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ICT用語ガイド

GUIDE 042 クラウドコンピューティングの今 クラウドがもたらすコミュニケーション革命

〜クラウドサービスの過渡期を迎えて〜
2009年12月16日公開

パート2 クラウドがもたらすコミュニケーション革命

クラウドコンピューティングの動向と可能性の大きさは、前ページまでで確認できたと思います。では、具体的に何がどう変わりつつあるのでしょうか。実はビジネスコンピューティングのフィールドで、既存のシステムを大きく変革する動きが始まっています。その代表的なクラウド型ソリューションがNTTコミュニケーションズがスタートしたBizメール。その内容と、今までとの違いについて、プラットフォームサービス部門の井上真也氏にお話を伺いました。

メールが「クラウド」になると、何が変わる?


NTTコミュニケーションズ株式会社 プラットフォームサービス部 井上 真也 氏

NTTコミュニケーションズ株式会社
プラットフォームサービス部
井上 真也 氏

Bizメール概要

Bizメール概要

サービス特長

サービス特長

QBizメールは「クラウド型メールサービス」と言われていますが、既存の企業メールとの違いを教えてください。

井上 これまで多くの企業のメールシステムは自社保有型でした。自社内にメールサーバを備え、セキュリティに万全を期したストレージへデータを蓄積していたわけです。これはある意味当然のことと言えます。現代のビジネスで、コミュニケーションの主役は電子メールです。「電話がコミュニケーションの主役で、メールはその補助的存在だった」のは、すでに過去の話。今では非常に重要かつ極秘を要するコミュニケーションでさえもメールでやりとりしているのですから、情報漏洩のないよう自社保有を選択し、SIerを通じて万全を期した社内システムを構築してきました。

しかし、「メールが主役」となればなるほど、システムにかかる負荷や、必要とするストレージの規模はどんどん膨らんでいます。これらを自社で維持しようとすれば、新たなハードウエアへの投資や運用コスト、そして担当者の手間も大きくなっていく。そこで、ここへきて注目され始めたのがクラウド型のメールサービスというわけです。

Qクラウド型のメールサービスというと、例えばGmailなどを思い浮かべます。それらとBizメールの違いは何なのでしょう?

井上 徐々に広がりつつある一般的なクラウド型メールサービスは、メール運用に必要なハードウエアやソフトウエア、あるいはストレージなどをクラウドサービス事業者が提供します。これによって利用企業のICT投資や運用コスト、労力の軽減を導くメリットがあるのです。Bizメールも基本的には同じです。

しかし、一般的なクラウド型メールサービス(パブリッククラウド)の場合、利用企業には見えにくい要素が非常に多いのが実情です。
メールサービスでは、「メールデータが、今世界のどこのサーバにあるのか」さえ分からない状態となりますし、メール不達等のログ解析対応も直接技術者や担当者と話ができないため、解決までの過程が見えにくく、時間がかかります。

先に申し上げたように、現代のビジネスシーンでメールが持つ重要性は非常に大きいだけに、利用企業としては不安です。Bizメールの場合は、全てNTTコミュニケーションズが国内で管理運用していますから、日本企業の皆さんにとっての安心感は大きく違うはずだと自負しています。

もちろん、「通信インフラ全体を回線を通じて提供しているNTTグループへの信頼度」だけがBizメールの優位性ではありません。利用企業それぞれに個別にファイアウォールを設けるなど、セキュリティに関わる対策を万全にしました。「見えるSaaS」実現のため、国内データセンターに用意したセキュアなクラウド基盤上でサービスを提供しつつ、細やかな対応を展開することで、様々な不安の解消を目指しているんです。

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