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業界別に特化して開発されたSaaS型のアプリケーションサービスは、その業務の特性上、特定の日や時間帯にアクセスが集中するような事態が起こりやすい。「スループットが確保された信頼性の高いネットワークを導入したいがランニングコストがネック。かといってベストエフォート型のネットワークでは、顧客企業に快適な環境を確約できない・・・」。このような課題にお悩みのクラウド/アプリケーション提供事業者は、多いのではないだろうか。では、どのようにしてこの課題を解決すればよいのか。
今回は、協栄産業様が導入された「ビジネスOCN バーストイーサアクセス(1Gbpsプラン)」についてご紹介したい。
(2013年5月17日掲載)

協栄産業株式会社様(以下、協栄産業)は、半導体デバイスなどを取り扱う「エレクトロニクス商社」、ソフトウェア開発やビジネスソリューションを手掛ける「システムインテグレータ」、高品質なプリント配線板・情報通信機器を生産する「メーカー」という3つの機能を併せ持つ企業であり、これらの機能を融合し、お客さまに製品やシステムを最適な形態で提供している点が、協栄産業の大きな特色となっている。
同社では近年、自社開発した業務アプリケーションをネットワーク経由でサービスとして提供する、クラウドコンピューティングをベースとしたITソリューション事業を拡大。そのひとつに、タクシー事業者に向けた労務管理や輸送管理、請求業務などの機能をSaaS型で提供する、タクシー業トータルシステム「KTS for SaaS」を展開している。
「リリース当初はパッケージソフトとして販売していたもので、2006年から現在のようなSaaS型のサービスとして展開しています。当社のSI事業は近年、このタクシーシステムをはじめ、サービス提供型のビジネスソリューションに注力しています」。こう語るのは、ビジネスソリューション事業本部 ソリューション第一事業部 事業部長の杉内永樹氏である。

ユーザー数の増加に伴ってネットワークの帯域が不足し、不安定な兆候が表れていました。

この「KTS for SaaS」においては、顧客企業とデータセンターをつなぐネットワークに、ベストエフォート型の回線を利用していたが、利用顧客数の増加に伴い、ITインフラの見直しが課題となっていた。ソリューション第一事業部 開発一部 第二グループ 主事 久松亮介氏は当時を振り返り、「ユーザ数の増加に伴ってネットワークの帯域が不足し、不安定な兆候が表れていました」と語る。とりわけ、給与計算業務で繁忙になる毎月20日前後と、夜勤明けの乗務員が事務所に戻り、メモリカードに蓄積された運行データを取り込む朝方の時間帯にアクセスが集中し、トラフィックが急増する。「こうした局面において、回線への多大な負荷がかかり、つながりにくくなったり、レスポンスの遅延が見受けられたのです」と、久松氏は言う。
このような喫緊の課題に加え、今後の顧客企業拡大を見据えたサービス品質と可用性の向上を図るべく、同社ではシステム運用基盤および回線の見直しを検討することになった。
当社のSI事業は近年、サービス提供型のビジネスソリューションに注力しています。
ソリューション第一事業部 事業部長
杉内 永樹 氏