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専用線「ギガストリーム」
特集記事

ギガストリーム

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お客さまのビジネスに最適なネットワークの提案に注力

――そういった状況を踏まえ、今後のビジョンをお聞かせください。

舩橋  私どもは、ICT(Information & Communication Technology)ソリューションパートナーとして、単に専用線を勧めるだけでなく、お客さまのビジネスのクリティカル度に合わせた最適なネットワークを、多くのラインアップの中から選択し組み合わせてご提案することが第一義的な使命であると考えています。
お客さまのビジネスに最適なネットワークということで、専用線もあれば広域イーサネットやVPNがあってもいいわけです。コストばかりを重視した要望には、こちらからあるべきネットワーク構成を提案していきます(図2参照)。
ビジネスの重要度に応じてネットワークにメリハリをつけていく真の目的は“Private Network for You”なんです。NTTコミュニケーションズのトータルパワーを活かした提案を積極的に行っていくことが重要で、実際ここ1、2年は、IP系サービスの提供部隊と連係しながら、いかにお客さまのビジネスに最適なプライベートネットワークをご提案するかといった点に注力しています。もちろん、重要なコンポーネントの一つである専用線サービスについても、信頼性をさらに向上させつつ高速メニューの拡充、さらにはお客さまにメリットがあるようなサービスのラインアップ化を積極的に図っていきたいと考えています。
図2 BCMに対応したネットワーク構築の考え方

図2 BCMに対応したネットワーク構築の考え方

絶対に止めることが許されないビジネスの生命線こそ専用線に

――ビジネスの生命線にこそ専用線を使おうというお客さまが増えてきたとい うことですが…。

岡村  2拠点間を安定的に高い信頼性でつなぐという専用線に対する本質的なニーズは、金融機関を結ぶ重要回線としてスタートした100年前と変わっていないと思っています。絶対止めてはならない、そこが止まると事業が成り立たないといったビ ジネスの生命線にこそ専用線の本質的な強みが生かせるということから専用線をお使いいただくお客さまが増加してきています。また、単に旧来型から新世代型へ移行するのではなく、新たなユーザーも増えています。
例えば、当社では、企業のネットワークの根幹を担ってきたATMメガリンクの回線数と新世代専用線「ギガストリーム」の回線数が2004年に逆転するなど、「ギガストリーム」の利用が顕著な伸びを示しています(図3参照)。もちろん私どもも、企業のCSR(Corporate Social Responsibility:社会的責任)を実践するためのBCMを重要視しているお客さまをターゲットとして意識してきましたし、ビジネスの生命線を託していただけるよう揺るぎない信頼性や安定性の向上に努めています。
図3 専用サービス回線数の推移

図3 専用サービス回線数の推移
―― VPN や広域イーサネットのような設備共有型の回線サービスにはない専用線の強みを発揮できる。

岡村  専用線も技術革新を続け、設備の専有による99.999%以上のネットワーク稼働率、帯域の完全保証、高いセキュリティレベルといった旧来の専用線の特長をそのままに、コストの大幅な低廉化や従量制課金、一部帯域保証、無瞬断切替機能など、まさに新世代のネットワークにふさわしい特長を備えてきています。
サービスメニューもギガクラス、100Mbpsクラス、10Mbps〜0.1Mbpsクラスの品目をそろえ、お客さまの規模や用途に応じた自在なネットワーク構成に対応し、コスト面のメリットも得られようにきめ細かいサービスラインアップを用意しています。このため、専用線はBCM対応のネットワーク構築に欠かせない回線として選ばれるようになったといえます。

専用線の強みを発揮できる領域での利用拡大と最先端技術の迅速な商用化に注力

――最後に、専用線のさらなる利用拡大に向けた施策についてお聞かせくだ さい。

岡村  企業ネットワークの最重要部分を支えることでBCMの実現に貢献するという取組みは引き続き積極的に行っていきますし、高速領域や遅延、ビットロスが許されない動画などのリッチコンテンツの効率的な配信など、専用線の強みを発揮できる 分野では、一層の利用拡大を図っていきたいと考えています。
また、専用線の特長の1つとして、バックアップ回線を地理的にまったく別ルートで設定できるため、地震等の災害に強いという点があげられますが、最近では、特定地域を避けたルート設計を、RFP(Request For Proposal:提案依頼書)に明記されるお客さまもいるほど、その需要が増えています。こういったお客さまの要求に合わせた柔軟なルート設計が行えるというのも専用線の特長です。
さらに、自動車業界で言えば、F1で培われた最高技術を一般向け製品へ転用するのと同様に、最先端技術による高品質なネットワークサービスをリーズナブルな価格で提供していくという取組みについても、強化していきます。例えば、国内最大級のネットワーク業界見本市である「INTEROP 東京」のバックボーンとして、その時代の最先端技術に基づくネットワークをこれまで6年間提供し続けており、今年も 40Gbps のバックボーンを提供し、“Best of Show Award”を受賞しました。この40Gbpsのメニューをできるだけ早く商用化したいと考えています。
私たちは、多くのお客さまが「ビジネスの生命線」を専用線に託していただいていることに責任を持ち、これからも引き続き、揺るぎない信頼性や安定性の向上に努めて参ります。

――本日は有り難うございました。
(聞き手・構成:編集長 河西義人)

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