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導入事例
カルピス株式会社 様

[ ビジネスアドバンス第19号(2005年7月15日発行)掲載]

インターネット経由でのリモートアクセスが不安
→[解決]ワンタイムパスワード認証で、セキュリティを強化

導入の背景↓ | 選択の決め手↓ | 評価と展望↓

導入の背景

インターネット経由でのリモートアクセスに不安

 発売から86年を迎える乳酸菌飲料「カルピス」。そして、カルピス酸乳の研究から新しい健康機能性飲料・食品を次々に生み出し、大きな注目を集めるカルピス株式会社様(以下、カルピス)。その躍進には、グループウェアを活用した情報共有環境の構築が不可欠だった。特に営業部門では、外回り営業や出張の際にもノートPCや携帯電話を使って手軽にリモートアクセスできる環境を整えており、NTTコミュニケーションズが提供するダイヤルアップアクセスサービス「MOVE」をそのためのプラットフォームとして活用している。
  しかし、海外出張時にはMOVEでは対応できないため、インターネット経由でアクセスすることになる。また、関係会社への出向社員や契約工場、長期出張中の社員なども、カルピス社内の情報共有環境にインターネット経由でアクセスしていた。情報システム部マネージャーの鈴木雅之氏は、こうした現状に不安を募らせていた。「昨今、社内システムへの不正アクセスや情報漏えいなどのリスクが高まっています。MOVEはかなり高度なセキュリティを持っていると考えていますが、インターネット経由のリモートアクセスは、できれば使いたくないというのが本音です。その対策として、ワンタイムパスワード認証をはじめとするさらに強力なセキュリティの必要性を感じていました。」(鈴木氏)

鈴木雅之 氏
カルピス株式会社
情報システム部
マネージャー
鈴木雅之 氏
(すずき まさゆき)

ワンタイムパスワード認証の必要性は以前から感じていましたが、モバイルコネクトのMCOP認証はハードトークンのような管理の煩わしさがないので、これなら導入できると思いました。

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■カルピス様ご利用イメージ

カルピス様 モバイルコネクトご利用ネットワークイメージ

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選択の決め手

万全なセキュリティと拡張性、トータルコストが選択ポイントに

 カルピスでは、各社のリモートアクセスサービスを比較し、NTTコミュニケーションズの「モバイルコネクト」を選択した。情報システム部マネージャーの池田卓郎氏は、その決め手を次のように語っている。「当時、ワンタイムパスワード認証といえば、ハードトークンを用いたものばかりでした。これは紛失したときなどに再発行の手間や経費がかかり管理が面倒です。モバイルコネクトサービスが開始されて、こちらはブラウザだけでワンタイムパスワード認証が行えるというので、さっそく導入を検討しました」。
  「モバイルコネクト」で採用されているワンタイムパスワード認証は、NTTコミュニケーションズ独自の「MCOP」である。ノートPCのブラウザで手軽に簡単かつ安全に利用でき、また携帯電話の場合には、MCOP認証と端末の機種番号認証とをあわせて、二重のセキュリティ対策を取ることができる点も高く評価された。携帯電話、PHS、ノートPC、PDAなどデバイスやキャリアが違っても対応できる高い拡張性、さらに、運用のアウトソーシングを含むワンパッケージでサービスが提供されることも、導入決定の大きなポイントだ。「認証サーバなどを自社で構築すると、それがトータルコストを押し上げることになります。モバイルコネクトなら、それも全部お任せできますから、かなりの負担軽減になります」。(池田氏)
  カルピスでは現在、PC向けの「モバイルコネクト」がフル稼働し、携帯電話向けも試験導入され、本稼働に向けたフィールドテストを実施中だ。


導入状況
モバイルコネクト
セキュアインターネットアクセス
(PC/PDA向けサービス)85ID
モバイルコネクト
ケータイアクセス
(携帯電話向けサービス)20ID
池田卓郎 氏
カルピス株式会社
情報システム部
マネージャー
池田卓郎 氏
(いけだ たくろう)

当社のネットワークの外にいて、インターネット環境しか使えないような出向社員でも、モバイルコネクトで安心して情報共有に参加できます。これは社員にとって大きなメリットです。

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評価と展望

高まる多様なニーズに対応 ケータイIDの拡充を検討中

 「モバイルコネクト」導入以降、社内でのリモートアクセスの取り組みがさらに広がりを見せている。「以前、産休に入る社員から、休暇中も自宅から社内ネットワークにアクセスしたいという要望がありました。これからのことを考えると、たとえば介護のために長期休暇中の社員でも社内の情報にアクセスできるような環境づくりが必要になります。また、次世代育成支援法に基き、社員が復職しやすくするための休業期間中の情報提供なども想定されます。モバイルコネクトは、そうした多様なニーズにも対応できる使い勝手の良さを持った、安全で便利なツールと考えています」。(鈴木氏)
  営業部門では最近、ノートPCを持たずに携帯電話のみでリモートアクセスしたいというニーズが高まっている。「携帯画面は小さくて見づらいので、現状ではPCを持っていない時の非常用と考えていますが、リモートアクセスのプラットフォームに関しては、端末やエリアによってMOVEで対応できない場合があるので、モバイルコネクトに移行することも考えられます」。(鈴木氏)
  カルピスでは将来に向けて、携帯電話向けの業務コンテンツの充実を図ると共に、試験導入中の携帯電話向け「モバイルコネクト」を本稼働に移行させて、さらに拡充することを検討中である。

ワンタイムパスワードとは、使い捨てパスワードのこと。

 IDとパスワードによる認証方式は社会のいたるところで活用され、すでにおなじみですが、以前からIDとパスワードの内容が他人に盗まれて犯罪に結びつくといった事例が後を絶ちません。そうしたセキュリティの脆弱性を解決する方法として注目されているのが、ワンタイムパスワードです。
  これは、本人認証のためのパスワードをその都度(ワンタイム)使い捨てにすることによって、仮にパスワードが他人の手に渡っても利用できないようにします。その仕組みはさまざまですが、ハードトークンと呼ばれる特殊なハードウェアやプログラムを必要とするものと、「モバイルコネクト」の「MCOP」のようにブラウザで手軽に利用できるソフトトークンタイプなどがあります。

カルピス株式会社

■設立 1917年 ■資本金 130億5,675万円 ■本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南2−4−1 ■事業内容 「カルピス」の名で親しまれる乳酸菌飲料を中心に、「健康機能性飲料・食品」と「乳酸菌飲料」のグローバルな事業展開による付加価値型企業グループの実現を目指している。●飲料・食品事業(コンク飲料、ストレート飲料、ギフト、チルド飲料、乳製品)●健康機能性飲料・食品事業●微生物活用事業●海外事業 ■従業員数 844人(平成16年12月末現在)

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