企業情報トップ > CSRトップ > CSR報告書2008 > トップコミットメント

NTTコミュニケーションズグループCSR報告書2008

トップコミットメント

現在を未来へ“つなぐ”ために全員参加のCSR

NTTコミュニケーションズ株式会社
代表取締役社長
和才 博美

写真:和才 博美

私たちNTTコミュニケーションズグループは、「CSR基本方針」に基づき、「社会への貢献」、「地球環境保護」、「人財の尊重」の観点から、お客さまや従業員をはじめとするあらゆるステークホルダーの方々との間に、より強固な信頼関係を築き、さまざまな社会的課題の解決に挑むことによって持続可能な社会形成に貢献いたします。そのためには、責任に基づく行動だけではなく、より積極的な行動によって前へ進み続けることが重要と考え、グループ社員一人ひとりが率先して行動し、グループの事業活動のすべてにCSRの考え方を反映させていくことを目指してまいりました。2007年度はこれに加えて、トップがリーダーシップを取り「全員参加のCSR」をテーマにした取り組みを開始しました。これまでのボトムアップな取り組みとの相乗効果によって私たちのCSR活動の進化を加速してまいります。

私たちは、「現在と未来を“つなぐ”パートナーとして、豊かな社会と、安心で快適な生活の実現に貢献し、世の中のお客さまに信頼される企業を目指す」ことをミッションに掲げております。現在と未来を“つなぐ”ことを大前提に、情報通信サービスという本業を通じてお客さまや社会の新たな価値創造に努めています。2007年度は、このミッションをグループ一人ひとりの具体的なオペレーションへ落とし込む共通目標「事業ビジョン2010」の初年度でもありました。私たちは、「事業ビジョン2010」としてお客さま接点を担う「現場力」の強化に注力する中で、CSR視点で業務に取り組むきっかけづくりとして「全員参加のCSR」を導入しました。

環境負荷低減と業務効率改善を目的として、分散した本社オフィスの集約化に着手しました。法人営業部隊約4000人のオフィス移転に際しては、移転する社員たち自身でプロジェクトを立ち上げ、電力使用量の削減とペーパーレス化を追求し、業務の効率化と働きやすさの両立を目指すことによってオフィス環境のひとつの理想形を具現化させました。まず自分たちが体現することで実感を伴うソリューション提案にもつながっています。

私たちの最も基本的かつ重要な社会的使命は、社会インフラである通信ネットワークを“つなぎ続ける”ことです。私たちの7つ目のコアバリューとして新たに「高信頼保守」を加えたことには、私たち一人ひとりが本業を通じたCSRを再認識し、使命を果たしていく狙いも含まれています。

ダイバーシティ推進室の開設に加え次世代育成支援事業主に認定されたことは、育児と仕事の両立を支援する取り組みの第一歩です。

「富士山清掃」と「棚田再生」という参加型プログラムを開始したことも、まだまだ小さな一歩です。これらを足がかりにグループ社員一人ひとりが、日常業務でCSRに取り組む機会創出に努め、真の企業市民を目指したいと考えます。

CO2排出による地球温暖化が喫緊の課題となるなか、NTTグループが進める「グリーンNTT」に対して私たちNTTコミュニケーションズグループにおいても積極的に参画いたします。加えてICT機器の省電力化を追求してグリーンICTを推進します。しかしながら、グリーンICTの本質は、ICT活用による社会経済活動全体へのCO2排出削減に貢献することであると考えます。NTTコミュニケーションズでは2007年度にバリューチェーンの見直しや調達業務の一元化による事業全般の効率化を実現いたしましたが、ここにもICT活用は生かされており、自らの体現に基づく社会への貢献を着実に果たしてまいりたいと思います。

さらに、私は山、川、海の自然力を回復させて自然が持つ浄化作用やCO2の吸収能力を向上させることも重要だと考えており、ICT活用によって貢献できることの可能性を探ってまいります。また、将来的に深刻な問題になるであろう食糧問題や人口問題についてもICTでできることの可能性を探り、ステークホルダーの皆さまと活発な意見交換を重ねつつ、社会全体で協働しながら持続可能な社会形成を実現させていきたいと考えます。