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導入事例
クリオン株式会社 様

[ ビジネスアドバンス第41号(2007年5月15日発行)掲載 ]

スピード、セキュリティ、安定性にすぐれた社内ネットワークを低コストで構築

導入の背景↓ | 選択の決め手↓ | 評価と展望↓

導入の背景

通信データの急増により通信速度の改善が急務に。

 クリオン株式会社様(以下、クリオン)は、住宅用ALC技術を核に、建設分野はもとより環境や農業関連事業にもフィールドを広げ、幅広い分野に建材や資材を供給している。ALCとは工場生産による軽量気泡コンクリートパネルのことで、軽量でありながら耐火性、断熱性、遮音性に優れており、アスベストやホルムアルデヒドなどの有害物質を含まない環境にも優しい建材である。超高層ビルから一般住宅まで、外壁を中心に間仕切壁、屋根、床などの構造部材として幅広く利用されている。
  クリオンは業界トップメーカーとして、日本全国に営業や製造の拠点を広く展開。社内ネットワークには広域イーサネットサービスを採用していたが、急激な通信データの増加により、必要とされる通信速度が確保できない状態に陥っていた。社内のネットワークシステムを管理する情報システム部の平林晋氏は当時の状況を「もともと広域イーサネットも通信の高速化を目的に導入したのですが、世の中の情報化にともない全社的にメールやインターネット、グループウェアの活用が急増し、通信速度が得られなくなっていました。特に営業や経理部門など、業務にスピードを要求される部署から不満の声があがっていましたね。そこで、さらに高速なシステムに変更するべく検討を始めたのですが、投資費用に制約があり、我々の事業規模やニーズに合ったものをいろいろと模索していました」と振り返る。

吉岡 雅弘 氏
クリオン株式会社
情報システム部長 
吉岡 雅弘 氏

Group-VPN

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選択の決め手

回線の多重化を視野にシステムの基盤構築を検討。

 NTTコミュニケーションズからGroup-VPNサービスを紹介された時点で平林氏は「これだ!」との感触を持ったという。「もちろん課題であった通信の高速化を実現できるという期待は大きいものがありました。また、広域イーサネットで実現していた以上の通信の安定性を確保するために、回線の多重化を視野に入れ、採用を決定しました」と語る。Group-VPNは光やADSLなどのブロードバンド回線を使用したプライベートネットワークであるが、インターネットを介さず、セキュリティを確保した社内通信網を低コストで構築できるのが特長だ。
  同社は当時、事業環境が厳しい折ではあったが、情報システム部長である吉岡雅弘氏の「社員に快適な通信環境を提供するためには、多少挑戦的でも取り組むべき」という方針のもと、導入までのプロセスは非常にスムーズに運んだ。

常田 直樹 氏
クリオン株式会社
情報システム部  
出原 朋典 氏

Group-VPN

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評価と展望

通信速度だけでなく安定性も向上。現状に満足することなく常に改善を意識する。

 導入されたGroup-VPNは順調に稼働。当初より視野に入れていたネットワークの多重化も徐々に推進し、現在では4つのVPNグループで社内ネットワークを構築している。平林氏は「導入前にあった安定性への不安は完全に払拭されました。当初の第一目標であったスピードアップが達成されたのに加え、通信が途切れることもありませんし、大いに満足しています。また、広域イーサネットでは予算面で実現できなかった回線の多重化が低コストで構築できたことも嬉しいですね」と導入の効果に加え、コスト面でのメリットにも言及する。さらに、4つのVPNグループのうち営業拠点をカバーする最も重要なグループには、オプションの「バックアップPlus」プランを採用。万一、メイン回線に障害が発生した場合でもバックアップ回線により通信が途切れる不安はない。まさに万全の社内ネットワークである。しかし平林氏は「我々は決してこれで満足しているわけではありません。時代の流れは非常に速いですし、当社のニーズに合ったものがあれば、これからも積極的に採用していきます。もちろんGroup-VPNの多彩なオプションにも期待しています」とさらなるステップアップを見据える。
  また、情報システム部の出原朋典氏は「この社内ネットワークをベースにIP電話TV会議システムの導入などを積極的に推進していきたいと思っています」と今後の抱負を語る。吉岡部長は「常時工場が稼働している製造業としては、一時の回線ダウンも許されません。今後もシステムの安定化を推進していきますが、コストダウンも重要な使命だと思っていますので、コストパフォーマンスに優れたシステムへの期待は大きいですね。会社としてはこれからも環境事業に積極的に取り組んでいきますが、我々はその日々のコミュニケーションをしっかり支えていきます」と締め括った。環境問題への関心は日々高まるばかり。高い技術力と独創性で社会への貢献を目指すクリオンの挑戦にますます期待が集まることだろう。

平林 晋 氏
クリオン株式会社
情報システム部  
平林 晋 氏

Group-VPN

クリオン株式会社 http://www.clion.co.jp/

■本社所在地/東京都千代田区五番町6-2 ■設立/1970年10月(昭和45年) ■資本金/54億8,900万円 ■従業員数/582人
■事業内容/軽量気泡コンクリートなど建材の製造および施工、他

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