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ICT環境の課題や注目のソリューションをリサーチ結果から分析 データから見るICT

2010年12月8日公開

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企業におけるモバイルデバイスの活用

移動中の交通機関や車、あるいは外出先など、ちょっとした空き時間を使って業務を進められるほか、必要な情報にいつでもアクセスできる環境を構築できることから、モバイルデバイスの活用に注目が集まっています。では、具体的にどれくらいの規模の企業がモバイルデバイスを活用しているのでしょうか。調査会社によるリサーチ結果から、その実情を探りました。

1.すでに多くの企業が活用しているモバイルデバイス

 外出先でのメールの送受信やWebサイトの確認だけでなく、業務アプリケーションの利用や社内LAN上のコンピュータへのリモートアクセスなど、ビジネスにおけるモバイルデバイスの活用範囲が大きく広がり始めています。

 その背景の1つにあるのが、モバイル環境における通信インフラの充実です。外出先でも高速にネットワークに接続できるサービスが広まったことにより、社外でも快適に業務を進められる環境が整いつつあります。

 こうした外出先でのICT環境の構築において、必須となるのがスマートフォンやノートパソコンといったモバイルデバイスです。特に注目を集めているのがスマートフォンで、携帯性を活かして徐々に活用の幅を広げています。一方のノートパソコンも画面の大きさやキーボードを使った文字入力のしやすさ、そして高い処理能力から、幅広い領域で利用されています。

 では、実際のユーザー企業におけるモバイルデバイスの活用状況はどうなっているのでしょうか。表1を見ると、年商100億円以上〜300億円未満の49.5%の企業が「すでに活用している」と回答しているのを筆頭に、いずれの規模においても30%以上の高い値を示しています。多くの企業において、すでにビジネスにおいて欠かせないツールとなっているのが分かります。

表1:モバイル端末の活用状況(年商別)

モバイル端末の活用状況(年商別)

出典:株式会社ノークリサーチ「中堅・中小企業のモバイル端末活用実態調査報告(2010年4月)」

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 さらに注目したいのがまだ活用していない企業において、「今後活用する予定である」と回答した企業の割合が大きいことです。たとえば300億円以上〜500億円未満では、23.5%の企業が今後活用する予定だと答えています。今後、モバイルデバイスがこれまで以上に浸透するのは間違いないなさそうです。

 年商の大きい企業ほど、活用している、あるいは活用予定だと答えた企業の割合が高い点も見逃せません。組織の規模が大きくなると、顔を合わせて意思疎通を図るといったことが難しくなります。そこでいつでも必要な時にコミュニケーションが図れるツールへのニーズがより強くなっているのではないでしょうか。