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法人のお客さま総合 > ICT Business Online > データから見るICT > ストレージ利用の実態 1.ストレージ投資を行うきっかけ
2011年3月2日公開

今回は、ユーザー企業におけるストレージへの投資理由を見ていきます。また新たなストレージ機器を導入する際に注意すべきポイントも解説します。
ストレージといった時、まず思い浮かぶのはパソコンやサーバーに内蔵されているハードディスクでしょう。特にクライアントPCを使って作成したデータは、こうした内蔵ハードディスクに保存するケースが多いと思います。また、サーバーに内蔵されているハードディスクを共有し、複数のユーザーで利用するというケースもあるでしょう。
ただハードディスクの容量は決まっているため、それ以上のデータを保存することはできません。そこで利用されるのが、USB(Universal Serial Bus)でパソコンと直結する外付けHDD、あるいはLAN接続型のハードディスクやNAS(Network Attached Storage)(注1)といった製品です。これらのストレージ機器を用いることで容量を拡張することが可能になります。
ユーザー企業におけるストレージ投資の理由についての調査結果を見ても、内蔵ハードディスクの容量不足を補うためにストレージに投資しているという企業が多いことが分かります。ただ、それ以外にもさまざまな理由が存在しています。
年商300億円未満の企業で特に割合が大きいのが、「データのバックアップや複製を行い、障害や災害が発生した場合に備えるため」という理由です。現在データを保存するために使われているハードディスクは、故障によって保存したデータが読み出せなくなるリスクが存在します。そのリスクに備えるために、バックアップ用のストレージを導入しているというわけです。また、物理的に離れた場所にバックアップを保存しておけば、地震などの災害への備えにもなります。
また、「セキュリティ強化のために、データの保存・管理を改善するため」という理由が大きな割合を占めている点にも注目です。近年、ノートパソコンの盗難や紛失により、内蔵ハードディスクに保存していた情報が漏えいするという事件が多発しています。特に企業規模が大きくなれば、ブランドイメージの毀損にもつながりかねません。そこで内蔵ハードディスクではなく、ネットワーク上で共有されているストレージに保存することで、ノートパソコンの盗難や紛失による情報漏えいのリスクを軽減するというわけです。
用語解説
NAS(注1)
ネットワークに接続して利用する、ファイルサーバー専用機