法人のお客さま総合 > ICT Business Online > ICT用語ガイド > GUIDE 048 ライフログ 最大の課題は「個人情報」に関わるセキュリティと心理

ICT用語ガイド

GUIDE 048 ライフログ 最大の課題は「個人情報」に関わるセキュリティと心理

2010年06月16日公開

パート1 ライフログが導く「未来」と、解決すべき「課題」

最大の課題は「個人情報」に関わるセキュリティと心理

以上のようにライフログを活用すれば、格段と便利な世の中が到来しそうですが、しかし、場合によっては「今どこで何をしているのかさえ監視されている」という心理を引き起こす危険性もあるのです。

「どこまでログを自動的に吸い上げていいのか」「任意でログを提供してもらう場合、どんな見返りが適切なのか」「入手したログのセキュリティをいかに高めるか」などなど、今後解決していくべき課題を残していることも理解しておく必要があるでしょう。

武藤先生が語る今月の注目ポイント/個人情報問題は「誰がどこまで守るのか」を明確化することから

セキュリティ、ニューラルコンピューティング研究の第一人者。 1983年より南フロリダ大学や南カロライナ大学助教授、ケースウエスタンリザーブ大学准教授を歴任。 日本で最初にインターネットを本格的に紹介したことでも有名。 ICT用語ガイドのアドバイザーを務めていただいております。

ライフログのメリットは、まず、ユーザー(コンシューマー)の場合は、今までになかったような役立つサービスが受けられるようになるということ。企業の場合は、より消費者の行動を緻密に分析し、消費行動への誘導確率を向上できること。いずれの側も、携帯電話などの有効活用によって「リアルタイムでメリットを得られる」ことが魅力となっています。しかし、利用者の任意でライフログのデータを得ることはさほど大きな問題はありませんが、Webアクセスなどを通じ、ユーザーのさまざまな情報が企業などによって収集できてしまう危険性もあります。そこで、米国ではNAIという業界団体が自らの規制を行う形になっていますが、ライフログの活用が盛んになれば、日本でも「誰がどうやってユーザーの個人情報を守るのか」を明らかにしていく必要性も高まっていくでしょう。

●関連コンテンツ

このページのトップへ