線なのだろうか? |
| 基幹系・勘定系などでは、アプリケーションの高度化が顕著だ。そのためネットワークを構築した際に、アプリケーションばかりに意識が向き、ネットワークへの意識が低いとシステム全体が稼動しないというケースも見られるという。その原因を探っていくと、ネットワーク遅延に行き着くことが少なくないのが実情だ。 だからこそユニアデックスは、顧客が気付いていないためにRFPに記載されてはいないが、その部分には必要であると判断すれば積極的に専用線を提案している。「お客様がコストばかりを意識していたとしても、不用意にVPNなどの共用網を用いると、帯域制御や遅延防止が難しくなる」と川瀬氏は指摘する。さらに共用網での遅延対策を追加すると、ネットワーク設計が複雑になることで、運用・管理の負荷も増加してしまう恐れもあり、コスト増が発生してしまうケースすら考えられるという。その点「専用線は通信の信頼性確保が容易な上、設計もシンプルでルータを介さないため遅延も少ない。結果的にコスト面で有利なことも多いのです」(川瀬氏)という理由で、ユニアデックスは「使うべきところには専用線」を提案している。これも前述の「ネットワークのプロとしてのポリシー」に基づいたものだ。 |
| ネットワークを幅広く扱うユニアデックスには、一口で「専用線」といっても様々な選択肢を持っている。そのユニアデックスが推薦しているのが、NTTコミュニケーションズの新世代専用線「ギガストリーム」だ。 川瀬氏は、ギガストリーム選択の最大の理由として「これまでの安全性や無事故の豊富な実績」を挙げる。ユニアデックスは、全国にわたる実に多くの顧客企業を持っており、手がけているネットワークは、常時膨大な数に上る。そのユニアデックスにとって、顧客に対して提案する回線としては信頼のおける専用線であることが、大きなポイントになっているというわけだ。 「お客様にとってネットワークは、“なにも起こらない”いわば空気のような存在であることが評価につながる。その点、ギガストリームは遅延や障害などのクレームが現在のところ寄せられていない、実績のあるサービスと評価しています」と川瀬氏は強調する。 川瀬氏はさらに「1対1拠点接続だけでなく、専用線の弱点でもあった1対多拠点の接続にも対応できるといった柔軟性を持っていながら、優れたコストパフォーマンスを実現できる」といった新世代専用線ならではの特長も、ギガストリーム選択の理由として指摘した。 |
エンド〜エンド(End to End)で設備を占有することで、(1)帯域の確保 (2)セキュリティ (3)信頼性 といった旧来の専用線の特長をそのままに、コストの大幅な低廉化や無瞬断切替機能などを備えた、新世代の専用線が登場している。 「ギガストリーム」は、99.999%以上という最上級の稼働率を誇りながら、構成によっては広域イーサネットをしのぐ低料金を実現した、NTTコミュニケーションズのリアル・プライベート・ネットワーク。 「専用線は高い」というイメージを持つ人も多いのが現状であるが、新世代専用線により1990年と2006年の比較では、1Mbpsあたりのコストはなんと52分の1になっている。 「99.999%以上の稼働率」「帯域保証100%(※)」「開通遅延・故障回復・故障通知・重複故障などのSLA(サービス品質保証制度)を適用」といった特長を持ちながら、低コストも実現可能なのが「ギガストリーム」なのだ。 ※ギガストリームTypeF(一部帯域保証型)を除く |
| また川瀬氏は、SIerが意識しておかねばならない意外な盲点として「ギガストリームは全国で均一のサービスを提供可能」という点も補足した。今までの専用線では、県内通信と県間通信によって異なるキャリアの利用となるケースもあったが、ギガストリームは全国レベルで均一のサービスが提供されているため、拠点が複数の都道府県にまたがる場合でも提案しやすいのだという。 |
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| それではユニアデックスは、具体的にはどのようなケースで、専用線「ギガストリーム」を活用した提案を行っているのだろうか。 川瀬氏は「最近、急激に増えているのが、データセンタにサーバを設置するアウトソーシング」と、その1例を示した。 |
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| データを本社のサーバなどに置き、支店からアクセスして利用するという従来のスタイルの場合、トラフィックが集中して輻輳が発生しやすく、帯域制御にも多くの手間がかかる。また外部からのサイバーアタック対策などは自社で対応せねばならず、地震などの災害時のリスクも軽視できない。そのうえ本社のネットワークが落ちてしまった場合、全拠点でデータを利用不能になり、全社で業務停止状態に陥ってしまうという危険性がある。 ユニアデックスでも提案が増えているという「データセンタアウトソーシング」の場合、データセンタにデータを置くことで、外部からの攻撃や災害に対して、自社で行うよりも高いセキュリティレベルを維持できる。そして、データセンタと本社を結ぶためのネットワークに、ギガストリームを用いることで、「止めてはならない重要な部分」の信頼性を確保することが可能になる。専用線であるため、ほかのトラフィックの影響を受けなくなることで、安定性といった面も改善されるわけだ。 これは冒頭で川瀬氏が強調した「“止まることの許されない領域”への課題を整理したうえでの、専用線を軸としたネットワーク構築」の、ほんの1例に過ぎない。このような、まさにトレンドである「メリハリネットワーク」を提案していることにも見られるように、それぞれの顧客企業が抱えている課題と、何を実現したいのかという要望を考慮した幅広い引き出しを、ユニアデックスは有しているのだ。 |
絶対に止めてはならない、いわばビジネスの生命線ともいえる基幹系には、高信頼の専用線を、ある程度のリスクは許容できる情報系には共用型サービスなどを採用し、さらに基幹部のバックアップも兼ねさせるなどそこに通るデータや業務の重要度に応じてメリハリのあるネットワーク投資を行い、リスク回避と高い費用対効果を実現させたネットワーク構成。![]() |
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| 川瀬氏は「最近はネットワークインフラだけでなく、VoIPやセキュリティなど上位レイヤのアプリケーションまで、ワンストップで提供してほしいという要望も増えてきました」と語る。ユニアデックスではここ1〜2年、ギガストリームに加え、NTTコミュニケーションズが提供する様々なアプリケーションやネットワークサービスを組み合わせて提案することが多いという。 確かに顧客企業にとって、ネットワーク以外の分野もワンストップで頼めるのは契約や窓口が一本化でき、障害時にも素早い対応が期待できるため、SIerを選択する際の大きな要因となっている。周知の通りNTTコミュニケーションズはネットワーク以外にも、幅広い分野でサービスを提供している。つまりユニアデックスにとっても、ギガストリームを採用することで得意分野であるネットワークに加え、パートナーであるNTTコミュニケーションズの提供する様々なサービスを活用でき、これまで以上に提案の幅を広げることに成功している。 SIerは、その提案力によってシビアに選別されてしまう時代に入っている。その点、顧客企業の意識レベルでは見落としがちな点まで考慮した「質の高い提案」をポリシーとしているユニアデックスは、ネットワークインフラを業務レベルから分析し、メリハリのあるネットワークを提案することで、ネットワークのプロとして高い評価を受けている。さらに、SIerが得意としている分野はその強みをそのまま発揮してもらい、SIerとしての価値をさらに高めるために必要なサービスを提供するというスタンスのNTTコミュニケーションズとのパートナーシップにより、顧客企業から要望される上位レイヤまでのワンストップSIerといった付加価値も実現しているのである。 |
| 「ユニアデックスのポリシー」+「NTTコミュニケーションズのSIerサポート」の結果、エンドユーザーにとっても、より上質の提案や複数サービスをワンストップで受けることができるというメリットが生じるわけだ。 NTTコミュニケーションズとのパートナーシップを強めることは、SIerとして豊富なサービスをワンストップで提供できるようになることを意味する。今後さらなる提案力の向上が求められるSIerにとって、大きな味方となるのがNTTコミュニケーションズなのだ。 |
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