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書類作りの超速ワザ[エクセル編]
第4回 Excelで作ろう!請求書編(その2)

2006年01月16日再掲載
 多くの方が、Excelの基本的な使い方をマスターしていると思います。しかしExcelには、ちょっとコツをつかめば、より便利に使えるテクニックがいくつもあります。ここでは、その「ちょっとしたテクニック」を、実際の雛型を作る感覚でご紹介していきましょう。

 Excelの便利ワザを追求しているこの連載。今回も引き続き、数値関係の便利ワザの第2弾として、SOHOで必要となる請求書を作りながら、ちょっと感心するいろいろなワザを学んでいきましょう。
数値を自動的に桁区切りするテクニック
 数値を入力したとき、数字がただ並んだままになっていると、読み取りにくいものです。そこで、3桁ごとにカンマ(,)で区切って表示されるようにしましょう。
数値を入力し、カンマ区切りにするセルを選択します。ツールバーの「桁区切りスタイル」ボタンをクリックすると、入力した数値がカンマで区切られて、数値を読み取りやすくなりました。
 請求書や見積書の場合、セルに入力した数値が金額であることも多いはずです。そのとき、カンマがついているのはもちろんですが、「¥」記号がついていると「金額だ」とわかりやすいですね。Excelの場合、「¥」記号を入力してから数値を入力すると、そのセルに入力した数値は自動的に金額として処理されます。しかも、自動的にカンマが付加されます。
「¥」に続いて数値を入力すると、確定後に自動的にカンマ付きの金額として表示されます。
 しかし、数多くの数値を入力する場合、いちいち「¥」記号を入力するのは手間なものです。その場合、セルに数値をすべて入力してから金額として設定すると、処理が簡単です。
金額として扱う数値をまとめて入力したら、そのセルを選択します。ツールバーの「通貨スタイル」ボタンをクリックすると、数値がすべて「¥」つきになり、カンマで区切られました。
 なお、入力する予定のセルにもこの設定を行っておけば、普通に数字を入力するだけでカンマ付きの数値や値段として反映することができます。
 また、これらの設定は、セルを右クリックして表示されるメニューから「セルの書式設定」を選択し、「表示形式」タブで設定することもできますが、ここであげたような単純な設定なら、ツールボタンをワンクリックする方が簡単でしょう。
もうワンポイントテクニック
 数値を桁区切りにしたり、値段として通貨スタイルを設定したりする作業は、Excelを使っているとよくある操作です。これらの操作にもキーボードショートカットがあります。
 桁区切りスタイルの設定は、セルを選択したら「Ctrl」+「Shift」+「!」キーを同時に押します。通貨スタイルの設定は、セルを選択したら「Ctrl」+「Shift」+「$」キーを同時に押します。
特定のセルを参照する
 離れたセルに計算の結果を表示したいことがあります。数値をコピー&ペーストすればいいのでは、と思われるかもしれませんが、そうすると結果部分のセルの値が変わったときに、いちいちコピーし直さなくてはなりません。
数値をコピー&ペーストしただけだと、参照元の数値が変わっても正しく反映されません。
 そこで、セルの値が変化しても、正しく反映されるようにしてみましょう。
 この例では、請求書(見積書)の表題部分に、具体的な合計金額を参照して表示させていきます。
反映させるセルを選択し、「=」を入力後、参照元のセルをクリックします。反映させるセルには「=」のあとに参照元のセル番号が入力されます。「Enter」キーを押し確定すると、参照したセルの数値が反映されました。これで表内の数値が変更され、参照元のセルの数値が変わった場合も、正しく反映されます。
 コピー&ペーストが基本のExcelですが、「セルの参照」という概念を理解すると、より使い勝手がアップします。
もうワンポイントテクニック
 セルの参照も便利ですが、コピー&ペーストにもより深い使い方があります。セルを選択してコピーしたら、ペーストするときに、ペースト先のセルを右クリックし、表示されたメニューから「形式を選択して貼り付け」を選択します。
 そして表示されたダイアログで、さまざまなオプションを選択してペーストします。これによって、数式だけをコピー&ペーストしたり、逆に計算結果だけをコピー&ペーストできたりと、さまざまな応用が可能になります。
数値をコピー&ペーストしただけだと、参照元の数値が変わっても正しく反映されません。
 次回は、複数のシートを利用して、若干複雑なExcelの便利ワザについて解説していく予定です。お楽しみに!
二瓶 朗 (にへい あきら)
・デジタル系ライター/エディター
大学卒業後、株式会社アスキーに入社。月刊アスキー誌の編集担当などを経てフリーランスに。インターネット、パソコン、携帯電話などを中心にデジタル系の記事に携わる。雑誌、書籍、ネットなど媒体を問わず活動中。