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ICT用語ガイド

GUIDE 044 IFRS(国際会計基準) 会計制度の変更を、むしろ「改革のチャンス」だと捉えるべき

2010年02月17日公開

パート2 識者に直撃! IFRS適用がもたらす、実用的な変化とは?

会計制度の変更を、むしろ「改革のチャンス」だと捉えるべき

用語解説

企業活動の領域と「業績」のモノサシ

企業活動の領域と「業績」のモノサシ

Q経理の現場にせよ、ICTの現場にせよ、「負担」についての話題が多いIFRS適用ですが、これを行うことのメリットとは何なのでしょう?

橋本 実はそこが一番大切だと私は考えています。要するに、世界各国の無数の企業が、近い将来1つの共通のモノサシで数値化される。これは企業経営にとって大きなプラス要因なのです。そして、各企業の視点で考えた場合にも、「IFRS適用」をきっかけとして、世界各地の拠点や部門、あるいはグループ企業の間で異なっていた「モノサシ」を1つにすることができるのです。
 企業のグローバル化は、どこの会社でも少しずつ進められてきた経緯があります。進出タイミングや、進出した国のルールや文化の違いなどにより、会計上の決めごとや、システム運用のスタイルにおいて、「同じグループ内なのに基準が違う」状況が発生しやすく、それによるデメリットを多くの企業が抱えているはずです。
 「1つにまとめよう」と唱えても、なかなか大きく変えられなかった企業の場合、今回のIFRS適用は1つのチャンスだと言えるのです。

Q「変化をチャンスに」するため、今現場でするべきこととは何でしょうか?

橋本 財務・会計部門も、情報システム部門も、互いに高い専門性のある部門だと思います。ICT担当にしてみれば「金融や財務関連の専門知識がないからよくわからない」という本音があるかもしれません。しかし、今こそ財務・会計部門と情報システム部門が密接に連携できるかどうかが問われています。会計制度の変更をきっかけにして、システムを大きく前進させようというのであれば、まずは現場同士のコミュニケーション、情報交換が重要になるでしょう。

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