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法人のお客さま総合 > ICT Business Online > ICT用語ガイド > GUIDE 040 Wolfram|Alpha
パート2 Wolfram|Alphaを通して展望する「検索ビジネスの今後」
Wolfram|Alphaが浸透した場合、SEOやSEMといった企業マーケティングが不可能になる、という懸念もありますね?
佐々木 もちろんWolfram|Alphaは、自社が蓄積したデータベースを基に「ユーザーが求めているはずの知識」を表示するわけですから、検索結果に企業のサイトが並ぶことはありません。「検索一覧でどうやったら一番上に表示されるか」などを競っていたSEOやSEMは根本的に成立しない世界になります。
ただし、ここまでにもお話したように「Wolfram|Alpha的なアプローチが世界中を席巻する未来」というのは想像しづらいのですから、今すぐ何かを懸念する必要はないでしょう。
むしろ私のような立場が不安視しているのは、インターネット検索において、トップページに表示されるサイトがマスメディア化しつつある現状です。
キーワード検索して表示された最初のサイト。そこに書かれていることが「真実」であるかのように捉えられてしまう、ということでしょうか?
佐々木 それも1つの問題点です。違うサイトでは異なる内容が書かれていても、検索トップのサイトしか閲覧されなくなれば、情報や知識は歪んだり、単純化されてしまったりする危険性がある。こういった「情報爆発」であるがゆえの「情報のタコツボ化」が懸念されますね。
私たちは「爆発」と「タコツボ」のはざまに今いるのです。検索サービスやテクノロジーは、いかに知を構造化して、この現状を打破するのか。今後も注意深く見つめていく必要があるでしょう。