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ITツール活用のひみつ 第2回「MP3で録音できるICレコーダーを使って会議録音の議事録を素早く起こす」

2005年03月14日
登場人物 宇土井社長 運転手の秋葉さん

ICレコーダーで完璧な議事録作成!

【社長】

【秋葉】


【社長】
はぁ〜。ダメだ、こりゃ。

どうなさったんですか、社長。ため息なんかつかれて。

いや、営業部の連中に先週の会議の議事録を書かせたんだが、これが全っ然、ダメで。大事な発言がいくつも抜けちゃってるんだよ。ちゃんとテープ回してたから、聞き漏らしてるはずないんだがなぁ。
【秋葉】
カセットテープだからダメなんですよ。ICレコーダーで録音すれば、聞き直しも楽ですよ。
 ICレコーダーとは、カセットテープやMDの代わりに「ICチップ」という半導体メモリーに外部音声をデジタル録音するレコーダーのことです。テープレコーダーのように録音媒体を必要としないため、小型・軽量で、持ち運びに便利です。

 基本的にICレコーダーで録音した音声データは電池が切れてしまうと消えてしまいます。そのため、たいていの機種には外部にデータをバックアップしておく機能が搭載されています。バックアップにはいくつかの方法がありますが、今もっとも一般的なのが、USB経由でパソコンにデータ転送する方法です。

 以前のICレコーダーではメーカーがそれぞれ独自の録音方式を採用していたため、データのバックアップや再生には専用ソフトが必要でした。ところが、最近の製品は、Windowsパソコンが標準対応しているWMAやMP3というデータ形式で録音するため、専用ソフトなしでデータの吸い出すことができます。

 音声の再生も簡単です。前述のとおり、Windowsが標準対応しているWMA、MP3で録音されるため、たいていの音楽再生ソフトで聞くことができます。
 ただし、会議中の発言を一言一句漏らさず書き写す議事録を作成するなら、ソフト選びには注意が必要です。人は意外と早口でしゃべるため、録音した音声を聞き直しても、果たして何を言っているのかわからないことがあります。今回のお話にあった議事録に漏れがあったのもそのためでしょう。
 そこで注目したいのが「スロー再生」機能です。「foobar2000」(http://www.foobar2000.org/)など、音楽再生ソフトの中には再生時の音程はそのままにテンポだけを遅くすることができます。このスロー再生があれば、早口の発言もきちんと聞き取れるのです。

 ちなみにfoobar2000は海外版ソフトのため、画面はすべて英語となりますが、無料で使える上に、日本語化パッチ(http://tnetsixenon.xrea.jp/)も提供されています。英語が苦手でも問題なく操作できるはずです。
なるほど、それは便利だな。ただ、テープレコーダーに比べて高いんじゃないのか?
録音可能時間にもよりますけど、大手電気店やパソコンショップで1〜2万円くらいで売られてますよ。1〜2時間程度の会議を録音するだけなら、1万円台の製品で全然問題ないはずです。国産メーカーのテープレコーダーが5000円くらいすることを考えたら、そんなに高くはないですよね。
そうか。秋葉くん、予定変更だ。さっそく秋葉原に向かってくれ。何台か買って、社員に配ってしまおう。
ネオローグ
パソコン誌、ビジネス誌、週刊誌などを中心にIT系の記事を多く制作する編集プロダクション。ムックの制作なども多く手がける。
主な著書に「ヤフる」(毎日コミュニケーションズ刊)など。
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