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ちょっとした工夫が個人情報の保護に役立つ
第2回 パスワードの流出は命取り。ツールを使ってきちんと管理しよう

2005年08月22日

パスワードは推測しにくいものを

 インターネットを利用していると、ショッピングサイトからネットバンキング、アプリケーションのシリアルナンバーまで、あらゆる場面でパスワードを入力する機会が増えてきます。入力する機会の多いパスワードを作成するときには、自分の誕生日や家族の名前、自宅の電話番号といった覚えやすい番号をついつい使ってしまいがちです。

 しかし覚えやすいパスワードは、管理しやすい反面、外部の人からも類推されやすくなります。実際にオークションパスワードを盗用されて、事件にまで発展した例もあります。また、企業などの責任のある立場にあると、自分が持っているパスワード以外に、社員や関係者向けにメールアドレスやFTPサーバーなどのパスワードを発行し、管理が必要となるケースも起こります。

 わかりにくいパスワードを作成するコツとしては、大文字や小文字、記号、数字を組み合わせるようにします。また、毎月特定の日付を決めて、定期的にパスワードを変更することも非常に効果があります。しかし、こうした手間をかけたパスワードは安全性が高まる反面、覚えにくくなってしまいます。

背尿ソフトを使って効率よく管理

 こうした時に役に立つのが、パスワードの管理を行うためのソフトウェアです。今回紹介する「おまかせ鍵助」は、ショッピングサイトなどで使われるユーザーIDやパスワードをはじめ、シリアルナンバー、プロダクトキーなどの情報を一括して管理するためのフリーソフトウェアです。

 フリーソフトウェアですが、機能が非常に豊富なのが特徴です。例えば、Web登録やソフトウェア、ログインといったカテゴリごとの分類ができるほか、サイト名や作者名といった目的別の分類を行うこともできます。

 また、このソフトの特徴として、データファイルが暗号化されているため、セキュリティが高い点も挙げられます。さらにパスワードを代行して入力してくれる機能も持っています。このため、おまかせ鍵助を常駐させておけば、個別のパスワードを覚えていなくても、素早くオンラインショッピングなどのサービスのパスワードを入力できます。

おまかせ鍵助を使ったパスワード管理

1
の部分のタブを切り替えることで、カテゴリや会社名といったジャンルごとの分類で表示させることができ、必要なパスワードを簡単に見つけ出せます
2
は登録したパスワードを表示・管理する画面です。タイトルを付けることで、パスワードを内容別に分かりやすく管理できます
3
は利用するパスワードなどの登録画面です。Titleの箇所にはサービスなどの情報を入力します。種類の部分はカテゴリ分類となります。プルダウンメニューでソフトウェア、ログイン、メール、Web登録、ハードウェア、その他のカテゴリ分類ができます
パスワードを登録するには、メニューの「編集」から「項目の追加」を選びます。すると2の部分にアイテムが追加されます
追加されたタイトルを編集するには、3の画面でタイトルやジャンルパスワードなどを個別に入力します。アプリケーションのプロダクトキーなどでは、ハイフンで数字が区切られている場合がありますが、こうした場合もハイフンごとに分けて数字を送り出すこともできます
付加情報のタブを選択すると、個別のシリアルナンバーについて、有効期限などを設定できます
ショッピングサイトのURLやメールアドレスなどを登録しておくことができます。おまかせ鍵助からブラウザやメールを立ち上げることも可能です
※画面はWindows XPのものです


▼今回紹介したおまかせ鍵助はこちら
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se224395.html
対応OS :Windows 98/NT/2000/XP
作者:nTak氏
 ここまで、セキュリティ対策の基本としてファイルにパスワードをかける、他者に類推されにくいパスワードを設定し管理するということの大切さについて解説しました。しかし、ウイルス感染などの外部からの攻撃についてまだ安全とは言えません。連載の冒頭に述べた通り、2重、3重のセキュリティ対策が必要なのです。次回は、代表的なウイルス対策ソフトである「ウイルスバスター」を使いこなすために、その特徴や設定方法について紹介しましょう。