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社会貢献活動

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環境保全
富士山清掃プログラム 2008年4月12日実施

プログラムの狙い

■ 誰もが気軽に参加できるプログラムを目指して

富士山清掃集合写真

 企業に対して環境への配慮や社会貢献が求められている昨今でありながら、全社員にCSR活動が浸透しているようには思えないという声も聞こえていました。また、職場におけるコミュニケーション不足や社会貢献活動に興味はあるが気軽に参加できる機会が少ないといったことから、今回、誰でも気軽に参加できるプログラムとして富士山清掃活動を計画しました。
 最初のメニューとして富士山を選んだのは、東京からの距離が比較的近いことと、日本の誇る富士山がごみ問題で世界遺産に登録されないということを聞いたり、生態系が破壊されつつある現状を知り、富士山の自然環境を守ることで世の中に少しでも貢献したいと考えたからです。社員の方の反応も予想以上で、バス2台分の定員90名に対して、約160名の応募がありました。その中には、事業部や同期の仲間、家族と一緒に応募された方や、勇気を出して1人で参加した社員も多数いました。


当日のレポート

■ 予想以上のごみの量に驚く

 前日まで雨が続いていて空模様が心配されましたが、当日は曇り時々晴れと清掃活動向きの天候に恵まれました。あいにく富士山は顔を隠していましたが、春らしく桜やミツマタの花が咲き、つくしやタンポポの姿も見ることができました。初めての試みでありながらも充実した清掃活動となった当日の様子を紹介します。
 朝8時半に日比谷ビル前に集合し、バス2台に分乗して出発。車中では富士山やごみ問題に関する情報がクイズ形式で紹介されました。ほぼ定刻に、富士山の裾野に位置する「富士山こどもの国」に到着。おのおので昼食をとった後、開会式が行われました。

  • ミツマタの花
  • 顔を隠した富士山

 田村副社長(CSR委員長)が「今日は朝早くからご苦労さまです。ごみがたくさんあると聞いていますので、みんなでいい汗流しましょう」と挨拶。続いて今回の活動をサポートしてくださったNPO法人富士山クラブの大井さんから、ごみの不法投棄の現状や分別方法、諸注意について説明をいただきました。ほか5名の富士山クラブのメンバーにもご協力いただき、乗ってきたバスごとに分かれて、それぞれの担当ルートで清掃に当たりました。
 参加者のいでたちは、NTT Comのロゴが入った揃いの黄色いジャンパーに軍手。可燃ごみは赤、不燃ごみは青、ワレモノは緑と、色別のごみ袋をそれぞれ手にして約2.5キロの森道を2時間ほどかけて清掃。少し肌寒い気温ではありましたが、次第に参加者の額には汗がにじんでいきました。水分を含んで重たくなった雑誌の山やタイヤ、建築廃材などと格闘しながら歩みを進めていきます。仕事上の上下関係や部署などは忘れ、自然と声をかけ合い協力しながら、次々と積極的にごみを集めていました。
 今回清掃した林道(富士市大渕 丸火自然公園近傍林道)には、雑誌や空き缶、ペットボトル、ビニール袋、おもちゃなどの小さい家庭ごみ、電気ポットやプリンタ、家具や布団などの粗大ごみに加え、建築廃材やタイヤ、自動車、パチンコ台までもが不法投棄されていました。わずか2時間の間に集められたごみの総重量は、1.7トンにも及びました。
 閉会式では田村副社長から、「今日は私も初めての参加でした。我が社の社員は意識の高い人が多いとは思っていますが、今日は会社では見られないほど(笑)積極的に働いている皆さんの姿を見て心強く感じました。富士山クラブの皆さん。後列中央が大井さん ご苦労さまでした」とねぎらいの言葉がありました。参加者からは明るい笑い声がわき、その笑顔は充実感に満ちていました。
参加者から集められた1人500円の参加費は、ご協力いいただいた富士山クラブに寄付として手渡されました。

  • ゴミを集める参加者たち
  • 集めたゴミ

■ 富士山の裾野に300トン以上のごみが捨てられている現実

 これまでの4年間ですでに250トンのごみを回収している富士山クラブの大井さんに、富士山のごみ問題の現状と清掃活動についてお話を伺いました。
「富士山クラブの活動としては、定期的に行っている清掃活動と今回のような企業主体の清掃活動のコーディネート、小中学生を中心にした環境教育プログラムの開催などがあります。ごみの不法投棄の現状は、行政などがパトロールをしたり、常習的に捨てられているスポットには鎖を張って立ち入り禁止にしたりして、抑制は効いてきていると思います。しかし、いまだに富士山の周り3,000カ所以上に推定300トンを越えるごみがあり、規制の網の目をくぐるように新しく捨てられるごみも無くなりません。
2時間という作業時間は短く感じるかも知れませんが、それでも1回の活動で1人当り平均10〜20キログラムのごみが集まります。また富士山の清掃活動は足場の悪いところでの作業となり、大きいごみもたくさんあるので結構な体力勝負です。特に夏場などは、2時間を超えて作業すると、疲労から参加者の方の集中力も弱まり思わぬケガにつながることもあって危険です。少し物足りないぐらいで終えて、また次につなげていただければと思います。
 回収したごみの一部企業主体で参加される清掃活動は年に40〜50回ほどあります。NTT Comは今日が初めての参加でしたが、皆さん素晴らしい意識の高さでした。企業活動では、半強制的に連れてこられたような方と、進んで参加した方との温度差があって、ごみを見逃してしまうようなこともあるのですが、皆さんの通った後にはごみは残っていませんでしたよ。
今日『物足りない』と思った方は、個人で参加できるプログラムを富士山クラブで月に1度開催していますので是非参加してください」

  • 回収したゴミの一部
  • トラックの荷台に乗せたゴミ


■ 参加者からの声

 今回の参加者の中には、初めてこのようなボランティア活動に参加したという方も多くいました。ここでは参加者の一部の声を紹介します。

  • 「少々物足りないぐらいの時間でしたが、また来ようと思えるぐらいでちょうどよかったと思います。比較的新しいごみも多くて驚きました。今後もCSRの活動には参加したいと思うので、会社としても今回のような社員参加型の活動を継続していってほしいと思います」(ネットワーク事業部 藤本学さん)
  • 「家族に声をかけて、みんなで参加しました。今後は子供たちを野口さん(アルピニスト・もりの学校校長)の環境教室などにも参加させたいので、今回の清掃活動がいい経験になったと思います。また、最初は会社の活動として団体で参加し、その後は個人で継続して活動に参加できる今回のような取り組みは素晴らしいと思います」(ITマネジメントサービス部 岡部裕弥さん)
  • 参加者の様子1
  • 参加者の様子2

  • 「平成18年度入社の同期の仲間で声をかけ合って参加しました。以前から社会貢献活動に興味はありましたが、実際に参加したのは初めてです。予想以上にごみが多くて驚きましたが、みんなで集めたごみがトラックの荷台に山となっているのを見た時は、かなりの達成感を覚えました。また、家族連れの方も含めて、参加者同士の中に自然と一体感が生まれていることが感じられ感動しました。
    参加できなかった同期の仲間にお揃いのジャンパーを着ている写真などを見せて、今回の活動の様子を報告しました。また、将来、自分の子どもができた時にも一緒に参加してみたいと思える活動でした」(第二法人営業本部 中野由梨さん、第二法人営業本部 足立有美さん、システムエンジニアリング部 高橋由起さん)
  • 「今回、初めてボランティア活動に参加しました。これまで富士山には20回ほど登っているので、必然的に周りの声にも押されて参加しました。思ったよりも個人の家庭ごみが多く捨てられていることに驚き、嘆かわしく思いました。今後も自然の中で行えるようなCSR活動を増やしてほしいと思います」(カスタマサービス部 川崎祐治さん)
アンケート結果(PDF) 活動後に行ったアンケートでは、「今回の活動に満足、評価できる」という声が9割を超え、「また何らかの活動に参加したい」という回答は100%でした。またアンケートのコメントには「有意義だった」「充実した一日だった」「今後も参加型の取り組みを増やしてほしい」「継続した取り組みに期待する」といった声が寄せられていました。
 初めての社員参加型CSR活動の試みとして行われた富士山清掃活動は、無事に怪我人もなく、また、参加者の反響の大きさからわかるように成功を収めたと言えるでしょう。今後もCSR推進室では、社員が積極的に参加できるプログラムを実施していく予定です。


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