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導入事例

株式会社アイティ・イット 様

[ ビジネスアドバンス第30号(2006年6月19日発行)掲載 ]

複数のセキュリティシステムは運用も管理も大変!
→[解決]利便性の高いICカードで運用も管理も一元化

導入の背景↓ | 選択の決め手↓ | 評価と展望↓

導入の背景 eLWISEカード ・ SAFETY PASS Business

積み上げてきたセキュリティシステム。
オフィス移転を機に課題一掃を目指す。

 株式会社アイティ・イット様(以下、アイティ・イット)は、ヘルプデスクやユーザーサポートなどのコンタクトセンター業務や、ネットワークの保守・運用監視といった分野で、高いスキルとセキュリティを備えたアウトソーシングサービスを提供する先進企業である。社内のセキュリティシステムに関しては、赤外線カードによる入退室管理、パスワードによるPCロック、コピー機、ファクス、プリンター等の入出力管理などのシステムを以前から導入しており、それぞれの利用ログを収集するのみならず、ログを精査するチェック体制も運用されている。
 さらに2005年にはISMSの認証も取得し、まさに全社を挙げての情報管理体制の構築と改善に取り組んでいるのである。しかし一方で、多種多様なシステムを運用しなければならないため、その利便性における課題も浮上してきていた。アイティ・イットの経営企画部戦略グループでジュニアマネージャとしてセキュリティシステムに携わる岡本裕子氏は、次のように語る。「やらなければならないことを順番に手がけていったら、社員が持ち歩かなければならないカードや鍵、覚えなければならないパスワードなどが、いつの間にか増えてしまいました。それが利用者側の社員にとっても、運用する側のシステム管理者にとっても大きな負担になってしまったのです」。
 こうした負担があまり重くなると、せっかくのセキュリティシステムを形骸化させてしまうリスクをはらんでいる。そんな折り、アイティ・イットに本社移転の計画が持ち上がった。管理部システムグループのシニアマネージャである本田ゆり氏にとって、これはセキュリティシステムの課題を解決する絶好の機会となった。「本社移転に合わせて、煩雑になっていたセキュリティシステムをひとつにまとめてしまうことにしました。その第一歩が入退室管理システムです」。セキュリティと利便性との両立を目指して、アイティ・イットのさらなる前進が始まったのである。

岡本裕子 氏
株式会社アイティ・イット
経営企画部 戦略グループ
ジュニアマネージャ
岡本裕子 氏
(おかもと ゆうこ)

 「eLWISEカード」は、アンチ・パス・バック機能で入退室両方のログをとれるのが魅力です。セキュリティに対するお客さまからの要望は日々高まっているため、他の事業所への展開も検討しています。

eLWISE

SAFETY PASS Business

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選択の決め手 eLWISEカード ・ SAFETY PASS Business

拡張性が高くサービスメニューも豊富。ICカードは多様なニーズに応えられる。

 アイティ・イットでは、従来の入退室管理システムについて、赤外線カードは年2回も電池交換が必要なこと、IDの読み取りエラーによるトラブルが絶えないこと、さらに「とも連れ」が防げないことなどを解決すべき課題と位置づけた。「とも連れ」とは、カードで認証を済ませた人の後からついていって、自分は認証をせずに入室してしまうことである。すでに、その防止策として監視カメラも導入しているが、物理的に「とも連れ」が不可能になるような抜本的対策が必要と感じていたのである。
 導入の検討対象となったのは、NTTコミュニケーションズのICカードセキュリティソリューションeLWISEカード」と、ゼロックス社が提供するFelicaカード、そして赤外線カードだったが、その中で最終的に選ばれたのは「eLWISEカード」だった。岡本氏は選択理由を次のように語っている。「まず、入室時の認証ログがない場合は退室できないようにするアンチ・パス・バック機能に対応していたことが重要でした。また、NTTコミュニケーションズのICカードはこの機能に対応していただけでなく、サービスメニューがすごく充実していたため、それらを組み合わせることで、当社に最適な規模・機能のシステムを最も実現しやすそうだったからです」。また本田氏にとっては、拡張性も大きな魅力だったという。「eLWISEカードは、あとからプログラムを追加できるそうなので、最初に入退室管理から始めて、PCロックや複合機の入出力管理などの機能をプラスしていけるのがいいですね。また、さらに私たちが何か新しいことをやろうと思ったときにも、対応できると感じました」。
 PCロックに関しては、すでに試験導入が始まっている。PCのUSBカードリーダーにICカードを差し込むとロックが解除され、引き抜くとロックがかかる。入退室カードと兼用のため、離席時にロックをかけ忘れるということがなくなり、また、パスワードを使用しない設定が可能なので、パスワードの定期的な更新といった煩しさも解消されるのである。

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評価と展望 eLWISEカード ・ SAFETY PASS Business

入退室管理がシンプルでスムーズ。
PCロックにも複合機管理にも展開する。

 アイティ・イットの本社移転は、2006年4月10日。ところがICカードの正式発注がおこなわれたのは3月はじめで、非常にタイトな導入スケジュールとなった。「無理を快く聞いていただいて、入退室管理システムの切り換えを、新オフィスでの業務開始に間に合わせることができました。使い方もシンプルでスムーズなため、初日から目立ったトラブルもありません。非常に満足しています」(岡本氏)。「システム管理がラクになりました。社員の異動などにともなう設定変更も実に簡単ですし、サーバ室や関連会社のフロアなどへの入室を制限するゾーン管理も容易です」(本田氏)。
 このようにシステムへの評価も高い。次のフェーズでは、複合機の入出力管理もICカードに統合される予定だ。PCロックも、複合機の機能別のパスワードによる利用者認証も、1枚のICカード認証にすべて一元化され、一気に利便性が向上することになる。こうしたICカードの機能拡張は、今後随時行っていくという。セキュリティと利便性の両立というアイティ・イットの挑戦は、これからも続く。

本田ゆり 氏
株式会社アイティ・イット
管理部 システムグループ
シニアマネージャ
本田ゆり 氏
(ほんだ ゆり)

 システム管理がラクになりました。社員の異動などにともなう設定変更も実に簡単ですし、サーバ室や関連会社のフロアなどへの入室を制限するゾーン管理も容易です。

eLWISE

SAFETY PASS Business

システム構成

 ○ ICカード・・・eLWISEカード 約200
 ○ ICカード入退室管理システム
 ○ SAFETYPASS Secure Suite(PCロック)

システム構成

株式会社アイティ・イット http://www.it-it.co.jp/pressroom/release.html

■設立/1986年8月1日(昭和61年) ■資本金/1億6,000万円 ■本社所在地/東京都千代田区神田駿河台4-2-5 トライエッジ御茶ノ水 ■従業員数/800名(平成18年4月現在) ■事業内容/コンタクトセンターの運営やITシステムの総合的なマネジメントなど、IT分野におけるさまざまなアウトソーシングサービスを企業に提供。

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