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ちょっとした工夫が個人情報の保護に役立つ
第1回 ファイルにパスワードをかけよう

2005年08月08日

個人情報の保護が課題に

 2005年6月に、4000万枚以上クレジットカードの情報が流出するという大事件が起きました。また、2005年4月から個人情報保護法が施行されるなど、個人情報の保護が大きな話題になっています。個人情報とは、名前や住所、生年月日やクレジットカード、をはじめとする「あなたが誰か」を特定できる情報のことを言います。

 悪用されればダイレクトメールを始め、電話勧誘、架空請求などが行われる可能性があります。企業の場合には、会社の信用を失うことになり、損害賠償などが発生した場合には会社が経営危機に陥る可能性すら含んでいます。

 こうした個人情報の流出を防ぐために、セキュリティソフトをはじめとして、多くの対策製品が販売されていますが、一つの製品ですべてのセキュリティ対策を行うことができないのが現状です。家庭で泥棒の侵入を防ぐために、鍵を2重に付けるのと同じように、セキュリティ対策も2重、3重にかけることによって安全性が高まります。

 例えば大切なファイルにパスワードをかけておけば、もし情報が流出した場合でも、悪用される危険性を減らすことができます。今回はセキュリティの基本となるWindowsの機能を使ってファイルにパスワードをかける方法について紹介しましょう。

圧縮フォルダを使ったパスワード

まずパスワードをかけて圧縮したいファイルやフォルダを選んで右クリックします。そして「送る」から「圧縮フォルダ」を選びます。するとzipフォルダが作成されます
作成された圧縮フォルダをダブルクリックして開きます。メニューの「ファイル」から「パスワードの追加」を選びます
「パスワード」と「パスワードの確認入力」の項目に同じパスワードを入力します。そして「OK」ボタンをクリックすれば、パスワード付きのファイルの完成です
※画面はWindows XPのものです
 次によく使うMicrosoft Excelのファイルにパスワードをかける方法を紹介しましょう。

エクセルのファイルにパスワードをかける

パスワードをで守りたいエクセルファイルを開き、メニューから「ファイル」「名前を付けて保存」を選びます
するとこの画面が表示されます。メニューの右端に「ツール」という名前のボタンがあります。その「ツール」ボタンを押してプルダウンメニューの中から 「全般オプション」を選択します
「保存オプション」画面が表示されます。この画面には「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」の二つの項目があります。読み取りパスワードの項目にパスワードを設定すると、エクセルファイルを開 くときに、パスワードを入力しないと開くことができません。書き込みパスワードの項目も同様に、エクセルシートにデータを書き込んで保存する場合にパスワードの入力が必要になります。この書き込みパスワード機能は複数の人がエクセルシートを使用する場合、いろいろな人が閲覧できるが、特定人物以外はデータの書き換えを防ぎたい場合に利用できます
※画面はWindows XP、Microsoft Excel 2002のものです
 次回は、意外に大切なセキュリティの高いパスワードを作成する方法とパスワードを効率よく管理する方法について紹介しましょう。