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NTTコミュニケーションズグループCSR報告書2008

特集

特集1:法人事業本部「浜松町オフィス」移転に伴う環境配慮とワークスタイルの変革
特集2:北海道洞爺湖サミット支援 特集3:「ダイバーシティ推進室」始動
特集4:社員参加型CSRプログラムの実施

1Special issue 生産性向上を支えるワークスタイルの変革

特集1法人事業本部「浜松町オフィス」移転に伴う環境配慮とワークスタイルの変革

2008年2月、NTTコミュニケーションズの法人事業本部がJR浜松町駅近くの汐留ビルディング(5階〜12階、および19階)に移転しました。新しいオフィスには、環境保護をはじめさまざまな観点からワークスタイルの変革が試みられています。その取り組みを紹介します。

生産性向上を支えるワークスタイルの変革

  • 生産性向上によるさらなるサービス拡充を求めて

    NTTコミュニケーションズのソリューション力の強化を目的とした「首都圏オフィス集約構想」に基づき、都内9ヵ所に分散していた法人事業本部のオフィスを集約する移転を行いました。新オフィスのテーマは“生産性向上を支えるワークスタイルの変革の実現”であり、そのコンセプトとして、【1】クリエイティブオフィスの構築、【2】環境への配慮、【3】セキュリティ・BCP(事業継続計画)の強化の3点が挙げられます。新オフィスでは、約4,000人の社員が環境への配慮、働きやすいオフィス環境作り、利便性とセキュリティを確保するICTツールの活用など、新しいワークスタイルを確立し、ICTソリューションパートナーとしての活動を展開しています。

全員参加のオフィス系環境保護活動の推進

  • 環境への配慮(1)―ペーパーレス化の推進

    日々の事業活動の中で膨大な紙資料が発生し、また破棄されていることは、ビジネスの効率性のみならず、地球環境保護の観点からも大きな課題でした。ペーパーレス化を推進するために、ICカード(社員証)による認証機能が付いた複合機を導入し、印刷物の取り忘れ、ミスプリント抑制などが可能となりました。また、会議室への最新プロジェクター配備により、ペーパーレス会議を推進しています。また、新オフィスへの移転時には、書類の分類(捨てる、電子化する、紙で保管する)を行い、段ボール6,000個分の紙資料を破棄しましたが、移転後は無駄な紙を持たないというルールを徹底しています。さらに、紙の使用量はイントラネットにて月次で組織単位に集計し可視化・全社員への共有を行っております。

  • 環境への配慮(2)―オフィスゴミのリサイクル率向上

    従来から、NTTコミュニケーションズのオフィスゴミのリサイクル率は、決して芳しくはありませんでした。新オフィスの移転に際して抜本的な解決策を講じるため、社員の理解を得たうえで全拠点の個人用ゴミ箱を廃止し、コミュニティエリアのゴミ箱に分別廃棄するスタイルを採用しました(分別回収は、可燃物、生ゴミ、不燃物、ペットボトル、新聞、雑誌など14種類)。また、共有する複合機やゴミ箱があるコミュニティエリアに社員が集まり、コミュニケーションも活発化しています。

  • 環境への配慮(3)―オフィスの省エネ(OA・照明・空調)

    NTTコミュニケーションズでは、従来からチームマイナス6%への参加や、3UP-4DOWN運動、PCの省エネ設定などを行ってきましたが、さらなる参加意識の醸成と取り組みの促進に向けて、イントラネット上での組織・フロア単位の電力使用量見える化、昼休みの消灯徹底など追加施策を実行しています。

■浜松町オフィスにおける環境目標と実績
  ペーパーレス化の推進 オフィスゴミのリサイクル オフィスの省エネ
目標
(前年度比)
1人あたりの紙使用量
25%削減
リサイクル率
5%向上
電気使用量
5%削減
実績
(2008年3月から5月の平均値)
12%削減 3.0%向上 4.0%削減

働きやすいオフィス環境づくり

  • オフィスワーカーの快適環境を実現

    新オフィスのテーマである“生産性向上を支えるワークスタイル変革の実現”は、その空間設計に端的に現れています。クリエイティブワークプレイス(下図・参照)の概念に基づき、4つのビジネスシーンを設けました。社員同士やお客さまと情報共有を行う場である「ミーティングルーム・会議室」、ひとりで仕事に集中したいときに利用できる「サイレントエリア」、飲み物を片手に他部署の社員とも情報交換・交流ができる「コミュニティエリア」、仕事を離れてリフレッシュする場である「ブレイクエリア」。そしてベースポジションである執務室には、プロジェクトや業務に応じて柔軟に席の組み替えが可能な「チームアドレス制」を採用しています。組織の縦連携を維持しつつ、組織間の横連携の促進を実現し、現場力の強化に向けたチームワークの向上を図っています。

  • 利便性とセキュリティを確保するICTツール

    新たなICTツールの導入も、ワークスタイルの変革をもたらしつつあります。社内通信インフラは、データセンターに各種サーバーを設置し主要ビル間を接続する計画。実現するクライアントを用いることで、どのビルでも出力などが可能となります。LAN環境は、冗長構成の高速イーサネットを導入、安全にネットワークを利用するため、認証機能に加えて、セキュリティ状態をチェックする“検疫機能”も導入しました。音声系は社員にモバイル端末を一人1台配付、ビル内は無線LAN経由、外出時はFOMAで通話することができます。また、社員間の情報共有を促進する大型ディスプレイの設置など、随所に工夫や趣向が施されています。ICTによるクリエイティブワークスタイルの追求は「第21回日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞/情報賞」を受賞しました。

■クリエイティブワークプレイス クリエイティブワークプレイス

「進化型オフィス」によるビルソリューション

  • クリエイティブオフィスをお客さまに公開

    新オフィスが目指しているのは、環境の変化にも柔軟に対応できる“進化型オフィス”です。随時、改善を加えることで、社員のモチベーションを高めて仕事がしやすい環境の創造に取り組んでいきます。同時に、今後は新技術と既存の商材を組み合わせたオフィスソリューションやオフィス創造のノウハウを、お客さまに提案していく考えです。NTTコミュニケーションズでは、9階の第四法人営業本部オフィスを、ライブオフィスとしてお客さまに公開し、ビル移転のコンセプト、システム構築、ノウハウなども含めて、当社のビルソリューションの総合力をお客さまにアピールする場としています。運用面も含めたオフィスの改善・改良を推進することで、働きやすさと商品(=進化型オフィス)のクオリティの向上を図っていく考えです。

    • 写真:藤岡 大輔
      第一法人営業本部 事業推進部 法人移転PT
      (現在:第二法人営業本部 第二営業部)
      担当課長 藤岡 大輔

      今回の移転により、コミュニケーションの活性化や業務効率の向上が図れるようになり、多くの社員から満足の声をもらってます。この経験を生かし、お客さまに満足いただけるオフィスソリューションをご提供していきます。

    • 写真:高口 正孝
      総務部
      担当課長 口 正孝

      移転におけるワークスタイルの変革を担当しました。変革にあたって、コストコンシャスな観点をもちつつ、社員のコミュニケーション活性化やエコ意識向上、セキュリティ強化などに工夫を凝らしました。