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検索エンジン 使いこなしマニュアル
第6回 ひと味違うGoogleの利用法
2004年08月02日
 それでは最後に、Googleを使って、より効率的に調べ物を行う“裏ワザ”や“コツ”を解説しましょう。
 Googleは強大なデータ収集力がありますから、単純にキーワードを入力しているだけではなかなか思った通りの検索結果が得られないことがあります。そんなとき、ちょっとしたテクニックで検索精度をアップさせることができます。

キーワードを固めよう

 第4回でも解説しましたが、Googleはよく使う日本語を切り離して検索しようとします。検索ヒット数が多くなるのは確かなのですが、たとえば「最新IT用語」などと入力して検索すると、「最新」「IT」「用語」など、別々の単語に分解してから検索してしまうので、期待した結果が得にくいという弱点もあります。また、この場合だと「IT」などの一般的すぎる英単語は、検索から省かれてしまいます。
最新IT用語
 このような場合は、「"最新 +IT用語"」というふうに、「" "」(ダブルクォーテーション)によるフレーズ検索で単語を固めて、なおかつ一般語ということで省かれやすい「IT」を「+」(プラス記号)で完全一致文字(カタカナの“ゆれ”を除くときにも使用しましたね)を使って検索します。
"最新 +IT用語"
 完全一致も重要なテクニックですが、フレーズ検索でキーワードを固めるのもかなり有効ですので、ぜひ使ってみてください。
■ 「とは」を追加する
 ある言葉について、その意味を調べたいとき、キーワードに「とは」を付け加えてみましょう。
 たとえば「“次世代携帯電話”ってなんだろう?」と思ってGoogleで調べたとき、キーワードにそのまま「次世代携帯電話」と入力して検索しても、新製品情報や広告など猛烈な数の検索結果が表示され、「次世代携帯電話がどういう意味か」という結果にたどり着くには時間がかかってしまいます。
 そこで、「次世代携帯電話とは」と入力してみます。すると、そのものズバリ、「“次世代携帯電話とは”こういうモノですよ」と解説しているページが結果として表示されるのです。
次世代携帯電話とは
 ほかにも、読めない用語に「と読む」を加えてその読み方を調べることもできます。キーワードに何かひと言付け加え、検索精度を上げてみましょう。
■ 計算してみる
 パソコンを操作していると、ちょっとした計算が必要になることがあります。そんなときに限って電卓がなかなか見あたらなかったりします。そんな場合、Windowsのおまけアプリ「電卓」を起動する方もいるかもしれませんが、Internet ExplorerなどWebブラウザが起動しているなら、Googleから計算してしまったほうが手っ取り早いのです。
128+256*512
 計算するには、Googleのトップページからでも、Googleツールバーでもかまいませんが、検索ボックスに計算式を入れるだけです。ただし、数字はすべて半角で入力し、「×(かける)」は「*」、「÷(わる)」は「/」などの記号で置き換える必要があります。
 また、Googleの公式ページでもあまり解説されていないのですが、実は三角関数や虚数の計算、物理の定数を用いた計算など、かなりの高機能が隠されているようです。
 ひとつの例としては、「華氏→摂氏」の計算があげられます。海外の小説などを読んでいると「華氏80度」などという表現があって、ピンと来ないことが多いのですが、このとき「80F in C」と入力するだけで、摂氏何度かがわかるのです。
80F in C
 この「in」を使って、「5year in sec」(5年は何秒?)や「3feet in cm」(3フィートは何cm?)など、ほかにもいろいろな計算ができるようです。みなさんも実際に試してみてください。
■ まるごと 入力する
 携帯電話の着信履歴や、固定電話のナンバーディスプレイに残された見知らぬ電話番号。気になるのですが「かけ直したら悪質業者だったりして、後々面倒なことになるのはイヤだなあ。でも、重要な電話だったら……」などと悩むことがあるでしょう。こんなときもGoogleで検索します。
 気になる番号をそのまま入力して検索してみましょう。最近、ワン切りの問題が多発しているからか、迷惑電話の番号をまとめ、Webで公開してくれている人がいるのです。検索した電話番号が悪徳業者のものだったら、そのページがヒットする確率が高いというわけです。
電話番号を入力
 もちろん、ヒットしないからといっても、その電話番号が100%安全とは限りませんが、信頼できる情報のひとつにはなるはずです。
 さて、ここまで6回にわたり、Googleを中心にして検索サイトの使い方、活用方法を解説してきました。全部を覚えられなくても、第3回、第4回で解説したGoogleのテクニックを使うだけで、かなり検索の精度が上がるはずです。
 皆さんもぜひ、実際に自分で何度も検索してみてください。それこそが、検索上達の近道です。
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二瓶 朗 (にへい あきら)
・デジタル系ライター/エディター
大学卒業後、株式会社アスキーに入社。月刊アスキー誌の編集担当などを経てフリーランスに。インターネット、パソコン、携帯電話などを中心にデジタル系の記事に携わる。雑誌、書籍、ネットなど媒体を問わず活動中。