法人のお客さま総合 > 導入事例 > 東邦薬品株式会社 様

導入事例
東邦薬品株式会社 様

[ ビジネスアドバンス第51号(2008年3月5日発行)掲載 ]

専用ホスティングサービスを利用してインターネット診療予約システムを提供

導入の背景↓ | 選択の決め手↓ | 評価と展望↓

導入の背景

専用ハードが必要ないASP型のサービスを新たに導入したい。

 東邦薬品株式会社様(以下、東邦薬品)は医薬品卸の大手企業であるが、その活動は医薬品の卸販売にとどまらず、医療機関や患者の視点に立った提案型営業を展開し、トータルメディカルサプライヤーとして医療現場の環境改善にも取り組んでいる。中でも医療現場での深刻な問題のひとつである待ち時間の長さを解消するための「予約診療の実現」には、特に大きな力を注いでおり、同社が独自に開発した診療予約システム『LXMATE HeLios(エルエックスメイト・ヘリオス、以下HeLios)』は、患者側から電話の音声ガイダンスやインターネットによって事前に予約を行うことができる。1995年の導入以来、全国で約1,900台が医療機関に納入され、医療環境の改善に貢献しているが、病院側にサーバなどの専用ハードウェア設置が必要なため、初期投資費用の問題で導入に踏み切れないケースもあったという。また、東邦薬品側でもハードの保守やメンテナンスなどのために、全国規模でのサポートに大きなパワーをかけていた。
 そこで持ち上がったのが病院側に専用のハードウェアを必要としないASP型サービスの開発企画であった。HeLiosチームのサブリーダーを務めるカスタマーサポート本部 システム推進部の吉田仁課長は、その状況を「『HeLios』は患者さんや病院側の使い勝手のよさを最優先したシステムで、現場から高い評価をいただいています。その部分をそのまま生かしながら、インターネット予約に特化した、もっと簡易的なASP型サービスの開発ができないだろうか? という思いで着手しました。専用ハードを持つということは、投資費用の面もさることながら、システムの陳腐化・老朽化といった問題も出てきます。医療機関で長く継続して使っていただくためにも新たなASP型サービスの導入が必要でした」と語る。

吉田 仁 氏
東邦薬品株式会社
カスタマーサポート本部
システム推進部 課長
吉田 仁 氏

パワープラットフォーム ホスティングサービス

このページのトップへ

選択の決め手

オーダーメイドが可能な柔軟性に加え、コストや信頼性も高い評価。

 ASP型サービスを始めるには、専用サーバを外部のデータセンターでホスティングすることが最適であると考えた。そのホスティングを含めた開発パートナーの検討は複数社を候補として進められたが、最終的にNTTコミュニケーションズの開発技術と『パワープラットフォーム ホスティングサービス』が採用された。『パワープラットフォームホスティングサービス』は、顧客を資産保有や管理のリスクから解放する専用型ホスティングサービスで、高い自由度と拡張性が大きな特長であり、初期投資費用を抑えられることからビジネスの成長に見合った展開が可能となる。開発本部 システム企画室の中込次雄室長はパートナー選択のポイントを説明する。「競合した他社もASP型でしたが、既存の施設予約システムをアレンジしたものでした。その点、NTTコミュニケーションズの提案は私たちの要望にフルに応えてくれるオーダーメイド仕様での構築が可能であり、しかも費用的な優位性もかなり高かった。すでにNTTコミュニケーションズのハウジングサービスを利用していましたので、データセンターへの信頼も大きいものがあり、採用決定そのものは非常にスムーズでした」。
 また吉田氏は「開発にあたっては、高い評価をいただいてきた従来システムの使い勝手のよさを伝えることに少々苦労しましたが、私たちの強いこだわりを最終的にきちんと具現化してくれたと思います」とNTTコミュニケーションズの対応力にも言及する。

パワープラットフォーム ホスティングサービス

このページのトップへ

評価と展望

低価格や使いやすさに高い評価。患者サービスのためにさらなる機能アップを目指す。

 『LXMATE HeLios SELENE(エルエックスメイト・ヘリオス・セレネ、以下SELENE)』と名付けられた新しいASP型のインターネット診療予約サービスは、2007年10月から提供が開始された。患者側はPCや携帯電話から手軽に予約やその確認ができ、医療機関側では診療枠の細かな調整などの管理が可能となっている。吉田氏は現場での評価に加え、これからの抱負として「他社にも同じようなサービスがあるのですが、『SELENE』は他のものより詳細な設定ができて使い勝手がいいと上々の評価をいただいています。初期投資費用も運用費も従来のシステムより格段に安くなっていますので、今まで導入をためらっていた病院や診療科に対しても導入が進んでいます。医療機関はもちろんのこと、患者さんにもアンケートを取って、その声をさらなる機能アップなどに反映していきたいですね。すでに新しい機能として、近日中に問診機能を付加することになっています」と語る。
 さらに中込氏は「『SELENE』はPCと回線さえあれば簡単に導入できますが、実際に患者さんに使っていただかなければ意味がありません。ですから、認知度向上のための啓蒙活動など、運用面でのサポートをしっかりと推進していくことが重要ですし、それをできるのが私たちの強みだと思っています。将来的なことをいえば、音声認識のみで予約ができるようなサービスにチャレンジしたいですね。それが実現できれば、より予約が便利になるし、高齢の方でも入力などの手間をかけずに予約ができるようになります。最終的には患者さんに対してどのようなサービスができるのか? ということをこれからも追求し続けていきたいと思っています」と今後の展開への意欲を語る。
 「全ては健康を願う人々のために」。常に患者のことを第一に考え、新しい価値を創造し続ける東邦薬品の挑戦を、NTTコミュニケーションズのホスティングサービスが支えている。

中込 次雄 氏
東邦薬品株式会社
開発本部
システム企画室 室長
中込 次雄 氏

パワープラットフォーム ホスティングサービス

『SELENE』の予約画像イメージ

東邦薬品株式会社 http://www.tohoyk.co.jp/

■所在地/東京都世田谷区代沢5-2-1 ■創立/1948年(昭和23年) ■資本金/105億9,900万円 ■従業員数/5,104名(連結)
■事業内容/医薬品の販売、診療予約など各種システムの提供

このページのトップへ

特集サイト

グリーンICTソリューション

危機管理強化ソリューション