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ICT用語ガイド

GUIDE 040 Wolfram|Alpha

〜検索サービスの次なるステップ〜
2009年10月21日公開

パート1 「Wolfram|Alpha」とは何なのか?

ユーザー側のメリットとは?

自然言語を認識して、答えを返す

自然言語を認識して、答えを返す
英語で「日本で最も高い山は?」と入力すると、「富士山」のほか、2位の「北岳」以下20位まで表示される。数ワード程度の簡潔な英語なら理解できる。

1990年代から始まったインターネット・サーチエンジンのサービスは、私たちの生活や仕事を大きく変貌させました。Yahoo!AltaVistaLycosなどに代表されるサービス提供企業が乱立。サーチエンジン・ビジネスは、激しい競争を展開しながら市場を成長させていきました。

その後Googleが参入。それまで支配的だったディレクトリ型検索(情報を人の手で分類し、登録するスタイル)の牙城を覆し、先進性の高いロボット型検索(専用プログラムで自動的に情報を収集するスタイル)テクノロジーで、一気に業界トップを獲得したのです。

現在、世界の多くの国で利用されている検索エンジンの代表格は、このGoogleとYahoo!、そしてマイクロソフト社のBingですが、Wolfram|Alphaの登場によって「再び業界地図が塗りかえられる」可能性が騒がれているのです。

では、従来型とWolfram|Alphaの違いは、情報検索するユーザー側にどのような変化をもたらすのでしょう? 今、最も期待されているのは「検索に関わるスキルの差が縮まる」という可能性です。

ユーザーサイドの情報ニーズ、つまり「このキーワードを通じて、何を知りたがっているのか」を検索サービス側が分析・推測していく技術は、近年急速に進化しています。

しかし、それでもなお「違うキーワードを入力すれば簡単に見つけられたはずのサイト」が見つけられないという人も多数います。「検索結果に列挙されたサイトの中から、本当に欲しい情報を掲載しているサイトを見つけ出す」のにも、習熟度の高い人と低い人とでは時間的に大きな差が生まれています。

もしも、従来以上にニーズ認識するテクノロジーが発達し、さらに検索結果に「サイト一覧」ではなく、「欲しかった知識そのもの」を表示してくれるサービスが登場すれば、私たちの生活や仕事はより一層便利なものになる。Wolfram|Alphaは、そうした可能性を持っていることで期待されているのです。

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