環境マネジメントを適切に運用かつ継続的に行い、事業活動に伴う環境負荷を低減するため、内部監査を毎年1回実施しています。以下に、プロキュアメント統括室およびシステムエンジニアリング部の監査実施内容をご紹介します。
プロキュアメント統括室
内部監査
実施日:2006年9月21日 から9月22日
2006年度の内部環境監査は、監査の客観・公平性の確保並びに、監査内容の充実を図る観点から、社外環境コンサルタント機関と業務委託契約し、2名の監査員(審査員及び審査員補)により実施致しました。環境目標に対する監視測定状況及び、著しい環境側面の原因となる業務に必要な力量の特定、マネジメントレビュー等に不備・不明確な点がありましたが、今後はこれらを改善し、より効果的な取り組みを実現していきます。
以下に監査結果を踏まえた今後の課題および評価していただいた点をご報告します。
- 今後の課題
- 不適合の定義をより明確にすること。
- 登録する法律及び適用内容の絞込みと順守評価事項の絞込みを行なうこと。
- 抽出・評価した環境側面と登録した著しい環境側面との関連がわかりにくいので見直すこと。
- 評価事項
- 外部コミュニケーションに関わる情報対応基準として表にまとめられており明確にしている。
- 文書管理、記録管理がホームページ上で分かりやすく管理されている。
- グリーン購買ガイドライン第二版を制定するなど、業務に密着した取り組みを推進し、事業活動のなかに環境マネジメントシステムを取り込んでいる。
- 環境目標達成するためのワーキングメンバーを公募により配置し、積極的に全員参加型環境マネジメントシステムを運用している。
外部審査機関による審査
実施日:2006年10月18日 から10月19日
審査種別:定期維持審査
審査状況:2005年更新審査(適用範囲拡大審査および規格変更審査含む)終了後、1回目となる定期維持審査は、「登録維持管理順守状況」、「前回審査指摘事項に対する是正状況」、「内部監査実施状況」並びに「ISO14001による環境管理実施状況」についてサンプリング審査により実施されました。
不適合の定義が不明確であるなどの指摘がありましたが、2006年12月末までに是正を完了する是正計画を提出し、11月13日に実施された審査機関EMS判定委員会において登録継続を承認されております。
以下に審査結果を踏まえた今後の課題および評価していただいた点をご報告します。
- 今後の課題
- マニュアル及び各種様式のスリム化を検討すること。
- 環境管理実施事項について「紙・ゴミ・電気」にとどまらず、全員が参加し充実感を共有しあえる施策の検討を開始すること。
- 評価事項
- トップマネジメント(室長)の地球環境保全に対する強いポリシーの下に、全要員が環境管理の確実な進捗を果たそうとする強い意志が認められる。
- 環境への影響を考慮した製品調達実現のため、グリーン購買ガイドライン第二版を制定し具体的な調達先評価を可能にするなど、調達先を含めた環境保全活動に大きく貢献している。
- 環境ホームページを作成し、教育・広報・コミュニケーション等のツールとして、マニュアルを補完するなど有効な活用を行なっている。
システムエンジニアリング部
内部監査
実施日:2007年1月25日及び1月26日〜2月2日
内部監査において、観察事項7件の指摘がありましたが、2007年2月27日迄に内部監 査員によるフォローアップは完了いたしました。
〔改善事項(7件)の内容〕
- 目的・目標の一部が、今年度達成困難な状況にあります。具体的には、「カラーコピー を平成17年度比で20%削減する。」という目標について達成困難な見込みであるため、 現状を考慮の上で数値を見直すことになると認識しております。現在対応の準備を進め ており、その方向性は決まっているところではありますが、実施がこれからであるため、 観察事項という扱いと致します。ご対応よろしくお願いします。(観察事項:1件)
- 目標はしっかりと設定されていたが、一部目標が達成されていませんでした。目標が達 成されなかった原因・理由が明確になるようにするとともに、目標の見直しや目標達成 のための是正処置をお願いします。(観察事項:1件)
- 目的・目標については数値化、定量化されています。しかし、まだ数値化、定量化でき ると思われる項目(ビジネス稼働率)が見受けられました。(観察事項:1件)
- 2004年版から追加された「組織のために働く人」(アライアンス社員)に対する教育・ 訓練は重要です。インタビューの結果、アライアンス社員もISO14001の主旨を理解し 行動していることは確認されましたが、アライアンス社員に対する教育・訓練の記録が 十分とはいえませんでした。(観察事項:1件)
- 2006年度の目標5項目のうち1項目「転入社員及びアライアンス社員に対して、半 期に一度環境説明会を実施し、環境意識を向上させる」について、《計画》及び《実施》 欄に記載漏れがあった。(観察事項:1件)
- 今年度の目的・目標(プロジェクタの利用回数)が今のところ達成しておりませんが、 年度末には達成可能であると判断します。もし、達成不可能な場合は、理由をEMPに 記載し、実施計画を変更して下さい。(観察事項:1件)
- 目的・目標はしっかりと設定されていましたが、一部<実行> にて達成されていない月が あった。1.実ビジネス稼動率63.3% <11月> (目標75%)。【達成できなかった 理由と、今後、達成可能か確認願います。】(観察事項:1件)
外部審査機関による審査
実施日:2007年3月12〜13日(更新審査)
2004年3月のISO14001環境マネジメントシステムの認証取得後、3年経過時に実施することが計画されておりました更新審査を2007年3月12日〜3月13日の2日間受審いたしました。システムエンジニアリング部では、2006年3月の定期審査(サーベイランス)において、ISO14001:2004年版規格に基づく認証を取得致しております。2006年度は、合計3回の組織変更等〔7月及び10月の組織変更並びに8月のスコープ拡大(e-Japan推進グループ)〕に伴う部署の見直しがあり、ISO14001環境マネジメントシステム上の部署数は、12部署となりました。組織変更及びスコープ拡大の都度、各部署毎に環境責任者及び環境担当者の見直し・選定を実施し、環境責任者及び環境担当者を中心にした目的・目標の見直し及び設定並びに環境マネジメントマニュアルに基づく活動をツール(業務分析表、目的・目標一覧表及び実施計画)を用いて継続的に実施しております。
なお、今回の外部審査において外部審査員より6件の指摘がありましたので、2007年度の環境保全活動に向けて、指摘事項を反映させた目標設定を進めております。
〔指摘事項(6件)〕
- オフィスには“ゴミ箱”がSE部ガイドライン(一列に一個)が守られていない。意識の 高揚、発生抑制のために適切な配置を実施すべきである。【RC】
- 6階のオフィスを巡視して従業員にインタビューした。紙の削減のための実践は浸透 していると見受けられたが、削減目標に対する実績への関心、認識が必ずしも適切で ない例に遭遇した。【SFI】
- 年一度の事務局による研修に関して全員が受けていることが確認できませんでした。必要な研修が必要な人に実施されていることを明確に記録に残されるとよいでしょう。【RC】
- プラスの側面も、著しい環境側面とされるとよいでしょう。【SFI】
- 環境マネジメントシステム以外の業務で教育のニーズやキャリア開発計画書があるようですが、可能であればこのシステムにリンクされるとよいでしょう。【SFI】
- 業務の効率化は、本来業務で上記指標以外で成果を上げられています。そういうテー マも説明されるとよいでしょう。【SFI】
〔注〕指摘事項グレード(2007年3月のLRQA外部審査時使用グレード)
Major NC:重大な不適合
Minor NC:軽微な不適合
RC:要修正
SFI:改善提言
xLRQA:次回訪問時にLRQAによる確認が必要
