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GUIDE 044 IFRS(国際会計基準) 当面は「ダブル・トラック」が主流に

2010年02月17日公開

パート2 識者に直撃! IFRS適用がもたらす、実用的な変化とは?

当面は「ダブル・トラック」が主流に

用語解説

IFRS適用が企業にもたらす波及効果

IFRS適用が企業にもたらす波及効果

収益認識基準の変更

収益認識基準の変更

Qでは、具体的な日本企業の課題について教えてください。2015年といわれている強制適用の時期までに、企業の担当者は何をすべきなのでしょう?

橋本 任意にせよ、強制にせよ、仮に「2015年からIFRSを適用」と、その会社が決定した場合、少なくとも2014年の実績、部分的には2013年末の実績についてもIFRSに則った数値を用意していなければいけません。となると、そんなに準備期間は残されていないことに気づくはずです。だからこそ、日本でも昨年あたりからIFRS対応が頻繁に話題に上るようになったわけです。
 現実的に考えれば、ある日突然IFRSに移行することなど不可能です。ある一定の早い時期からダブル・トラッキング、つまり、日本の従来の会計基準ベースのものと将来的なIFRS適用を見越したもの、という2つの帳簿を動かしていく企業が多くなるでしょう。
 また、IFRS適用は連結のみの任意適用からスタートするのが日本です。グループ連結はIFRSベース、個別各社は従来ベースという意味合いでも、ダブル・トラックが主流となるはずだと思います。

QICT担当者の目線で考えた場合、課題は何なのでしょう?

橋本 遅かれ早かれ、会計に関わるシステムに何らかの改革をしなければいけないことは周知の事実です。ただし、頭の痛い問題が2011年6月といわれているIFRSの大幅なルール変更です。現状では、「どのように変更になるのか」「実際にはいつ変更になるのか」など、まだ誰にもわからない部分が多すぎるのです。そこで、ICT担当者がとるべき戦術は2パターン。1つは、今のIFRSに基づいて、ある程度システム改変を準備していき、2011年にルール変更の内容がわかった時に改善を加えていくパターン。もう1つは、変更が明確になった時点から一気に準備を進めるパターン。ここでも、どちらを選択するのか「判断」が求められるでしょう。

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